ルアンパバーン観光に初めて行くなら、私は現地で3泊はほしいと思っています。観光地を次々に回る時間だけでなく、丸一日ゆっくり過ごせる余裕を取っておきたいんですよね。
私は夏休みをメインとしたラオス旅行で、この街への訪問が4回目になりました。思い出すのは、有名な建物だけではありません。暑い空気の中で食べる麺とビアラオ、毎朝の托鉢、川沿いのカフェで過ごす時間。そういう場面が、また行きたい理由になっています。
この記事では、そんな私の体験から、ルアンパバーンでの時間の使い方をまとめます。写真は2019年・2024年の訪問時に撮影したものです。
初めてのルアンパバーン観光は3泊ほしい

初めての人に何泊を勧めるかと聞かれたら、やっぱり3泊です。その中に、一日を長く、ゆっくり使う日を残すのがおすすめです。
3泊4日(移動踏まえると5日となるかもしれません)で考えると、到着日と出発日の間に2日あります。移動の時刻によって使える時間は変わりますが、その2日まで朝から晩まで予定で埋めてしまうのは、私には少しもったいなく感じますね。
この街では「次はどこへ行こう」と考え続けるより、カフェで休んだり、ご飯を食べたり、街の空気を感じながら過ごしたりする時間を取りたい。私にとっては、何もしないことが、いちばん大きな旅の目的になる街です。
2024年の旅行を決めたときも、行き慣れた場所でのんびりしたい、メコン川沿いのカフェでブログや将来のことを考える時間を取りたいと思っていました。そのときの考え方は、ルアンパバーン旅行の計画と費用見積もりにも書いています。
旧市街はメコン川とナムカーン川に囲まれた半島にあり、ラオスの伝統的な建物と植民地時代の建築が混在しています。街の背景を知って歩きたい方は、ユネスコのルアンパバーンの紹介も参考になります。
3泊の旅程は、予定のない一日を残す
私なら、到着日と出発日に無理をさせず、間の一日はゆっくり使えるように考えます。下の表は、これから予定を組む方への計画例です。実際の到着便・出発便に合わせて組み替えてください。
| 日 | 過ごし方の例 | 決めておくこと |
|---|---|---|
| 到着日 | 宿に荷物を置き、近場を軽く歩いて夕食へ | 移動後の体調を見て、夜の予定を増やしすぎない |
| 中日の一日 | 朝の托鉢や朝市、興味のある場所への街歩き | 訪ねたい場所を絞り、途中に休憩を入れる |
| もう一日 | カフェ、ご飯、川沿いでの時間など、ゆっくり過ごす | 一日中の予定を先に埋めない |
| 出発日 | 出発時刻に合わせて近場で過ごし、空港へ | 観光できる時間と移動の時間を分ける |
3泊あれば何もかも回れる、という意味ではありません。寺院や高台、郊外への観光も入れたい場合は、移動時間を見て選ぶ必要があります。行きたい場所を増やすほど、ゆっくりする時間は減ります。
初めてだからこそあれもこれも、と考えてしまいますが、私はこの街では一日を急いで使い切らなくてもいいと思っています。気に入った場所でもう一杯コーヒーを飲む。それくらいの余裕がほしいところです。
朝・昼・夕方に楽しみたい時間
朝の托鉢は、座った目線で感じた体験

私は滞在中、毎日托鉢を見ていました。見るだけでも印象に残りますが、実際にお米を買って並び、座った目線で、オレンジ色の袈裟をまとったお坊さんたちを迎えた体験は、特に覚えています。
歩いてくるスピードが、思っていたより結構早いんですよね。その中でお米をお渡しするので、手元は忙しい。
それでも、とても神聖な気持ちになれる、有意義な時間でした。一日の始まりとしても、私にはすごく良い体験です。
ただ、托鉢は地域の人が続けている宗教儀礼です。見学するときは列を妨げず、距離を取り、フラッシュ撮影を避けるなど、現地の案内に従ってください。参加を考える方も、その場の人の案内と儀礼への敬意を大切にしたいところです。
ルアンパバーン観光公式の托鉢案内には、季節ごとの時間帯や見学時の配慮事項が載っています。掲載されている目安は3〜10月が5:30〜6:30、11〜2月が6:00〜7:00。日の出によって変わるため、現地でも確認しておくと安心です。
朝の予定としては、朝市も候補になります。観光公式のショッピング案内では、メインストリートに平行するメコン川側の小道にある朝市を紹介しています。早朝から行動する日は、朝だけで一日を頑張りすぎず、その後の休憩も考えておくと組みやすいです。
昼は街歩きの合間にカフェで休む

カフェは、私にとって休憩する場所であり、この街で過ごす楽しみのひとつです。ラオス産のコーヒーを飲みながら、次の観光先を急いで決めずにゆっくりする。こういう時間が好きなんですよね。
2024年にはLu La Lao Coffee、Saffron Coffee、Aromdee Natureを訪ね、コーヒーを飲んだり豆を買ったりしました。Saffronはメコン川沿いにあり、私にとって定番の立ち寄り先です。
3店の特徴やコーヒー豆については、実際に訪れたルアンパバーンのコーヒーカフェ3店にまとめています。気になる店を一つ選び、街歩きの途中で休む場所にしておくのもいいと思います。
暑い中で食べる麺とビアラオが思い出
ローカルフードも、ルアンパバーンの大きな楽しみです。私が特に思い出すのは、カオソーイやカオピャックを食べたときのこと。暑い空気の中でご飯を食べ、それをビアラオで流し込む。これが最高の思い出です。
ラオスのカオソーイは、辛味噌やひき肉が入った、担々麺のような料理です。カオピャックは、タピオカ粉が入ったもちもちした麺。どちらも食べた記録がありますが、同じ麺でも味や食感が違っていて、食事の楽しみが続きます。
2024年の訪問では、マンゴー・バナナ・パイナップルを組み合わせたフレッシュジュースも気に入っていました。料理や飲み物の詳しい話は、ルアンパバーンで実際に食べたグルメと飲み物で紹介しています。
次の店へ急ぐための食事ではなく、その日の暑さも含めて味わうご飯。私のルアンパバーンの思い出には、そういう場面が残っています。
夕方は川辺で、夜は軽く街を歩く

メコン川沿いで過ごす時間も、私がこの街に求めるものです。川を眺めながら、何かを考えてもいいし、特に何も考えなくてもいい。観光の予定がない時間を、そのまま楽しめる場所だと思っています。
夜に歩く候補はナイトマーケットです。観光公式のナイトマーケット案内では、シーサワンウォン通りで毎晩17:00〜22:00に開催するとされています。季節によって前後するため、訪問時の開催状況を確かめてください。
「夜も何かしなければ」と予定を増やす必要はないと思います。翌朝も早く起きたいなら、夜の過ごし方を軽めにする。朝・昼・夜を全部詰めずに選べるようにしておくのが、私には合っているかなと思いました。
一日中動きたい旅には合わないかもしれない
ルアンパバーンでは、買い物をして、何軒も食事をして、観光地を次々に巡って……と一日中忙しく動くと、少し慌ただしくなります。私には、その過ごし方がこの街の空気感と合いにくく感じられます。
もちろん、何を楽しみにするかは人それぞれです。ただ、私が4回訪れてもまた行きたくなるのは、たくさんの予定をこなせるからではありません。何もしない一日を持てるからです。
ゆっくり食事をする。早朝の托鉢に向き合う。カフェで休み、川を眺める。そんな時間を旅の目的にできる方には、ルアンパバーンの良さが伝わりやすいと思います。
出発前に確認する泊数と費用
現地で3泊を取りたいなら、航空券を選ぶときに、ルアンパバーンに着く日と、そこを出る日を確認してください。日本を出てから帰るまでの日数とは分けて数える必要があります。
私の2024年の旅行はハノイ経由でした。過去記事の「ハノイ・ルアンパバーン5泊6日」という表記も、ルアンパバーンだけの5泊を示しているわけではありません。乗り継ぎ地で泊まる旅程なら、その宿泊も別に考えておきたいところです。
乗り継ぎで一泊する場合の過ごし方は、ハノイ空港の近くに泊まったときの記録が参考になります。航空券の出発・到着時刻を先に見て、現地でゆっくりできる日を残してください。
予算については、2024年夏のハノイ・ルアンパバーン旅行の実費を公開しています。繁忙期の航空券やハノイの宿泊も含む当時の実績なので、それを日割りして現在の3泊予算にするのではなく、費用項目を確認するための参考にしてください。
初めてのルアンパバーン観光なら、私はやっぱり3泊ほしいです。そして、その中にゆっくりする一日を残す。暑い中で食べた麺とビアラオ、朝の托鉢のような場面が、長く思い出に残る旅になると思います。
