こんにちは。でるたびです。
40代でキャリアチェンジを目指しながら、海外移住(お試し)を視野に入れて世界各地を旅行中。
2025年、妻と一緒にANAのSFC修行(スーパーフライヤーズカード取得のためのプレミアムポイント積算)を、ANA便だけで実際に達成しました。
この記事にたどり着いたあなたは、「マイル修行とは何か」「いったい費用はどのくらいかかるのか」「正直なところメリットはあるのか」、あるいは「マイル修行って恥ずかしい・迷惑なんじゃないの?」と気になっているのではないでしょうか。
この記事では、まずマイル修行の定義・費用・メリットを実体験ベースで解説したうえで、2026年に話題になった「恥ずかしい」「迷惑」という批判について、SFC修行を達成した夫婦の本音で正面から答えていきます。
また、noteではその裏側を包み隠さず公開しています。実際に自分が搭乗したSFC修行のルートや、かかった費用、工夫点なども述べていますので、気になる方はこちらの記事もご覧ください。

この記事でわかること
- マイル修行とは何か(定義・仕組み)
- マイル修行の費用の目安(2026年時点・条件で変動)
- マイル修行のメリット(SFC達成夫婦が実感した恩恵)
- 「恥ずかしい」「迷惑」「無駄・ばかばかしい」と言われる理由と、その本音
修行を検討中の方も、修行への批判が気になっている方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
↓こちらも参考になると思います。
JGC/SFC修行 初心者おすすめ書籍:マイレージ ステイタスBOOK
マイル修行とは?定義と仕組みをわかりやすく解説
そもそも「マイル修行」とは何でしょうか。この後も注目していく、「批判」の話に入る前に、まずは定義をはっきりしておきましょう。
マイル修行とは、航空会社の上級会員(ステータス)を獲得するために、短期間で集中的に飛行機に搭乗してポイントを積み上げる行為のことです。「修行」という言葉は、ひたすら飛行機に乗り続ける様子が苦行のように見えることから、愛好者の間で定着した俗称ですね。
ANAの場合、上級会員資格の判定基準になるのがプレミアムポイント(PP)という指標です。1年(1〜12月)の間に貯めたPPに応じてステータスが決まり、プラチナステータス(年間5万PP)に到達すると、スーパーフライヤーズカード(SFC)の申し込み資格が得られます。このSFCを取得するために行う修行が、いわゆる「SFC修行」です。(*他にもライフソリューション方式での達成もありますが、ここでは割愛)
用語の整理
- マイル修行:上級会員になるために集中的に搭乗すること(総称)
- SFC修行:ANAのスーパーフライヤーズカード取得を目指す修行(年間5万PPでプラチナ到達が条件)
- JGC修行:JAL版。JGC(JALグローバルクラブ)取得を目指す修行
- プレミアムポイント(PP):搭乗実績を示すANAの指標。マイルとは別物
ポイントは、「マイル」と「プレミアムポイント」は別物だということ。普段貯まる「マイル」は特典航空券などに使えるポイントですが、ステータス判定に使われるのはPPの方です。だから厳密には「PP修行」と呼ぶ方が正確なのですが、世間的には「マイル修行」という呼び名が広く浸透しています。この記事でもなじみのある「マイル修行」で通しますね。
制度の詳しい中身や、誰が・何のために修行するのかは、PP積算の仕組みを知ると一気に理解が進みます。ANA公式の制度説明はANA公式「スーパーフライヤーズ会員の特典」にまとまっています(出典:ANA公式サイト)。
マイル修行の費用はいくら?総額の目安を試算
次に、いちばん気になる「マイル修行の費用」です。結論から言うと、SFC修行(プラチナ=5万PP到達)にかかる費用の目安は、2026年時点でおおむね約50〜60万円とも言われています。
ただし、利用するクラス・路線・運賃・搭乗時期によって大きく変動する点を必ず押さえてください。あくまで「目安」として読んでくださいね。
マイル修行の費用目安(2026年時点/5万PP達成)
- エコノミークラス中心:おおむね30〜50万円
- プレミアムクラス・上位運賃中心:おおむね40〜60万円
- 最安ルートの目安はPP単価(1PPあたりの費用)8〜10円前後
- 定番は羽田・伊丹・中部 ⇔ 那覇・石垣などの沖縄路線の往復
※運賃改定・時期・予約タイミングで変動します。最新の運賃で必ず試算してください。
たとえば羽田〜那覇を十数往復する定番ルートなら、PP単価8〜9円前後・総額40万円台での達成例もあります。逆にプレミアムクラスや国際線を絡めると、快適さは増しますが費用も上がっていきます。
そして費用を考えるうえで、2026年以降は制度変更も視野に入れる必要があります。ANAはSFCの特典利用条件について、2028年4月以降は前年のカード年間決済額(300万円以上など)を基準に加える方針を打ち出しています。
今から修行する場合は「取得後にどう維持するか」もあわせて考えておきたいところ。この改定の中身と、それでも修行する価値があるかについては、SFC取得制度改定:300万ルールは改悪?当然?その中でどう戦うかで詳しく整理しています。
マイル修行の費用対効果やルートの考え方を体系的に学びたい方には、この1冊が手元にあると判断がブレません。
マイル修行のメリットは?SFC達成夫婦が実感した恩恵
50〜60万円もかけて、いったい何が手に入るのか。ここが「マイル修行のメリット」の核心です。私たち夫婦が実際にSFCを取得して感じた恩恵を、正直にまとめます。
noteではその裏側を包み隠さず公開しています。実際に自分が搭乗したSFC修行のルートや、かかった費用、工夫点なども述べていますので、気になる方はこちらの記事もご覧ください。

SFCステータスの主なメリット
- 空港ラウンジが使える:搭乗前を静かに過ごせる。軽食・ドリンクも。年20回利用なら数万円相当の価値
- 手荷物が優先で出てくる:到着後の待ち時間が激減。これが地味に効きます
- 優先搭乗・優先チェックイン:行列のストレスから解放される
- スターアライアンスゴールド資格:世界中の提携ラウンジ(約1,000カ所以上)が使え、海外旅行で本領発揮
- 年会費だけで永続維持:一般SFCカードなら本会員年会費11,275円(2026年時点)を払い続けるだけで、ステータスが永続的に維持できる
最大のポイントは、修行費用は「一度払えば終わり」の初期投資で、その後は年会費だけでプレミアムメンバー特典を永続維持できるという仕組みです。仮に10年維持するなら、修行費用50〜60万円を10で割って、1年あたりの実質コストは5〜6万円程度。これに年会費を足した金額で上級会員の体験が続くと考えると、見え方が変わってきませんか。
私たち夫婦が「いちばん価値がある」と感じたのは、実はラウンジよりも「待ち時間がゼロに近づく」ことでした。優先保安検査、優先搭乗、手荷物優先受け取り——この積み重ねが旅のストレスを驚くほど減らしてくれます。3つの空港で実際に検証した話はSFC・スタアラゴールドの本当の価値は待ち時間ゼロ|3空港実証にまとめました。
もちろん、飛行機をほとんど使わない方にはメリットが薄いのも事実。費用対効果は、あなたの旅行・出張の頻度しだいです。次の章で、その「無駄かどうか」を冷静に試算してみます。
ここまでのメリットを読んで「自分には価値がありそう」と感じたなら、次に気になるのはどのルートで効率よくプレミアムポイントを貯めるかですよね。運賃の選び方やルート設計まで体系的に押さえたい方には、ANAのマイル攻略に特化したこの1冊が手元にあると判断がブレません。
マイル修行は「恥ずかしい・迷惑・無駄」と言われる理由を整理する

ここからが、この記事のもう一つの本題です。なぜマイル修行が「恥ずかしい」「迷惑」「無駄」と批判されるのか、その背景を整理しましょう。
宮古島路線で何が起きたのか?「マイル修行 迷惑」問題の核心
修行への批判が一気に高まったきっかけは、JAL修行僧による離島路線の占拠問題でした。
2026年1〜2月にかけて、沖縄の宮古島〜多良間島を結ぶJALグループ(琉球エアーコミューター)の便が連日満席になる事態が発生しました。原因は、JALの「Life Status ポイント(LSP)」倍づけキャンペーンを狙った修行僧が、この離島路線に集中したためです。
宮古島や多良間島などの離島路線は、島民にとっての「生活の足」です。病院への移動、急な帰省、仕事の出張……。生活の足として飛行機を使うという考えはあまり想像しにくいかもしれませんが、離島の住民にとって飛行機は電車やバスと同じ存在なのです。私も今回、よく理解することができました。
ところが、修行僧による複数回搭乗で座席が埋まってしまい、本当に乗らなければならない島民が乗れないという事態が発生しました。「わずか50席」の機体で島民の通院・通学の手段が失われるという、洒落にならない問題です。
この問題がニュースとして広く報道され、マイル修行に対するネガティブなイメージが社会に広まりました。「ゲーム感覚で飛行機を乗りまわす人たちが、地域住民の日常生活を侵害している」――そう受け取られたわけです。
なお、JALは2026年2月3日以降に宮古〜多良間線を新規予約した搭乗分について、キャンペーン対象外にするという対応を取りました。修行という行為が、ここまで大きな問題に発展するとは、SFC修行のブログを書いている私としても、さすがに耳が痛い話でした。
「マイル修行 迷惑」問題のポイント
- 宮古〜多良間線は1機あたり約50席のプロペラ機(琉球エアーコミューター)
- LSP倍づけキャンペーンが修行僧の集中を招いた
- 島民の通院・通学・帰省に支障が出た
- JALは2026年2月3日以降の新規予約分をキャンペーン対象外に変更
妻の見解:本来の趣旨から外れた行為では?
このニュースをきっかけに、(鬼嫁)夫婦で議論してみることにしました。
2025年にANAに同乗しながらSFC修行を一緒に達成した妻は、この問題についてやや批判的な立場を取ります。
妻の意見を整理するとこうなります。
「マイルって、もともと修行するものじゃないじゃん。普通に旅行や出張で使った人に提供されるステータスであって。わざわざあからさまにそれ目的で行くのはちょっと違うんじゃないかと思う」
確かに、航空会社のマイレージプログラムの本来の趣旨は、頻繁に利用する乗客への感謝・報酬として設計されたものです。出張が多い会社員が気づいたらゴールド会員になっていた、という形が「正規の使い方」だとすれば、ポイントを稼ぐことだけを目的に飛行機に乗るのは、制度の抜け穴を意図的に突く行為とも取れます。
また妻は、「修行僧は目的地に何もお金を落とさない」という点も指摘しています。
飛行機を降りたらすぐ次の搭乗口へ向かう。ご当地グルメも食べない、観光もしない、お土産も買わない。それでは地域経済への貢献はゼロ。航空会社にお金が入るだけで、訪れた先の地域には何も残らない構造じゃないかという意見。うーん、なるほど。確かにその意見はわかる・・。
世間の声:批判と肯定、両方の意見を見てみると
Web上で「マイル修行 恥ずかしい」と検索すると、さまざまな声が見つかります。
批判的な意見としてよく見られるのは次のようなものです。
- 「目的もなく飛行機に乗るなんて意味不明」
- 「お金の無駄遣い。ばかばかしいとしか思えない」
- 「普通の人から見るとちょっと異常に見える」
- 「飛行機に乗ること自体が目的ってくだらないんじゃない?」
- 「島民に迷惑をかけてまでやる必要があるのか」
一方で、修行を肯定する声もあります。
- 「目標達成の過程がゲームみたいで楽しい」
- 「ステータスのメリットを考えれば十分な投資」
- 「趣味の一つとして認めてほしい」
- 「航空会社が設定しているルールに従っているだけ」
どちらの意見も理解できます。修行は確かに、飛行機に全く興味のない人からすると「なぜわざわざそんなことを……」と映りやすい趣味であることは事実でしょう。ただ、批判と肯定の両方が存在する以上、「恥ずかしいかどうか」は一概に決めつけられるものでもないと私は感じます。
マイル修行は意味ない・無駄・くだらない?お金の価値を試算してみた
「そもそもマイル修行って意味ないんじゃないの?」「無駄なお金の使い方では?」「ばかばかしい」という声もよく耳にします。ここは数字で冷静に考えてみたいと思います。
前述のとおり、SFC修行にかかる費用の目安は約50〜60万円(2026年時点・条件で変動)。一見すると「高い」と感じますが、先ほどのメリットのセクションで見たステータスの価値と比較するとどうでしょうか。
SFCカードは年会費を払い続けるだけ(はなく、継続条件の改変もありますが)でプレミアムメンバーの特典が永続的に維持できる仕組みなので、修行費用自体は「一度払えば終わり」の初期投資です。10年間維持するなら、1年あたりの実質コストは5〜6万円程度。これを「無駄」と見るか「投資」と見るかは、人によって割れるところでしょう。
私たち夫婦の結論はこうです。飛行機を頻繁に使う人にとっては、十分に元が取れる買い物。逆に、年に1〜2回しか飛行機に乗らない人には、正直「無駄」になりやすい。つまり「意味ない/無駄/ばかばかしい」という評価は、その人のライフスタイル次第で正解にも不正解にもなる、というのが実体験からの本音です。批判する人が全員間違っているわけでも、修行する人が全員正しいわけでもありません。
SFC取得後に「実際どうだったか」、冷静に振り返った感想はSFC修行はどう?ANAプラチナ達成後の感想・冷静に見たい点とはに正直に書いています。修行を「無駄」にしないための判断材料として読んでみてください。
SFC修行を達成した夫婦として、正直に思うこと
では、実際にSFC修行を達成した私と妻は、このテーマをどう考えているか、整理してみます。
修行する側の気持ちは理解できる
私は、修行する人の気持ちを「まったく理解できない」とは思いません。
航空会社の上級ステータスを得られれば、ラウンジが使えるようになる、手荷物が優先で出てくる、優先搭乗できる……。これらのメリットは本物です。
実際に私自身、2025年にANA便だけでSFC修行を達成した後のフライト体験は、明らかに快適になりました。
バリ島・台湾・国内線を実際に往復しましたが、空港ラウンジでくつろぎながら搭乗前のひとときを過ごせること、保安検査を優先レーンで抜けられること、荷物をすぐに受け取れること。
一度知ったら手放せない体験です。これは机上の理屈ではなく、修行をやり切った夫婦の実感です。(出典:ANA公式「スーパーフライヤーズ会員の特典」)
そのメリットを得るために「一つの目標として楽しんでいる」という感覚は、十分に理解できます。また、修行は修行者本人の行動であり、航空会社が設定したルールの範囲内の合法的な行動でもあります。
制度として存在しているものを活用することを、杓子定規で「ダメだ!」と批判するのは一概に難しい。実際に自分のANA便だけで5万PPを積み上げてみて、この「ルール内でやり切る達成感」は確かに存在する、と身をもって感じました。
ただ、私個人として「着いてすぐ次の搭乗口へ」というスタイルは、自分にはないなと正直思っています。
私も2025年の修行(実のところ、修行とは一切思ってないというところもありますが)の過程で、ソウルや台北、宮古島、石垣島など、さまざまな路線を往復しました。フライトは目的とはいえ、あくまで目的の一つ。そこには必ず「少し歩いてみよう」「何か食べていこう」「ホテルステイを楽しもう」という気持ちがありました(日帰りは流石に体力的にもねぇ・・)。
そのおかげで、修行の各フライトは単なる「移動記録」ではなく、旅の記憶として残っています。私のSFC修行の具体的な達成ルートと、ANA便だけでどう5万PPを積んだのかの全記録は、’25SFC修行:プラチナステータス達成!ANA便だけで稼いだ記録にまとめています。費用や路線の組み方の生々しい一次情報として参考になるはずです。
追記:さらにnoteでは、SFC修行に興味のある、ないしは達成した同志に向けても私の記録をまとめています。
夫婦の議論で生まれた「旅行の定義」
今回夫婦で議論してみましたが、その中で、私たち夫婦の間に一つの言語化が生まれました。
それが、「旅行とは、到着先でなにがしかの時間とお金を使って帰ってくること」という定義です。
旅行先でご飯を食べたり、お土産を買ったり、観光地を訪れたり。それが旅行の本質ではないでしょうか。
「フライト自体が目的」という人の気持ちはわかります。でも、到着後にすぐ次の搭乗口へ向かうスタイルは、私たちの「旅行」の定義とは少し違う。この定義が議論の軸となり、「どこまでが節度のある修行か」を考えやすくなりました。
これはあくまで私たち夫婦の個人的な定義であり、すべての人に押しつけるものではありません。ただ、こうして自分なりの旅行の基準を持つことで、修行をどう楽しむかの方針が明確になるという実感があります。
俳優・風間俊介さんの例:お金を落としながら修行するとは
ちょうどこの頃、俳優の風間俊介さんがご自身の修行スタイルをテレビで紹介しているのを見かけました。
彼の修行スタイルは、ただ乗りまわすのとは違いました。相当に弾丸要素はあるのですが、しっかりと到着後2時間ほど観光して、現地のグルメを楽しんでから次の目的地へ向かうというものでした。
これは素直に「いいな」と思いました。(私には到底できません・・)
フライトでポイントを稼ぎながらも、訪れた土地でお金を落とし、少なくともその地域に思い出も含めて、何かを残している。修行という行為の中に、旅としての本質を残しているスタイルと言えます。
すべての人がこの形で修行するのは難しいかもしれません。でも、少なくとも「目指すべき方向」の一つを示してくれた気がします。
「節度ある修行」とは何か?利他的な気持ちを持てるかどうか
最終的に、マイル修行は恥ずかしい行為なのか?という議論を経て、私たち夫婦がたどり着いた結論は「利他的な気持ち」というキーワードでした。
地域に「何かを落とす」という意識が大事
話をしていた終盤、妻がこんなことを言いました。
「リスペクトっていうか、利他的な気持ちがあればいいんじゃない。」
利他的というのは、ただ自分のポイントを貯めることだけを考えるのではなく、訪れた先の地域や人々に対して何かを提供するという意識を持つこと。これはなにも「巨額を消費しなければならない」ということではありません。
- 現地のお店で食事する
- 空港のラーメン屋で一杯食べる
- お土産を買って帰る
- 地元のスーパーでちょっとしたお土産を探す
それだけでも、その地域の経済に貢献することになります。
「自分がポイントを積む」と「地域に何かを残す」、この両立ができれば、修行は恥ずかしい行為ではなくなると私は考えています。ポイントばかり貯めようとせず、行った先でしっかりとお金を落として、時間を使って旅を楽しむ。そういう気持ちが大事なんだと、妻との議論を通じて改めて実感しました。
航空会社にも対策があれば・・?
一方で、この問題を修行者個人の倫理だけに帰結させることにも、少し違和感を覚えます。
妻が言っていたように、「この問題は航空会社にも責任があるのでは?」という側面は確かにあります。
離島路線のように座席数が限られた「生活路線」について、航空会社がマイル積算ルールを工夫する余地はあるはずです。例えばこういった対策が考えられます。
- 特定路線の積算上限を設ける
- 離島路線を積算対象外にする
- 一定の搭乗頻度を超えた場合、積算率を下げる
今回のJALの対応(キャンペーン対象外化)はその一歩ではありますが、根本的な解決には、制度の設計レベルで見直しが必要だと感じます。
修行者が「注目される」だけでなく、制度を作る側にも改善すべき点はあるのではないか。これは正直なところ、航空会社がもっと真剣に向き合うべき課題だと感じています。マイル修行の話は、これからも適宜見直される話になると思っています。(いつか、SFC修行ができなくなったとしても・・それはそれで時代の流れですしね。そうなったとしても、寛容な気持ちで迎えようと思います)
実際、ANAも2028年4月以降にSFC特典の利用条件へ年間決済額の基準を加える方針を示しており、修行を取り巻く制度は確実に動いています。最新の改定内容を踏まえてどう立ち回るかはSFC取得制度改定:300万ルールは改悪?当然?その中でどう戦うかで整理しています。
恥ずかしくならない修行のための自分ルール
最終的に、私が個人的に「これならOKでは」と考える修行のあり方をまとめるとこうなります。
- 到着後、少しでも現地を楽しむ時間を作る
- ご飯でも、お茶でも、何かしらお金を落とす
- 離島や座席数が少ない生活路線では、できる限り修行での利用を控える
- ポイントを貯めることだけに集中しすぎない
これは「修行するな」という話ではありません。修行しながらも旅本来の楽しさを持ち込むという提案です。
SFC修行を達成した私自身、修行の各フライトで「次はここで食べてみよう」「少し時間を作って歩いてみよう」という意識を持っていました。そのおかげで、修行の記憶は単なる「フライト記録」ではなく、旅の思い出としてしっかりと残っています。
ANAダイヤモンドなど、さらに上のステータスを目指す場合の特典については、激アツなANAダイヤモンド選択式特典!2026年度版の徹底解説も参考にしてみてください。
また、修行フライトのコストを少しでも抑えたいなら、格安航空券サービスを活用するのも一つの手です。
まとめ:マイル修行とは何か、費用・メリット・本音を総まとめ
今回は、SFC修行を達成した夫婦の視点から「マイル修行とは何か」を費用・メリットから整理し、「恥ずかしいのか?」というテーマまで議論しました。
マイル修行の基本をおさらいすると、
- マイル修行とは、上級会員(ステータス)獲得のために集中的に搭乗する行為
- ANAなら年間5万PPでプラチナ到達→スーパーフライヤーズカード(SFC)取得が可能
- 費用の目安は2026年時点で約50〜60万円(クラス・路線・時期で変動)
- メリットはラウンジ・優先搭乗・手荷物優先・スタアラゴールド・年会費だけで永続維持
「恥ずかしい・迷惑・ばかばかしい」と言われる背景は、
- JALの離島路線(宮古〜多良間)で修行僧が座席を占拠し、島民が乗れなくなる問題が発生した
- 目的地に何もお金を落とさない修行スタイルへの批判がある
- 飛行機に興味のない人からは「意味ない」「くだらない」と理解されにくい趣味である
そして夫婦としての結論は、
- 趣味としてやりたい人はやればいい。ただし節度が大切
- 旅行とは「到着先でなにがしかの時間とお金を使って帰ってくること」
- 利他的な気持ちを持てるかどうかが、恥ずかしい修行かどうかの分岐点
- 航空会社も離島路線などへの制度的な対策を検討すべき
マイル修行が恥ずかしいかどうか、最終的に決めるのは自分です。ただ、その行動が「他の誰かの日常生活に影響を与えていないか」を少し意識するだけで、修行の質はきっと変わります。
マイル修行を検討している方や、修行について「これからどうしようかな…」と迷っている方の参考になれば幸いです。
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