SFC改悪と言われる2026年改定|300万ルールの実態と対策

SFC修行
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こんにちは。でるたびです。

セミリタイアを視野に入れながら、夫婦で旅を楽しんでいます。

2025年にANA SFC修行でフライトを重ねてプラチナステータスを達成し、2026年度はその先のダイヤモンドメンバーとして活動しています。妻と二人、文字どおりフライトを積み上げてSFCを手に入れた当事者です。

そんな中、2026年4月23日にANAから発表されたSFC制度の改定案が、Xなどで「SFC 改悪」というキーワードと共にネットで大きな話題になりました。当初案は、2028年度からSFC会員を「SFC PLUS」と「SFC LITE」に分け、年間300万円以上のANAカード・ANA Pay決済をSFC PLUSの条件とする内容でした。いわゆる「300万ルール」ですね。

「ANAラウンジに入れなくなる」「修行した意味がない」といった声が相次ぎ、かなりの炎上状態になりました。私もニュースを見た瞬間は正直ドキッとしました。ただ、その後に状況が変わっています。この記事では、4月の当初案と、現在の再検討状況を分けたうえで、SFCを取得した私たち夫婦がどう考えているかをお伝えします。

2026年9月14日追記:ANAは改定内容を再検討中です

ANAは、発表済みのSFC制度改定について「見直しを検討している」と告知し、2026年9月末までに詳細をあらためて案内するとしています。この記事に出てくる2028年4月開始・年間300万円・SFC PLUS/LITEは、4月に示された当初案です。日程や条件を確定事項として決済を増やさず、再案内を待って判断してください(出典:ANA公式・SFC制度変更のお知らせ)。

記事のポイント:

  • 当初案のSFC PLUS/LITEと300万円の内容
  • SFC改悪と言われる背景と、私が割り切れる理由
  • 当初案の300万円集計ルールと家計の棚卸し
  • 当初案どおりの場合に考えられる選択肢

SFC改悪と話題の2026年改定案で示されたこと

ここでは、2026年4月のANA公式発表で示された当初案を整理します。現在は内容が再検討されているため、SFC PLUS/LITEの違いや判定スケジュールを、実施が決まった現行制度としてではなく、再検討前の案として読んでください。

SFC修行の末に届いたANAスーパーフライヤーズカード

当初案のSFC PLUSとSFC LITEを整理する

4月の当初案では、2028年4月1日から、SFC会員を年間のANAカード・ANA Pay決済額に応じた2区分に分けるとしていました。境目は年間300万円。大きく変わるとされたのは、ANAラウンジの利用可否とスターアライアンスのステータスレベルです。下表は、再検討前に公表されていた内容です。

区分年間決済額の条件ANAラウンジ5,000マイル付与スターアライアンス
SFC PLUS300万円以上利用可付与ありゴールド
SFC LITE300万円未満利用不可付与なしシルバー

当初案どおりなら、年間300万円以上でSFC PLUS、未達ならSFC LITEとなり、後者ではANAラウンジが使えず、スターアライアンスはシルバーとされていました。SFC保有者にとってラウンジは大きな特典の一つですから、この案が衝撃を与えたのは当事者としてよくわかります。ただし、現在はこの区分自体を含む改定内容が再検討中です。

さらに見落とされがちなのが、スターアライアンスゴールドを失う影響です。ゴールドを持っていると、ルフトハンザやシンガポール航空などスターアライアンス加盟航空会社を利用するときにも、ラウンジ利用や優先搭乗・優先手荷物といった恩恵が受けられます。私自身、SFCのスタアラゴールドが海外でどれだけ効くかは身をもって体感してきました。実際にどんな場面で価値を感じたかは、SFC・スタアラゴールドの本当の価値を3空港で実証した記事でも詳しく書いています。当初案では、旅行頻度が高い方ほどSFC PLUSの意味合いが大きい内容でした。今後の詳細は、ANA公式の再案内で確認してください。

当初案の判定期間と適用スケジュール

当初案には、2028年の適用より前に決済額を数えるスケジュールが示されていました。ただし、ANAは2026年9月末までに詳細を再案内するとしているため、次の日程も現時点では当初案として扱います。

再検討前に示されていたスケジュール

2026年4月23日:ANA公式発表(SFC PLUS/LITE制度導入の告知)
当初案:2026年12月16日〜2027年12月15日:最初の年間決済額の判定期間
当初案:2028年4月1日:SFC PLUS/LITEの提供開始

当初案では、2026年12月16日から2027年12月15日までの決済額で2028年4月以降の区分を決め、その後も毎年判定するとしていました。再案内前の今は、この日程を前提に無理な支出や決済先の変更をする段階ではありません。

当初案では、ANAグループ運航便で100万ANAライフタイムマイルに到達した人を、決済額にかかわらずSFC PLUSの対象とする特例も示されていました。これも改定案の一部として再案内を確認します。なお、100万ANAライフタイムマイル到達は、現行でも年間プラチナステータスとは別のSFC申込資格です。

SFCへの申込資格は改定案と分けて確認

SFCへの申込資格と、SFC取得後のサービス区分は別の話です。現在のANA公式案内では、ダイヤモンド・プラチナの本サービス/事前サービス会員、またはANAグループ運航便で100万ANAライフタイムマイルに到達した人が申込対象です。

搭乗中心でプラチナを目指す一般的な条件は年間50,000PP(うちANAグループ運航便25,000PP)です。このほか、ANAグループ便30,000PPに対象サービス数・決済額を組み合わせるライフソリューション併用の獲得方法もあります。改定案のページではSFCの申込条件を変更しないとしていましたが、ANAは改定内容の見直しを検討中であるため、9月末の案内をもう一度確認します(出典:ANA公式・SFC入会資格)。

ポイント:申込資格と改定後の特典を分ける

50,000PPは搭乗中心で年間プラチナを目指す条件です。100万ANAライフタイムマイルによる申込資格や、ライフソリューション併用でのプラチナ獲得とは分けて考えてください。改定後の特典は、再案内を確認してから判断します。

「2028年以降のSFC修行は意味がない」と今の段階で決めつける必要はありません。一方で、当初案どおりに年間300万円が必要になるとも限りません。修行を検討するなら、費用・旅行頻度・現在の申込資格に加え、9月末の再案内を確認して判断しましょう。SFC修行の向き不向きは、SFC達成夫婦によるマイル修行の解説記事で実体験を交えてまとめています。

SFC改悪と再検討に冷静に向き合う方法

ここからは、4月の当初案に対する反応と、私たち夫婦が考えた対応策を振り返ります。年間300万円の集計ルールや対策も、再検討前の案を前提にした内容です。実際に動く前に公式の再案内を確認してください。

SFC修行最終便となったバンコク発羽田行きビジネスクラスの機内

SFC改悪と批判が広がった本当の背景

4月の当初案を受けて、ネット上では様々な声が上がりました。「sfc 改悪」という言葉が一気に拡散した背景には、当事者ならではの強い感情があります。まず、実際に多く見られた批判的な意見を紹介します。

  • 「ANAラウンジに入れないSFCなんて意味がない。具のないおにぎりだ」
  • 「毎月25万円もカード決済するなんて、一般的なサラリーマンには無理な話」
  • 「何十フライトもしてSFC修行したのに、後から条件が追加されるのは理不尽」
  • 「年会費を払い続けてラウンジも使えないなら、SFCを解約する」
  • 「キャッシュフローの戦いに完全移行した。これはもはや修行の終焉だ」

特に「毎月25万円」という計算は、年間300万円を12で割った数字です。確かに、純粋な個人消費だけでこれを達成しようとすると、かなりの支出規模が必要になります。SFC保有者の中には、ラウンジ利用こそがSFCの最大の価値だと感じている方も多く、その喪失感が大きいのは当然です。航空専門メディアでも、反発の理由は「300万円の壁」の高さだけでなく、永久ステータスという当初の前提が後から覆されたことへの不信感にある、と分析されています(出典:Aviation Wire「SFC改定『300万円の壁』だけでない反発理由」)。時間とお金をかけて修行を完遂した人ほど、後から条件が変わることへの不満が大きいのは、ごく自然な感情だと思います。私もその気持ちは痛いほどわかります。

ラウンジ維持コストから見れば妥当という見方

4月の発表を読んだ時点では、私自身はこの当初案について「ある程度は仕方がない」と考えました。SFC改悪と一刀両断する前に、航空会社側の事情も冷静に見ておきたいので、その理由を正直に説明します。

まず、ANAラウンジには確かにコストがかかります。飲み物や軽食の提供、清掃・維持管理の人件費、設備の更新費用。快適なラウンジ環境を維持するには、継続的な投資が必要です。ANAが一度プラチナを達成した会員に対し、年会費だけで永久にラウンジを開放し続けることには、ビジネス上の限界があったのでしょう。SFC修行が一般化し、ステータス保有者だけが増え続ければ、ラウンジの混雑と維持負担が膨らむという試算があったと考えるのが自然です。

これまでのSFC制度は「一度プラチナを達成すれば、カード年会費さえ払えば永久にラウンジが使える」というモデルでした。しかし航空会社の立場で見れば、年会費だけ払ってラウンジを頻繁に使うユーザーと、ANAカードで多くの消費をしてくれるユーザーとでは、企業への経済的な貢献度に大きな差があります。継続的なサービス提供には、継続的な貢献が求められる。これはビジネスとして考えれば、合理的な判断だと私は割り切っています。航空会社も慈善事業ではありませんからね。

もちろん「後付けで条件を変えるな」という主張は、感情としてはよく理解できます。ただ、航空会社にルール変更の自由がある以上、そこを受け入れたうえで次の手を考えるほうが建設的です。SFC取得後の率直な感想や、冷静に見ておきたい点については、SFC修行はどうだったかをプラチナ達成後に振り返った記事でも本音をまとめているので、これから挑む方の判断材料にしてもらえればと思います。

当初案の300万円集計対象と対象外

4月の当初案で示された、300万円に数える利用と対象外の利用を整理します。この表も再検討前の内容であり、最終条件ではありません。再案内までは決済先を変えたり、金額達成のために支出を増やしたりしないでください。

区分主な例判定への扱い
対象になりやすいANAカードのショッピング利用、ANA Payでの加盟店決済原則カウント対象
注意が必要家族カードの利用分本会員に合算される形で扱われる見込み
対象外とされるANAカードからANA Payへのチャージ金額、電子マネー(Edy・交通系等)へのチャージ、各種手数料分カウントされない見込み
対象外とされる法人カードの利用個人の判定には含まれない見込み

ポイントは、「ANA Payでお店を使った分」は対象になりやすい一方、「ANAカードからANA Payへチャージしただけ」の金額は対象外とされている点です。チャージ=使用ではない、という整理ですね。同じく、楽天EdyやSuica・PASMOといった電子マネーへのチャージも対象外と見られています。「とりあえずチャージして数字を作る」という発想は通用しない可能性が高いので、あくまで実際の支払いをANA経済圏に寄せる、という王道が基本になります。

注意:現在は改定内容そのものが再検討中

上表は4月の当初案を整理したものです。ANAは2026年9月、改定内容を見直して9月末までに再案内すると告知しました。集計対象・対象外を含め、再案内の内容を必ず確認してください。

当初案の300万円に向けて考えたこと

当初案を読んだとき、年間300万円を目指すなら、支出を増やすのではなく、すでに払っている支出の置き場所を見直すと考えました。以下はそのときに整理した家計の棚卸し例です。再案内で条件が変わる可能性があるため、現時点では達成計画ではなく支出把握の参考としてご覧ください。

費用カテゴリ年間想定額の目安集約のポイント
スマホ・通信費10〜20万円家族分を含めてANAカード引き落としに切り替え
光熱費(電気・ガス)15〜30万円電力・ガス会社のクレジットカード払い設定
食費(スーパー・外食)50〜100万円日々の買い物はANAカードで支払う
旅行・交通費20〜100万円(個人差大)ANA航空券はもちろんANAカードで決済
出張経費の建て替え会社により異なる精算が認められるなら最大のチャンス
保険料・各種税金10〜50万円クレジットカード払い対応か確認
日用品・家電・ファッション20〜50万円ANA Mallやネットショッピングを活用

上記を合計すると、家庭によっては年間200〜300万円程度はカード決済に集約できる可能性があります。特に効くのが出張経費の建て替えで、会社が認めているなら交通費・宿泊費をANAカードで立て替えて精算するだけで大きな金額になります。月10万円なら年間120万円です。当初案どおり年間300万円を狙う場合は、どのANAカードをメインに据えるかも判断材料になります。年会費と還元・付帯特典の損益分岐点をどう見るかは、ANA VISAプラチナの損益分岐点とメリットをSFC修行者が解説した記事で詳しく整理しているので、カード選びの参考にしてください。私自身、LS方式でダイヤモンドを達成した年はANA関連決済が600万円を超えましたが、これは修行フライトや家族分・出張の高額決済を含む特殊な年でした。毎年同じペースで、という話ではない点は正直にお伝えしておきます。なお家計の可視化ツールで支出を棚卸しすると集約計画が立てやすくなりますよ。ANA PayとANAカードの併用や還元の最適化はANA公式サイトでご確認ください(あくまで目安です)。

LS方式との混同に注意

「ライフソリューション(LS)方式」は、SFC申込資格につながる年間プラチナステータスを獲得する方法の一つです。2027年度のプラチナ条件はANAグループ便30,000PP+7サービス以上+400万円決済で、この方法には事前サービスがありません。当初案のSFC PLUS条件(300万円)は、すでにSFCを持っている人のサービス区分を決める条件として示されたもので、LS方式とは別です。数字が似ているので混同しないようにしましょう。

仮に再案内でも300万円基準が残るなら、決済の置き場所しだいで貯まるマイルは変わります。どのカード・どのサービスに寄せると還元が最大化するかを体系的に押さえたい方は、ANAのマイル戦略に特化したこの1冊が判断の物差しになりますよ。

当初案で300万円に届かない場合の選択肢

当初案どおりの300万円基準が残った場合に備えて、考えられる選択肢を整理します。これは再案内後も同じ制度になると断定するものではありません。

  • SFC LITEとして保有を続ける:ANAラウンジは使えなくなるが、SFCカードとしての基本的な価値は残る部分もある。年会費との費用対効果を冷静に判断する
  • プライオリティパスで代替する:ANAラウンジ以外の空港ラウンジはプライオリティパスで対応できる場合が多い。すでに活用していれば、ラウンジ環境はある程度維持できる
  • 他のクレジットカードを主軸に切り替える:JAL系のJGC、アメックスのプラチナ付帯ラウンジなど、ANAにこだわらない上級カードも選択肢に入れる
  • スターアライアンス加盟他社のステータスを活用:ユナイテッド航空やシンガポール航空のプログラムでゴールドを取り、スタアラ系ラウンジを使う方法もある

私自身、当初案がそのまま実施されてもすぐ解約するつもりはありませんでした。ただ、現在はANAが内容を再検討しています。カード集約や解約の判断は再案内を読んでからでも遅くありません。普段の支出を棚卸しすることは役立ちますが、条件達成だけを目的に支出を増やさないようにしたいです。

2026年9月時点のSFC改定まとめ

2026年4月に示された300万ルール(SFC PLUS/LITE)と、9月時点の再検討状況を整理しました。最後に、現段階で確定していることと当初案を分けて振り返ります。

この記事のまとめ

  • 当初案:2028年4月から、年間300万円以上ならSFC PLUS
  • 当初案:300万円未満ならSFC LITEとなり、ANAラウンジ対象外・スタアラシルバー
  • 当初案:最初の判定期間は2026年12月16日〜2027年12月15日
  • 現行のSFC申込資格と、取得後のサービス区分は別に確認する
  • 現在:ANAは改定内容を再検討中。2026年9月末までに再案内予定

当初案への不安や反発は、当事者としてよく理解できます。だからこそ、今は300万円を達成する前提で焦るより、ANAの再案内を待つのが先です。私たち夫婦はSFC修行を経てANAのフライトに多くの良い体験を重ねてきました。その実体験は変わりませんが、今後のカード集約やSFCの持ち方は確定した条件を読んでから考えます。本記事は2026年9月14日時点の情報です。

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この記事を書いた人
でるたび

航空旅行好きな40代サラリーマン。
40代のうちに妻とより自由な第二の人生を描くため、住みよい海外を探し中。旅行好きが高じて、総合旅行業務取扱管理者取得。
航空会社ANAの上級会員ステータス取得(SFC修行)のコツや、誰でも実践できる旅行の情報を発信していきます。

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