こんにちは。でるたびです。
2025年にANAのSFC修行を終えて、2026年度はダイヤモンドステータスとして飛んでいます。(実は、今年はあまりANA便を使ってないのでメリットが享受できていないのですが・・笑)
そんな中、2026年9月29日にANAがSFC制度の見直しを発表しました。4月に大きな話題になったSFC LITEは、ANAラウンジが条件つきで使えるようになりました。
それでも年間300万円のカード決済でSFC PLUSとSFC LITEに分かれる仕組みは変わりません。
そして、いつから何が起きるのか、家族カードや航空券の決済は数えてもらえるのか、気になっている方も多いと思います。
私は妻と2人でSFC版のANA VISAプラチナ プレミアムを持っています。年会費は本会員が96,800円、家族会員が4,400円です。うーん、正直今回の改訂は悩みどころ。
いつか叶える目標として・・海外生活を始める予定ではいるのですが、その際にカード決済が年300万円に届くかどうかは、正直まったく読めません。
しかも海外では、ANAよりシンガポール航空やタイ航空、エバー航空などスタアラの他社便に乗る機会が増えそうです。SFC LITEになると、スタアラゴールドではなくなるため、他社便の優先チェックインや優先搭乗、手荷物の優先受け取りが使えなくなるので、ここがいちばん気になっています。
そこでこの記事では、ANAと三井住友カードの公式情報をもとに、SFC LITEで残る特典と失う特典、300万円の数え方、判定期間の違いを整理しました。
そのうえで、プラチナカードの継続とゴールドカードへの切り替えを、マイル価値1〜3円の損益表で試算しています。先に書いておくと、損益はほぼ拮抗していて、妻と合わせたプライオリティ・パスの扱いで結論が動くため、私の結論はまだ出ていません。
とりあえず、判断材料と自分が考える基準を述べつつ、判定期間が始まる2026年12月16日からの実績を追っていくつもりです。
なお、この条件は今後変更されることがあります。私自身も常々アップデートあれば織り込んでいきますが、最新の内容は、必ずANAとカード会社の公式ページでご確認ください。
この記事でわかること
- SFC LITEとPLUSの違いと、9月の見直しで変わった点
- 他社スタアラ便で失う優先チェックインとラウンジ
- 300万円の数え方と判定期間、番号変更の注意点
- プラチナカード継続とゴールド切り替えの損益表
SFC LITEとプラチナカード継続、9月見直しの要点

出発前に立ち寄ったANAラウンジの入口
ここでは、9月の見直しで変わった点と変わらなかった点を、ANAの公式情報で整理します。
SFC LITEで使える特典と使えない特典、年間300万円の数え方、判定期間と適用のタイミングまで、私がまさに今迷っているように、プラチナカードを続けるかどうかという情報の前提をそろえていきます。
4月案から何が変わった?SFC LITEの見直し点
4月23日に発表された案では、SFC LITEはANAラウンジが国内線も国際線も使えず、スタアラのステータスもゴールドからシルバーに下がるという内容でした。9月29日の見直しで変わったのは、ほぼラウンジの扱いだけです。ANAの公式ページにある比較表を、私なりにシンプルに整理し直すと次のようになります。
| 項目 | 従来(2028年3月31日まで) | 4月発表の案(LITE) | 9月発表の新制度(LITE) |
|---|---|---|---|
| ANAラウンジ | 利用可 | 利用不可 | 国際線は利用可、国内線は混雑時を除き利用可 |
| SFCマイル特典(5,000マイル) | なし | なし | なし(PLUSのみ) |
| スタアラのステータス | ゴールド | シルバー | シルバー(PLUSはゴールド) |
国際線のラウンジは、ANAグループ運航便に搭乗するときに、羽田・成田・ホノルルのANAラウンジが使えます。国内線は、ANAラウンジと共用ラウンジが混雑時を除いて使えるという書き方です。
年末年始やゴールデンウィークなどの大型連休、出発便が集中する時間帯は、使えないことがあると明記されています。
気になるのは、その「混雑時」の判定基準が公表されていないこと。
国内線ラウンジの事前予約の仕組みは、2027年度中に改めて案内される予定で、予約の枠数には限りがあります。事前予約を持っていない場合は、搭乗日当日にラウンジの受付で入れるかどうかを確認する形になり、電話やWebサイトで当日の空き状況を調べることもできません。
つまり、ラウンジは「使える」から「当日になってみないと分からない」に変わったというのが、私の感覚です。
ラウンジを毎回の楽しみにしている人ほど、この不確実さは気になるはずです。空港ラウンジに行ってみたら、入れないということもあるということか。
一方で、羽田空港のラウンジ拡張が2027年度に予定されているとも書かれているので、混雑が緩和される可能性はあります。ただ、これも今の時点では計画です。
なお、一番のポイントである年間300万円という区分の基準や、LITEがシルバー扱いになる点、5,000マイルの特典がPLUSだけという点は、4月案から変わっていません。
「緩和された」と言えるのはラウンジだけで、決済額の条件は4月のままです。(出典:ANA『ANAスーパーフライヤーズカードのサービスについて』)
SFC LITEで残る優先搭乗と手荷物の特典
SFC LITEになっても、ANA便に乗るときの空港サービスは残ります。公式の表には、手荷物受取の優先や優先搭乗などの空港サービスは、ANAグループ運航便を利用する場合に対象になるという注記があります。ANA便を中心に飛ぶ人にとって、時短の核になる部分は変わらないということです。
参考までに、現行のSFC特典として公式ページに載っているのは、優先チェックインカウンター、手荷物受け取りの優先、手荷物許容量の優待、専用保安検査場、優先搭乗、ラウンジなどです。
手荷物の優待は、ANA便ならご搭乗クラスの無料手荷物許容量にプラス1個という内容です。私は預け荷物に付くプライオリティタグの有益さを何より実感しています。
ただし、注意したい点があります。今回の見直しページの表は、ラウンジ、SFCマイル特典、スタアラのステータスの3項目しか並べていません。優先チェックインや専用保安検査場がLITEでどう扱われるかは、公式の表では「など」の範囲に含まれるのか、個別に書かれていません。
空港や便によって使えないことがあります
公式ページには、専用保安検査場や優先搭乗などは、空港や便によって使えない場合があると書かれています。旅行の前には、利用する空港のサービス内容を公式ページで確認しておくのが安心です。
プラチナカード(プレミアム)を持っている人には、もうひとつ補足があります。LITEの会員でも、カードのサービスとして、国内線のANAラウンジに本会員が1人で入る場合は入室できます。同行者を連れて入る場合は、この特典の対象外です。
その場合は、混雑時を除いてラウンジ受付で入室を承るという扱いで、席を確約したいときは事前予約もできます。家族会員は、このカード特典ではANAラウンジを使えません。
ここまでをまとめると、ANA便が中心の人は、LITEになっても優先搭乗や手荷物の優先といった時短の中心部分が残ります。失うのは、スタアラのゴールドという肩書きと、ラウンジの確実さです。ラウンジが必須でない人なら、ここまでの変化で受ける影響は小さいかなと私は思います。
他社スタアラ便で失うラウンジと優先チェックイン
ここからが、私にとっていちばん大きな話です。SFC LITEの会員がスタアラ加盟の他社便に乗るときは、「スター アライアンス・シルバー」が適用されます。
この場合、ANAの公式ページには、ラウンジをはじめ、優先チェックイン、優先搭乗、手荷物の優先受け取りといった特典は、原則として対象外になると書かれています。ここはANA便の場合と違って、はっきり失う部分です。
スターアライアンスの公式ページで、ゴールドとシルバーの中身を見比べると、差ははっきりしています。シルバーで得られるのは、優先ウェイトリストと優先スタンバイだけです。ゴールドになると、優先チェックイン、優先搭乗、優先手荷物、追加の手荷物許容量(20kgまたは1個)、世界1,000か所以上のラウンジ、ゴールドトラックなどが加わります。私が「シルバーだとほとんど得にならない」と感じていたのは、公式の表からもそのとおりでした。
| 特典 | SFC PLUS | SFC LITE(ANA便) | SFC LITE(他社スタアラ便) |
|---|---|---|---|
| 優先搭乗、手荷物の優先受け取り | 対象 | 対象 | 原則対象外 |
| 優先チェックイン | 対象 | 公式の表では個別に触れられていない | 原則対象外 |
| ラウンジ | 対象 | 国際線は羽田・成田・ホノルル、国内線は混雑時を除く | 原則対象外 |
| スタアラのステータス | ゴールド | シルバー | シルバー |
仮に・・夢の海外生活ができたとすると、私はシンガポール航空、タイ航空、エバー航空、トルコ航空、ヨーロッパのスタアラ系の航空会社に乗る機会が多くなりそうです。(あとは、中東系かな)
日本発のANAは特にピークシーズンで運賃が高いので、ANA便を選ぶ場合は、海外発券か、コストが折り合う場合に限って選ぶことになると思います。つまり、私の飛び方だと、仮にLITEのステータスでは、正直実際的なメリットがなさそう。やっぱりスタアラゴールドがもらえるPLUSがほしいところではあります。
ANA便が中心の人と、他社便が中心の人とでは、同じSFC LITEでも影響の大きさがまったく違います。「LITEでも困らない」という意見と「ゴールドを守りたい」という意見が両方出るのは、乗る航空会社の違いが大きいのだと思います。
あなたが普段どの航空会社に乗るかを、いったん思い出しながら読んでもらえると、この先の損益表が自分の話として読みやすくなるはずです。例えば、ANA便を乗り続ける前提なら、LITEでもメリットはありそうですね。
SFC300万円の対象と対象外、家族カードも
年間300万円の集計について、ANAの公式ページが確定した内容を書いています。
まず、航空券の購入も対象です。公共料金、スーパーや飲食店、日用品など、日常のさまざまな支払いも判定に含まれます。対象になるのは、券面に「ANA CARD」と書かれた日本国内発行のANAカードと、ANA Payの決済です。
家族カードの利用分は本会員に合算されます。私は妻と2枚持ちなので、合算可能。ここは大きなポイントです。複数のANAカードを持っている場合も、マイル口座が統合されていれば合算されます。ANA Payは1人1アカウントで、家族会員の番号でANA Payを使った分も本会員の利用分に含まれます。家族会員のサービス内容は、本会員と同じ扱いです。
| 区分 | 主な内容 |
|---|---|
| 対象になる | ANAカードの利用(航空券、公共料金、スーパー、飲食店、日用品など)、ANA Payでの決済、家族カードの利用分 |
| 対象外になる | ANAカード(法人用)、海外発行のANAカード、電子マネーへのチャージ、年会費や各種手数料、キャッシング、ANAカードからANA Payへのチャージ、払い戻し分 |
| 条件つき | リボ払い・分割払い・ボーナス一括払いは、利用日が判定期間に含まれれば対象 |
気をつけたいのは、判定期間中に決済データがANAへ届かなかった分は対象外になることです。年末ぎりぎりの決済は、データが翌期間になる可能性があります。払い戻しがあった場合は、その金額が判定期間の合計から差し引かれます。
たとえば、2026年12月15日以前の利用を2027年1月1日に払い戻すと、判定期間の金額から引かれる、という書き方です。
つまり、300万円を維持するべく、高額決済をした後に、キャンセルするという(ずるい)方法はダメ、ということですね。
ANA Payについては、ANAカードからチャージしただけの金額は対象外で、ANA Payに対応したお店での支払い分が対象になります。つまり、チャージで数字を作ることはできず、実際の支払いをANAカードやANA Payに寄せる形になります。楽天EdyやSuicaなどの電子マネーも、チャージ分は同じく対象外です。ここは4月案のときに「見込み」と書いていた内容が、そのまま公式に確定した形です。
決済額の途中経過は、ANAの「ご利用実績照会」で確認できます。判定が始まる2026年12月16日から、こまめに数字を見ておくのがよさそうです。
集約の考え方や、私が4月案のときに書いた対策は、SFC改悪と言われる2026年改定|300万ルールの実態と対策にまとめています。あの記事では「見込み」と書いていた部分が、9月の公式ページで確定した形です。
いつから?判定期間と番号変更の落とし穴
判定期間は、2026年12月16日から2027年12月15日までの1年間です。
この間のANAカードとANA Payの決済額で、2028年4月からの区分が決まります。それまでの2028年3月31日までは、従来の制度のままです。判定は毎年あり、次の期間は12月16日から翌年12月15日までで、区分の通知は3月頃にメールで届く予定と書かれています。
ただ、300万円に届かなかった場合でも、SFCの会員資格は消えません。公式FAQには、退会にはならず、翌年度はSFC LITEのサービスになると書かれています。つまり、今後はゴールドの年とシルバーの年が、決済額に応じて入れ替わる可能性があるということです。ここが「縛られるようで嫌だ」と感じる理由でもあり、私も気になっている部分です。
もうひとつ、特に気をつけたいと思っているのが、カード番号やマイル口座番号が変わったときの扱いです。公式ページには、カードの紛失、切り替え、再発行などで番号が変わった場合は、決済額の判定の対象外になることがあると書かれています。カードのブランドを変えた場合も、変更前のカードの利用分は原則対象外です。
私は2025年9月、20年以上使っていたANAカードで不正利用が見つかり、再発行になった経験があります。そのときはマイレージ番号まで新しくなり、約1週間ANAアプリにログインできず、フライト予約やプレミアムポイントの確認もできなくなりました。
当時の詳しい話は、SFC修行がストップ!?マイレージ番号変更の落とし穴とその対策に書いています。新制度の判定期間中に同じことが起きたら、と思うと、他人事ではありません。この場合は、マイレージ番号・クレジットカードの番号が変わっただけで、全ての情報は引き継ぎされることになり、結果は問題なかったのですが・・。
プラチナカードからゴールドカードに下げる場合も、注意が必要です。同じブランドの下位クラスへの切り替えは、ANAマイレージクラブ経由で申込書を取り寄せる手続きになります。このとき、カード番号が変わるのかどうかは、私が調べた範囲の公式ページには書かれていませんでした。
判定期間中にカードを切り替えるなら、先にANAマイレージクラブ・サービスセンターに確認しておくのが安全かなと思います。
ちなみに、航空券も決済の対象なので、世界一周のような高額な航空券をANAカードで払えば、一気に積み上がります。判定期間の内側に決済日が入っていて、データもその期間中にANAへ届く必要があるので、12月15日ぎりぎりの決済は避けたほうがよさそうです。
SFC LITEでもプラチナカードを継続すべきか計算

ここでは、私自身の体験と数字をもとに、プラチナカードを続けるかゴールドカードに下げるかを考えます。理由は明確。カードの会員費をどう考えるかということ。
スタアラゴールドがなくて困る場面、年会費の差で何を失うか、マイル価値を1〜3円で動かしたときの損益、そして私だけではなく、みなさんのタイプ別の考え方まで、順に考えてみようと思います。答えは人によって変わるので、あくまで判断の材料として使ってください。
スタアラゴールドがないと困るのは行列の待ち時間
私がスタアラゴールドを持っていて助かったのは、ラウンジよりも、チェックインの行列です。
2026年5月のゴールデンウィークに、成田空港からエバー航空の台北行きに乗ったときのこと。エコノミーのチェックインカウンターは100人前後の行列で、見るからに30分以上かかりそうでした。私たちは、スタアラゴールド向けの優先レーンで、ビジネスクラス用のカウンターに進みました。
結果は、夫婦2人のチェックインが約5分です。エコノミーの長い行列の横をすり抜ける感覚は、正直時短という意味でもありがたい感覚です。そのあとのセキュリティも約5分、ラウンジへの移動が約10分で、空港に着いてからラウンジに入るまで、合計で約20分でした。プラチナに到達したあと、私が最初に「あ、変わった」と感じたのも、このビジネスクラス用カウンターに並べたことでした。
到着側でも同じ効果がありました。桃園空港では、着陸から荷物の受け取りまでが約25分でした。預け荷物に付くプライオリティタグのおかげで、ターンテーブルで早く出てきたのが効いています。
デンパサールでは、プライオリティタグももちろん、電子ビザを事前に取っていたこともあり、着陸から空港を出るまで約30分弱でした。3空港の実測は、SFC・スタアラゴールドの本当の価値は待ち時間ゼロ|3空港実証にまとめています。
もちろん、いつでも効くわけではありません。エジプトのカイロからルクソールへの国内線では、優先タグをもらったものの・・、預け荷物はかなり後ろで出てきて、普通に待つことになりました。
「ゴールドがあれば世界中どこでも早い」というものではなく、主要空港のスタアラ系の便では効き、それ以外は運しだいくらいに見ておくのがいいのかもしれません。
私にとってのゴールドの価値
- ラウンジは、あれば嬉しいけれど必須ではない
- いちばん助かるのは、チェックインの行列をすり抜けられること
- 海外生活では、他社スタアラ便に乗る機会が増える見込み
だからこそ、SFC LITE(スタアラシルバー)になって他社スタアラ便の優先チェックインが使えなくなることは、ちょっと影響を感じます。
逆に言えば、ANA便中心の人や、行列をあまり気にしない人にとっては、同じ変更でも影響は小さいはずです。ゴールドの価値を「何に感じるか」を、自分の体験に照らして考えてみるのがおすすめです。
年会費の差は年76,450円、失うのは4つ
プラチナカードからゴールドカードに下げると、夫婦2枚でいくら変わるのかを整理してみます。ANAの公式ページにあるカード表によると、ANA VISAプラチナ SFCプレミアムの年会費は本会員96,800円、家族会員4,400円で、2枚合計は101,200円です。ゴールドカードは本会員16,500円、家族会員8,250円で、合計24,750円です。差は年76,450円になります。
| 項目 | プラチナ(SFCプレミアム) | SFCゴールド |
|---|---|---|
| 年会費(本会員) | 96,800円 | 16,500円 |
| 年会費(家族会員) | 4,400円 | 8,250円 |
| 継続ボーナスマイル | 10,000マイル | 2,000マイル |
| ショッピングのマイル | 200円で3マイル(1.5%) | 200円で2マイル(1.0%) |
| プライオリティ・パス | あり | なし |
| LITEでの国内線ANAラウンジ | 本会員1人ならカード特典で入室可 | 記載なし |
失うものを整理すると、次の4つです。継続ボーナスマイルの差が8,000マイル、ショッピングの還元率の差が決済額の0.5%、プライオリティ・パス、そしてLITEになったときの国内線ラウンジの特典です。ANA便のフライトボーナス率にも差があります(プラチナが50%、ゴールドが40%)が、ANA便に乗る機会が減りそうな私は、今回は計算に入れていません。(出典:ANA『スーパーフライヤーズカード』)
逆に、プラチナでもゴールドでも変わらないものもあります。決済300万円以上で付くSFC PLUSの5,000マイル特典は、どちらのカードでも同じ条件で、4〜5月頃に本会員に付きます。ダイヤモンドなどのステータスがあるときの特別ボーナス2,000マイルも、両方のカードで同じです。つまり、差になるのは上の4つだけで、ここを円に直せば損益が見えてきます。
ちなみに、プラチナ プレミアムの年会費は、2025年12月10日以降の支払日から88,000円から96,800円に上がりました。家族会員は4,400円のままです。年会費が上がったタイミングでSFCの制度も変わったので、いったん立ち止まって見直す人が増えるのも自然な流れだと感じています。
マイル価値別の損益表とプライオリティパス
損益を計算するために、まず決めておくのがマイルの価値です。人によって違うので、1マイル1円、2円、3円の3パターンで動かします。私自身の感覚は2円弱です。プライオリティ・パス(PP)の価値は、カードなしで自分で用意するとしたら、公式プランのいちばん安い組み合わせでいくらかかるか、で考えます。1ドルはざっくり、150円で計算しました。
プライオリティ・パスの公式プランは、スタンダードが年会費99ドルに1回35ドル、スタンダード・プラスが年会費329ドルで10回まで無料、プレステージが年会費469ドルで無料です。私は年6〜10回使いますが、この回数には妻の分も含まれます。本人分は年3〜5回くらいと見て、その分の代替コストで計算します。妻が同伴者として入る場合の1回35ドルは、プラチナでもゴールドでも同じようにかかるので、差には入りません。
まず、妻が同伴者としてラウンジに入る場合の損益です。プラスはプラチナ維持が得、マイナスはゴールドが得という意味で、単位は万円です。決済額は、ANAカードとANA Payの年間の合計です。
| 年間の決済額 | マイル1円 | マイル2円 | マイル3円 |
|---|---|---|---|
| 150万円 | −3.0〜−2.0 | −1.5〜−0.4 | +0.1〜+1.1 |
| 200万円 | −2.8〜−1.7 | −1.0〜+0.1 | +0.8〜+1.9 |
| 300万円 | −2.3〜−1.2 | 0.0〜+1.1 | +2.3〜+3.4 |
次に、妻が家族会員としてプライオリティ・パスを無料で持てる場合です。夫婦それぞれ年3〜5回の入室を見込んでいます。
| 年間の決済額 | マイル1円 | マイル2円 | マイル3円 |
|---|---|---|---|
| 150万円 | −1.5〜+0.6 | +0.1〜+2.2 | +1.6〜+3.7 |
| 200万円 | −1.2〜+0.9 | +0.6〜+2.7 | +2.4〜+4.5 |
| 300万円 | −0.7〜+1.4 | +1.6〜+3.7 | +3.9〜+6.0 |
この表の前提
年会費の差は夫婦2枚で76,450円、失うマイルは継続ボーナスの差8,000マイルに決済額の0.5%を足した分、為替は1ドル150円で計算しています。ANA便のフライトボーナス率の差やカードの保険などは入れていません。
私の今後のANAカード決済の見通しは、基本生活費など月10万円台をANAカードに寄せたうえで、航空券とホテルが乗る、くらいです。年にすると、150万円から250万円あたりでしょうか。この範囲だと、マイル2円のとき、妻が同伴者なら損益は−1.5万円から+0.6万円くらいです。ほぼ互角で、どちらが得かは決め手になりません。家族会員のPPが付くなら+0.1万円から+3.2万円くらいで、プラチナ継続がやや有利になります。妻のPPの扱いが、結論を動かす最大のポイントです。
あなたはどのタイプ?SFC LITEの診断表
損益が拮抗しているなら、決め手は数字以外にあります。ここでは、あなたの飛び方や決済の見通しに合わせて、考え方の目安を表にしました。あくまで私が整理した目安なので、最終的にはご自身の状況に合わせて判断してください。
| あなたのタイプ | 考え方の目安 |
|---|---|
| ANA便が中心で、ラウンジは必須ではない | LITEでも優先搭乗や手荷物の優先が残るため、決済に縛られる必要は小さい |
| 他社スタアラ便に乗る機会が多い | LITEだと優先チェックインや優先搭乗を失うので、ゴールド維持(PLUS)の価値が上がる |
| 年間の決済が300万円を超えそう | PLUSを維持できるので、プラチナ継続の損益がプラスになりやすい |
| 決済が年によって大きく変わる | ゴールドの年とシルバーの年が入れ替わる前提で、年会費は抑えめに考える |
| ANAのライフタイムマイルが100万に届いている | 決済額に関わらずPLUS。ただし5,000マイルは300万円以上のときだけ |
私は「他社スタアラ便に乗る機会が多い」と「決済が年によって大きく変わる」の両方に当てはまります。私にとってスタアラゴールドが欲しい最大の理由は、他社便のチェックインで行列に並びたくないからで、ラウンジのためではありません。(ラウンジはプライオリティパス:PPを使うということもできますしね)
一方で、そのために毎年300万円を出す約束には、気が進みません。なんだろう、縛りができてしまう感覚。
この2つの気持ちが引っ張り合っているので、私はまだ正直答えを出せていません。あなたが複数のタイプに当てはまるなら、同じように迷うかもしれません。
ちなみに、私は2025年、修行の年にANAカードとANA Payで600万円を超える決済をしました。
ただし、修行フライトや妻の分、出張の高額な決済が重なった、特殊な年です。毎年同じペースで使えるわけではないので、判定期間の決済は「読めない」というのが正直なところです。
そこで、300万円を届かせる手段として、(あくまで仮ですが)世界一周の航空券を考えています。
私の見込みでは、ビジネスクラスで夫婦2人だと200万円ほどです。航空券は決済の対象なので、判定期間の中にANAカードで払えば、一気に近づきます。
ただし、これは流石に特別。仮にできたとしても、数年に1回のような使い方になるので、毎年の決済を支える方法にはなりません。(なお、世界一周航空券を刻みながら、分けて海外旅行に使っていくことで、総額を減らしていこうといいう狙いですが、ビジネスクラスは正直高すぎる・・)
別のカードで上級ステータスを狙う道も、気になっています。たとえばマリオットのアメックス・プレミアムは、年間500万円のカード利用でプラチナエリートに上がる、とアメックスの公式ページに書かれています。マリオットのプラチナエリート以上なら、シンガポール航空KrisFlyerのシルバーに合わせてもらえ、同社便に6か月以内に4回乗ればゴールドに届くという規約もあります。
ただし、登録は1回限りで、有効期間は最低12か月、保証もありません。この話は、別の記事で改めて調べていこうと思います。
SFC LITEとプラチナカード継続、今の私の考え
ここまで整理してきて、私の考えを書いておきます。結論から言うと、まだ答えは出していません。損益はほぼ拮抗していて、決め手は、決済の見通し、判定期間中にカード番号が変わるリスク、ラウンジとPPをどれだけ使うか(妻のPPの扱いを含む)の3つだと感じています。
ただ、SFCの資格そのものは続けるつもりです。300万円のために生活を縛るのは、やめておきたいと思っています。
この記事のまとめ
- 9月の見直しで変わったのはラウンジだけで、300万円の条件やLITEのシルバー扱いは4月案のまま
- ANA便では優先搭乗や手荷物の優先が残り、他社スタアラ便では優先チェックインなどを失う
- 判定期間は2026年12月16日から。カード番号が変わる切り替えや再発行は要注意
- 年会費の差は年76,450円で、損益は決済額、マイル価値、妻のPPの扱いで変わる
これから私がやることは、3つです。まず、三井住友カードに、家族会員のプライオリティ・パスが無料で維持できるかを確認します。次に、ゴールドに下げる場合にカード番号が変わるのかを、ANAマイレージクラブ・サービスセンターに聞きます。そして、判定期間が始まる12月16日からは、決済額を月ごとに記録して、管理していこうと思います。都度確認が取れたら、この記事の数字も更新します。
今回の改訂を受けて、みなさんはどういう方針にしますか?ぜひ、この記事が参考になれば幸いです。
この記事の金額や条件は、2026年9月30日時点のANAとカード会社の公式情報と、私の前提にもとづく目安です。制度や年会費は今後変更されることがあるので、最新の内容は必ず公式ページでご確認ください。
