※本記事は、私のSFC修行やカード利用の実体験・試算にもとづく「一例」の紹介です。
特定のクレジットカードの取得や投資を勧めるものではなく、実際の審査条件や年会費・特典内容は、必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。
こんにちは。2025年にSFC修行を思い立ち、無事ANAプラチナ(スーパーフライヤーズ)ステータスを達成した「でるたび」です。最近はセミリタ夫婦の葛藤や本音もNoteを通じて発信しています。(真面目に葛藤中・・)
この記事のテーマは、ANAの上位クレジットカードである「ANA VISAプラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカード」(通称:スーフラ・プレミアム/SFCプラチナカード/SFCプレミアムカード)です。
ここ、少し混乱しやすいところですよね。整理すると、SFC(スーパーフライヤーズカード)はSFC修行を「達成した人」だけが申し込める上級会員カードで、その中でも最上位の券種が、今回お話しするVISAプラチナのスーフラ・プレミアムカードです。私はSFC修行の事前準備として、一般のANA VISAワイドゴールドからANA VISAプラチナ プレミアムカードへ切り替え、修行完了後にこれをSFC(プラチナ/プレミアム)へ移行しました。その一連の一次体験をベースに、年会費・マイル還元率・プライオリティパス・2026年のSFC制度改定まで踏まえて、投資対効果を本音で書いていきます。
用語の整理(ここだけ押さえればOK)
- SFC修行:1年でプレミアムポイント(PP)を貯め、ANA上級会員資格を取りに行く活動
- SFC=スーパーフライヤーズカード:修行達成後に申し込める、上級会員資格が半永久的に維持できるカード
- SFCプラチナカード(プレミアム):SFCの中で最上位のVISAプラチナ券種。本記事の主役
「修行前にまず一般のANA VISAプラチナの全体像を知りたい」という方は、ANA VISAプラチナ完全ガイド|損益分岐点・メリットをSFC修行者が解説のほうが入口に向いています。本記事は、その先にあるSFC達成者向けのプレミアム券種に絞って深掘りします。
なお、SFC修行をこれから始める方は、こちらの書籍も土台づくりに役立ちますよ。
>>>マイレージ ステイタスBOOK(イカロス出版):Amazonページ
どうしてSFCプラチナカードのステータスを得たいのか?その理由
そもそも、なぜわざわざ年会費の高いSFCプラチナカード(スーパーフライヤーズ プレミアムカード)を目指すのか?に立ち戻ってみます。
私の場合、数年後にセミリタイア(早期退職の実現)を目指しています。SFCステータス以外にも、日々の家計簿をつけて支出を管理しています。
自分の得意なこと・好きなことをしながら、数週間〜数ヶ月の海外お試し滞在、または長期滞在(1年以上など)をしていく予定です。その事前準備として、ここ数年は滞在候補の国や地域に旅行をするつもりでいます。
長めの滞在では、拠点にするホテル選びが滞在満足度を大きく左右します。エリアや長期割の条件を横断で比較したいときは、こういった予約サイトが便利ですよ。
↓ラオス旅行もお試し滞在先の一つにしています。
その際、できるだけ楽しく快適に(ラウンジ利用)、時間も有効に(優先チェックイン・搭乗)使いたい。SFCプラチナカードのスタアラゴールド特典は、まさにここに効いてきます。
何より大きい理由が、会社員を引退して無職や個人事業主になった後では、年会費の高いプラチナカードの新規審査は通りにくくなりそうという点。だからこそ安定収入がある会社員のうちに、上位カードを押さえておきたいと考えたんですね。SFCプラチナカード(スーパーフライヤーズ プレミアムカード)は満30歳以上・安定継続収入が申込条件とされており、現役のうちが取得のチャンスかなと思います。

変更前はワイドゴールドカードを使っていた
私は長年、一般のANA VISAワイドゴールドカードを使ってきました。日々の生活費、国内・海外旅行の航空券やホテル、大きな支払いまで、基本はこのゴールドで決済してきました。
↓年末年始に購入したエティハド航空の航空券(結局キャンセル)もANAゴールドで支払い。
そして2025年のSFC修行に備え、よりマイル取得効率の高いANA VISAプラチナ プレミアムカードへ切り替えました。ここからが、本記事の本題であるSFCプラチナカード(プレミアム)の世界です。一般のANA VISAプラチナとの違いも含めた全体像はANA VISAプラチナ完全ガイドで整理していますが、本記事ではプレミアム券種ならではの価値を掘り下げます。

SFCプラチナカードに変える前に押さえたい費用感(年会費)
まずは一番気になるコスト、年会費から。ここは2025年に改定があったので、現在(2026年時点)の最新金額で整理しますね。
【2025年の年会費改定に注意】
ANA VISAプラチナ プレミアムカードの本会員年会費は、2025年12月10日以降のお支払い分から、88,000円 → 96,800円(いずれも税込)へ改定されました。家族会員の年会費4,400円(税込)は据え置きです。さらに2025年12月1日からはVポイントへの交換レートも改定(5ポイント=5Vポイント → 5ポイント=8Vポイント)されています。最新の金額・条件は必ず公式でご確認ください(出典:三井住友カード公式『年会費およびポイント交換レート改定のご案内』)。
参考までに、一般のANA VISAワイドゴールドの年会費は税込15,400円(家族会員4,400円)です。表にすると以下のとおり。
| ANA VISA ワイドゴールド | ANA VISAプラチナ プレミアム(SFCプラチナ) | |
| 本カード | 15,400円 | 96,800円(改定前88,000円) |
| 家族カード | 4,400円 | 4,400円(改定なし) |
| 合計(夫婦2人) | 19,800円 | 101,200円(改定前92,400円) |
夫婦2人分で見ると、改定後で年間81,400円アップ(改定前は72,600円アップ)。正直、それなりに重い出費です。それでもなお、私はSFCプラチナカードに見合うメリットがあると考えました。次から具体的に試算していきます。
※本記事の試算は改定前の92,400円ベースの数字も併記していますが、これから検討する方は改定後101,200円を前提に判断してくださいね。
2025年にSFC修行を完了させ、プレミアムへ移行する計画
再掲になりますが、SFC資格を得るにはANAの航空券を購入してたくさんフライトに乗り、プレミアムポイント(PP)を貯める必要があります。一般的にSFC取得の目安は年間50,000PP(私が狙ったライフタイムソリューション方式なら30,000PPでも到達可能)。実際にどう積み上げたかの記録は、達成後にまとめています。
私自身が修行をどう走り切ったかは、’25SFC修行:プラチナステータス達成!ANA便だけで稼いだ記録に実数で残しています。これから修行する方の現実的なイメージづくりに使ってください。
航空券取得のコストをマイルを活用して削減したい
修行はとにかくお金がかかるので、コストを下げたい。そこで、日々の生活でマイルを貯め、そのマイルをANAコイン(ANA SKY コイン)に変換して航空券代に充てるという方式を軸にしました。
ポイントは、マイルで無償の特典航空券に乗ってもPPは貯まらないこと。だからマイルはANAコイン経由で「有償航空券の購入費」に充てるのが修行向きなんですね。フライトでマイルを貯め、それをコインに変えて次のANA有償券を買う。この循環で手出しを抑えます。SFCプラチナカードは、この循環の「貯まる側」を太くしてくれるカードです。
このマイル→ANAコイン→有償券という循環を効率よく回すノウハウは、ANA特化のこの一冊でも体系的に学べますよ。
年会費アップ分を上回るメリットがあるか
一般のゴールドからプレミアムへの切替で、家族会員含め年101,200円(改定前92,400円)の年会費。高い?安い?意見は分かれると思います。一方で、支払った年会費に見合う、あるいはそれ以上のメリットもあると私は感じています。以下、項目ごとに見ていきます。
入会・継続マイルをANAコインに変換して航空券に充てられる
まず入会時に10,000マイルが積算されます(一般ゴールドは2,000マイル)。以後、毎年の更新ごとにも10,000マイルが付与されます。

予定どおり10,000マイルの積算を確認できました。このマイルはANAコインに変換できます。10,000マイルを変換する場合、変換率は最低でも1.2倍で12,000コイン。保有マイル数が多いほど変換率が上がり、最大1.6倍なら16,000コインにもなります。
つまりANA航空券購入の際に12,000〜16,000円相当として使えるわけです。マイルからANAコインへの交換条件は変動するため、最新の変換率はANA公式でご確認ください(出典:ANA公式サイト『マイルからANA SKY コイン(スカイコイン)に交換する方法』)。

なお、ブロンズステータス以上になると変換率は1.7倍に。下図は6万マイルを変換した例で、6万マイル×1.7倍=102,000コイン=約10万2千円相当。これがそのまま次の航空券購入に再還元できます。

プライオリティパスの利用が可能
SFCプラチナカード(スーパーフライヤーズ プレミアムカード)の目玉特典のひとつが、プライオリティ・パスを無料で発行できること。これは一般のSFCゴールドにはない、プレミアムならではの特典です。
プライオリティパスがあれば、ANAの国内空港ラウンジだけでなく、世界140ヵ国500都市1,300ヵ所以上の空港ラウンジ・VIP施設が利用できます(出典:ANAマイレージクラブ/三井住友カード公式)。SFC修行ではとにかく多くの空港を使うので、搭乗待ちの時間をラウンジで快適に過ごせる価値は本当に大きいです。
実際、私はプライオリティパスを使って年末年始にサウジアラビア旅行を敢行し、乗り継ぎ地の空港で非常に有益な経験ができました。立ち寄れたのは次の空港。
- ソウル金浦空港(GMP)
- 香港国際空港(HKG)
- リヤド・キングハーリド国際空港(RUH)
- メディナ・プリンス モハンマド ビン アブドゥルアズィーズ国際空港(MED)
「プライオリティパスだけ欲しい」なら、年会費の安いカードで代替する手もあります。年間5回まで無料利用できるカードなら、SFCプレミアムほどの年会費をかけずにラウンジ体験は可能です。SFCプラチナカードの真価は、あくまでスタアラゴールド+マイル積算+プライオリティパスの合わせ技にある、と考えると判断しやすいですよ。
>>>プライオリティパスもついてくる楽天プレミアムカード
海外旅行時の自動付帯保険が使える
これも私には大きなメリット。通常、海外旅行のたびに損保ジャパンなどの保険へ加入し、日数にもよりますが夫婦2人で毎回およそ3,000〜5,000円を払っています。
SFCプラチナカードなら手厚い海外旅行保険が付帯するので、年に2〜3回海外旅行に行くと、私の場合は9,000〜15,000円相当の保険料を払わずに済む計算です。もちろん保険にまったく入らない人にはメリットは薄いですが、私は過去に保険で助かった経験(真冬の欧州でロストバゲージ、服を買って3日過ごした)もあり、入っておく派。付帯条件や補償額は券種・改定で変わるため、最新内容は公式で確認してくださいね。
フライトもショッピングもマイルが貯まりやすい
SFCプラチナカード(プレミアム)は、マイルの貯まりやすさが一般ゴールドと大きく違います。まずフライトのボーナスマイル。マイレージは①区間基本マイレージ ×②クラス・運賃倍率 ×③ボーナス比率で決まりますが、③のボーナス比率が、ゴールドの25%に対しプラチナは50%。マイル計算の基礎は過去記事も参考になります。
例として、国際線の羽田〜シドニー(クラスU/H/Q=積算率70%)で試算。ゴールドカードなら4,255マイル。

同じ条件をプラチナカードにすると5,106マイル。片道で851マイルの差が出ます。これは結構大きい印象です。

SFC取得の目安が50,000PP(ライフタイムソリューションなら30,000PP)として、羽田〜シドニーのこのクラスなら1搭乗で約5,106PP、約10回で50,000PPに到達。10回搭乗ぶんのマイル差で言えば、851マイル×10回=8,510マイルの差になります。※搭乗区間・クラスで積算率は変わるので、ご自身でも試算をおすすめします。
次にショッピング。クレジット決済のマイル付与は、VISAの場合おおむね次のとおりです。
- ゴールドカード:200円ごとに2マイル相当
- プラチナカード:200円ごとに3マイル相当(実質マイル還元率1.5%)
プレミアムは比で1.5倍。さらにANA航空券の購入では100円につき3.5マイル(還元率3.5%)と、フライト回りの決済に特に強いのが特徴です(出典:三井住友カード公式『ANA VISAプラチナ プレミアムカード』)。なお、ポイントのうちANAマイレージへ移行可能な分が対象で、Vポイント→ANAマイルは1ポイント=3マイル。2025年12月のレート改定後の最新条件は公式でご確認ください。
私の家計を例にすると、夫婦2人の年間生活費は約500万円。このうち6割(約300万円)をVISAで決済すると仮定すると——
- ゴールド:300万円 ÷ 200円 × 2マイル=30,000マイル
- プラチナ:300万円 ÷ 200円 × 3マイル=45,000マイル
その差は年間15,000マイル。普段の決済をVISA主体にすれば、マイル獲得 → ANAコイン → SFC修行のフライト支払いという循環がしっかり回ります。決済を取りこぼさないために、こんなデバイスも便利ですよ。
まとめ:SFCプラチナカードに変えた投資対効果
無理やり感もありますが、ここまでの内容を投資対効果として表にまとめます。結論から言うと、年会費に対して「見える金額」だけだと、わずかにマイナスです。
ただ、プライオリティパス入会によるタダ飯やラウンジ利用、優先チェックイン・搭乗による時間短縮、コンシェルジュサービスといった「ソフト面」を含めると、体感はしっかりプラスだと思っています。SFC修行という「どうせ飛ぶ」前提があるなら、なおさら回収しやすいカードかなと。

| ゴールドカード | プラチナ(SFCプレミアム) | 差(メリットはプラス) | |
| 年会費(夫婦2人分) | 19,800円 | 92,400円 | -72,600円 |
| 入会時付与マイル | 2,400円 (2,000マイル) | 12,000円 (10,000マイル) | +9,600円 |
| 海外旅行保険 (3回旅行想定) | 別途支払 -9,000円 | 付帯のため 0円 | +9,000円 |
| SFC修行時マイル | 51,060円 (42,550マイル) | 61,272円 (51,060マイル) | +10,212円 (8,510マイル) |
| 支払いマイル | 36,000円 (30,000マイル) | 54,000円 (45,000マイル) | +18,000円 (15,000マイル) |
| ラウンジなど | なし | あり | (プライスレス!) |
| 合計 | -25,788円 (でもきっとプライスレス!) |
【2026年のSFC制度改定にも注意】
2026年にSFC(スーパーフライヤーズカード)の制度改定が発表されています。取得後に年間300万円以上のANAカード・ANA Pay決済があれば「SFC PLUS」として従来どおりラウンジ・スターアライアンスゴールドが維持され、未達だと「SFC LITE」となりANAラウンジ利用やスタアラゴールドが対象外になる方向です。最初の判定期間は2026年12月16日〜2027年12月15日、新区分のサービス開始は2028年4月1日からとされています(出典:ANAマイレージクラブ公式『ANAスーパーフライヤーズカードの制度変更』)。SFCプラチナカードの価値を考えるうえで前提が変わる重要ポイントなので、最新情報を必ず確認してください。改定の実態はSFC改悪と言われる2026年改定|300万ルールの実態と対策でも詳しく整理しています。
そもそも「SFC修行は自分に向いているのか?」という前段から考えたい方は、マイル修行のメリットと「恥ずかしい・迷惑」の本音をSFC達成夫婦が解説もあわせてどうぞ。SFCプラチナカードは、修行をやり切る覚悟が固まってからの「ご褒美の上位カード」として検討するのが、いちばん後悔が少ないと思いますよ。
今後も、SFCプラチナカードを使って感じたメリットは、初心者なりに体験ベースでシェアしていきますね。
再掲ですが、マイレージステイタス獲得には、こちらの書籍での予習もおすすめです。
他にも、SFC修行に役立つ情報をまとめています。
- SFC修行は家族の理解を得ることも大切。しっかり巻き込んで、堂々と楽しく走りましょう。
- 修行の相棒・スーツケース選びを改めて考え直してみました。
- プラチナカードで年末年始の航空券を手配!プライオリティパスもサウジ旅行で活躍しました。
追記:プライオリティパスは最高だった
プライオリティパスを入手して、旅先の空港でラウンジ体験ができました。サウジアラビアのラウンジはユニークな体験で、本当に印象的でした。SFCプラチナカードの特典の中でも、満足度はかなり上位です。
いっそ、プライオリティパスのラウンジ巡りそのものを目的に旅するのも、アリかもしれません。
なお、年間5回までの利用制限はありますが、こちらのカードでも十分な体験は得られると思います。
>>>プライオリティパスもついてくる楽天プレミアムカード
追記:SFCプラチナカードが使えない!?というトラブル
もはやメインカードでありライフラインの一つとなった私のSFCプラチナカード。ところが、なんと突然使えなくなるという事態も発生しました。
こちらの記事で顛末をまとめています。上位カードでもこういうことは起こり得るので、念のためサブのカードを併用しておくなど、備えのある運用をおすすめします。


