ANAアップグレードポイントの使い道|廃止前の使い切り術

ANAアップグレードポイントの使い道|廃止前の使い切り術 SFC修行
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こんにちは。でるたびです。

数年後のセミリタイアと海外移住を視野に入れて、夫婦で世界各地を旅行しています。

2025年は夫婦でSFC修行に取り組み、2026年度はANAダイヤモンドサービスメンバーとして過ごしています。(実は・・飛行機に搭乗する機会があまりなく、ダイヤのメリットをあまり享受できていない・・)

今回は、2026年度で廃止されるANAのアップグレードポイントについて、使い道・必要ポイント・確認方法・スカイコインへの交換を公式情報で整理したうえで、私たち夫婦が合計34ポイントをどう使い切ると決めたのかを、迷いも含めてそのままお伝えします。

アップグレードポイントを残したままにせず、有効な使い道をしていきましょう!

  • アップグレードポイントは2026年度で廃止、期限は2027年3月31日
  • アップグレードの可否を決めるのは支払い方法ではなく運賃の種類
  • 国内線アップグレードで増えるのは座席と食事・お酒だけ
  • 結論は一部を今コイン化、残りは3月上旬に夫婦それぞれコイン化

ANAアップグレードポイントとは?廃止・期限・使い道の基本

アップグレードポイント

残り24ポイント

まずは制度の基本と「廃止」の中身を整理します。期限・確認方法・使い道・必要ポイントを押さえておくだけで、損をする可能性はぐっと減ります。

アップグレードポイントは2026年度で廃止、期限は2027年3月31日

アップグレードポイントは、1〜12月にANAグループ運航便で獲得したプレミアムポイント(PP)に応じて、翌年度のプレミアムメンバーとスーパーフライヤーズ会員(SFC会員)に付与される特別なポイントです。SFC本会員でダイヤモンド・プラチナ・ブロンズの方には、さらに一律4ポイントが上乗せされます。

ANAは2025年10月に、このアップグレードポイントを2026年度の提供をもって終了すると発表しました。代わりに2026年5月19日搭乗分からは国内線でもマイルでアップグレードできるようになり、アップグレードは「マイルに一本化」される流れです。詳しくはANA公式「アップグレードポイントとは」をご確認ください。

  • 有効期限:各年度の4月1日〜翌年3月31日の搭乗・利用分まで
  • 期限の基準:アップグレードの事前予約は「搭乗日」が基準になる
  • 持ち越し:翌年度(4月1日以降)への持ち越しは一切できない
  • 2027年度の付与:制度終了のため付与なし

注意

2026年度分のポイントは、2027年3月31日までに搭乗する便か、それまでのスカイコイン交換でしか使えません。放置すると、1ポイント残らず消滅します。

ちなみに、2027年4月1日時点でダイヤモンドサービスメンバーの方には、制度終了の感謝として50,000マイルがプレゼントされる予定とのことです。

アップグレードポイントの確認方法

「そもそも自分が何ポイント持っているのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。確認方法は簡単です。

ANAウェブサイトの会員ページにログインし、「アップグレードポイント残高照会」を開けば、現在の残高が表示されます。また、国内線の予約確認画面の右側にも「現在の口座情報」として、マイル残高と一緒に年度別のアップグレードポイント残高が表示されていました。

アップグレードポイント履歴

私の画面では「2026年度24ポイント」表示されていました。2027年度はありません。ようやく「本当に今年で最後なんだ」と実感です。

アップグレードポイントの使い道は3つ

アップグレードポイントの使い道は、ANA公式の案内によると大きく分けて次の3つです。

  • 座席のアップグレード:国内線はプレミアムクラスへ、国際線はビジネスクラス・ファーストクラスへ
  • ラウンジの利用:ブロンズ会員本人、上級会員と一緒に入室する同行者、特典利用者登録済みの方の入室
  • ANA SKYコインへの交換:1ポイント=1,000コインで、1ポイントから交換できる

一番「得」なのは座席のアップグレード、特に国際線のビジネスクラスへのアップグレードだと言われています。一方で、一番「自由」なのはANA SKYコインへの交換です。この「得」と「自由」のどちらを取るかが、今回の悩みのポイントでした。

ちなみにラウンジは、ダイヤモンド会員であれば本人は追加ポイントなしで利用できます。私が実際に使ってみた様子は羽田の国内線スイートラウンジ初体験レポートにまとめています。

必要ポイント数:国内線・国際線・ラウンジ

気になる必要ポイント数を表にまとめました。(最新の条件は公式サイトをご確認ください)

使い道必要ポイント補足
国内線 普通席→プレミアムクラス1区間4ポイント区間を問わず一律
国際線 エコノミー→ビジネス片道6〜10ポイント程度方面・区間で変動
ラウンジ(国内線/国際線)2ポイント/3ポイント1人1回あたり
スイートラウンジ(国内線/国際線)4ポイント/5ポイント1人1回あたり
ANA SKYコイン1ポイント→1,000コイン1ポイントから交換可

国内線は本人だけでなく、特典利用者登録済みの2親等以内の家族にも使えます。夫婦であれば、夫のポイントで妻の座席をアップグレードすることもできます。

アップグレードできる運賃・できない運賃(私の誤解)

ここで、私自身が勘違いしていたことを正直に書いておきます。

私たちは11月に国内旅行のチケットを手配しました。過去に、ダイヤモンド特典でもらったスカイコインで2人分手配しました。予約画面を見ると、エコノミークラス「V」の下に「アップグレード不可」の文字。私はてっきり「スカイコインで買った航空券だからアップグレードできない」のだと思い込んでいました。

ところが公式の条件を調べると、アップグレードの可否を決めるのは支払い方法ではなく運賃の種類でした。2026年5月19日の国内線運賃リニューアル以降、ANA国内線アップグレード特典のご利用条件では、対象運賃が次のように定められています。

  • 対象:フレックス、スタンダード、Biz、ANAカード優待割引、株主優待割引、個人包括旅行運賃など
  • 対象外:最安の「シンプル」運賃(変更不可・座席指定は24時間前から)

つまり、スカイコインで「スタンダード」を買えば、アップグレードは可能です。個人包括旅行運賃も対象なので、ANAトラベラーズのダイナミックパッケージ(航空券+ホテル)でも使えます。「コインで買ったからダメ」と諦めている方は、ぜひ運賃の種類を確認してみてください。

夫婦で合計34ポイントの使い道:私たちの結論

ラウンジ祭り

ここからは、私の24ポイントと妻の10ポイント、夫婦で合計34ポイントの使い道を決めるまでの検討過程です。「国内線アップグレードに魅力を感じない派」の方には、きっと参考になると思います。

国際線アップグレードは「縛り」が多すぎた

アップグレードポイントの王道は、国際線のビジネスクラスへのアップグレードです。ただ、使うためには次の条件をすべてクリアする必要があります。

  • アップグレード対象運賃の国際線航空券を買う(最安クラスの運賃は対象外)
  • 2027年3月31日までに搭乗する旅程を組む
  • アップグレード用の空席が残っている便を選ぶ

そもそも対象運賃がそれなりに高く、そのうえでポイントを使うという「二重の縛り」があります。

例えば、2027年1月で羽田〜バンコク便の往復検索結果。ビジネスアップグレード可能なチケットは往復で30万円近く・・・。

羽田バンコク行きでアップグレード可能な運賃(2027年1月)

一人30万は高い。。

私たちはまだ次の海外旅行の日程も行き先も決まっていないので、国際線での消化は現実的ではないと判断。ポイントのために旅行を計画するのは本末転倒だと感じたのも、正直なところです。

そもそも、アップグレードが空席待ちになっているので、こりゃ諦め確定だ。他に旅行できる日もないし・・。

アップグレードが空席待ちに。

国内線アップグレードで増えるのは「座席と食事」だけ

では、国内線はどうでしょうか。仮に、国内線の便をアップグレードした場合に、何が増えるかを調べてみました。

項目今のまま(ダイヤモンド・普通席)アップグレード後
ラウンジ・優先保安検査・優先搭乗すでに利用可変わらず
座席普通席幅の広いプレミアムクラス席
機内食なし(ドリンクのみ)食事付き
アルコールなしワイン・スパークリング・日本酒
マイル・PP購入運賃ぶん増えない(購入運賃で計算)

ANA公式のメニューによると、プレミアムクラスでは、10時59分以前の出発便で朝食、11時以降の出発便で昼夕食が提供されます(2026年9〜11月のメニュー。便によって異なるのでANAサイトで確認ください)。

ただ、ダイヤモンドやSFCの方は、すでにラウンジも優先搭乗も使えます。空港での待ち時間ゼロの価値はSFCのスタアラゴールドで得られる待ち時間ゼロの価値でも書いたとおりです。

アップグレードで増えるのは、実質「約1時間半の広い座席と食事・お酒」だけ。(何より空港に着いたあとは運転するから、お酒を飲むなんてありえない)

正直、これのためにわざわざ高い運賃を買う魅力は、私には感じられませんでした。

アップグレードの損益分岐点は「運賃差+4,000円」

とはいえ、感覚だけで判断するのも良くないので、(お得意の笑)損益分岐点を計算してみました。帰りの便をアップグレードするには、シンプルではなくスタンダードを買う必要があります。

ポイント

1人あたりの実質コスト=(スタンダードとシンプルの運賃差)+4ポイント(=4,000コイン相当)

  • 運賃差が1,000〜2,000円程度なら、1人5,000〜6,000円で食事・お酒・広い座席が付く計算
  • 運賃差が5,000円以上なら1人9,000円以上になり、夫婦で2万円近くと割に合わない
  • スタンダードには事前座席指定無料・手荷物2個・予約変更可(有料)というメリットもある

この差額は路線と日付によって大きく変わるので、予約画面でシンプルとスタンダードを見比べるのが一番です。私たちも一度はこの計算をしてみましたが、最終的にはアップグレードは見送りと決めました。追加で高い運賃を払ってまで、1時間半の食事と座席を買う価値は感じなかったからです。

スカイコイン交換は「自由度」が最強

結局、私が一番魅力を感じたのはANA SKYコインへの交換です。24ポイントなら24,000コイン、つまり24,000円分の航空券代になります。

国際線ビジネスのアップグレードに比べれば、1ポイントあたりの価値は完全に下がるでしょう。それでも、行き先も日程も縛られず、有償航空券と同じようにフライトマイルもPPも貯まるのがスカイコインの強みです。

  • 使える範囲:ANAウェブサイトの国内線・国際線航空券、ダイナミックパッケージなど
  • 使える人:本人と特典利用者登録した2親等以内の家族
  • コインの期限:交換日から12カ月後の月末まで
  • コインで買った航空券:コインの期限内に搭乗しなくてもOK

「使いこなせないポイント」より「確実に使える24,000円分」。これは、ANAダイヤモンド選択式特典で80,000コインのスカイコインコースを選んだ時と同じ考え方です。

落とし穴:夫婦のスカイコインは合算できない

ここで、夫婦で使う場合の大事な落とし穴があります。ANA公式のANA SKYコインのページのよくある質問によると、自分と家族のANA SKYコインを合算して使うことはできません。

私の口座には、ダイヤモンド特典の80,000コインのうち、往路2人分(25,330コイン×2)を支払った残りの29,340コインがあります。有効期限は2027年3月末です。妻も10ポイントをコインに換えれば10,000コインになりますが、1回の支払いで私のコインと妻のコインを合わせることはできません。

一方で、私のアカウントで、特典利用者登録済みの妻の航空券を買うことはできます。つまり、夫婦のどちらのアカウントで予約し、どちらのコインで払うかを最初に設計しておくことが大切です。

私たちの最終結論:一部だけコイン化して復路を購入、残りは3月上旬に

以上を踏まえて、私たち夫婦の最終的な結論は次のとおりです。私のアップグレードポイントを少しだけANA SKYコインに交換し、手持ちのコインと合わせて復路を2人分購入します。そして残りのポイントは、2027年3月上旬に夫婦それぞれがコインに交換して使い切ります。

復路の運賃は1人約18,000円の見込みで計算しています【試算】。実際の金額は購入時に変動するので、あくまで目安です。

ステップ内容ポイント・コイン
1復路(私の分)を私のコインで購入29,340→残り約11,340コイン
2不足分だけ私のポイントを今交換7ポイント→7,000コイン
3復路(妻の分)を私のアカウントでコイン払い約18,000コイン使用
4残りのポイントはそのまま保持私17ポイント+妻10ポイント
52027年3月上旬に夫婦それぞれコイン化私17,000コイン+妻10,000コイン

この結論のポイントは3つです。まず、期限が2027年3月末の手持ちコインを先に使い切れること。次に、現金の持ち出しがほぼゼロになること。そして、妻の10ポイントには今は手を付けないことです。

最後のポイントがなぜ大事かというと、コインの期限は「交換した日」から数えるからです。今(2026年9月)交換すると期限は2027年9月末ですが、2027年3月上旬に交換すれば期限は2028年3月末まで延びます。

注意

アップグレードポイントは3月31日を過ぎると消滅します。3月上旬に必ず交換することが、この戦略の絶対条件です。夫婦それぞれのアカウントで手続きが必要なので、スマホのカレンダーに3月1日と3月10日のように2回リマインダーを入れておくのがおすすめです。忘れそうなら、今すぐ全部交換してしまうのも立派な判断です。

まとめ

2026年度で廃止されるANAアップグレードポイントの使い道と、私たち夫婦の結論を振り返ります。

簡単に言うと、アップグレードポイントの価値を最大化できるのは国際線アップグレードですが、対象運賃と日程の縛りが強く、誰にでもおすすめできるものではありません。国内線アップグレードで増えるのは座席と食事・お酒で、上級会員にとっての上乗せは思ったより小さいです。

そのため私たち夫婦は、国内線アップグレードは見送り、スカイコイン化で使い切ることに決めました。今必要な分(復路2人分の不足額)だけ私のポイントを交換し、残りは2027年3月上旬に夫婦それぞれがコインに交換します。旅の予定が決まっていない方にも、この「必要な分だけ今交換、残りは3月上旬」という戦略はそのまま使えると思います。

  • 期限は2027年3月31日の搭乗・利用分まで。4月1日以降は消滅
  • 残高は会員ページの「アップグレードポイント残高照会」でチェック
  • アップグレードの可否は支払い方法ではなく運賃の種類で決まる
  • スカイコインは家族間で合算不可。誰のアカウントで予約するかを先に決める
  • 3月上旬に交換するとコイン期限が翌年3月末まで延びる。リマインダー必須

PPやステータス、上級会員特典の仕組みを体系的に押さえておきたい方には、私もSFC修行前に読んだマイレージ ステイタスBOOK(イカロス出版)が参考になります。

いかがだったでしょうか。たくさんポイントを持っている方ほど、放置による損は大きくなります。ぜひ今のうちに残高を確認して、ご自身に合った使い道を決めてください。国内旅行の様子は、旅行記として改めてご報告します。参考になれば幸いです!

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#アップグレードポイント #ANA #スカイコイン #SFC修行 #ANAダイヤモンド

この記事を書いた人
でるたび

航空旅行好きな40代サラリーマン。
40代のうちに妻とより自由な第二の人生を描くため、住みよい海外を探し中。旅行好きが高じて、総合旅行業務取扱管理者取得。
航空会社ANAの上級会員ステータス取得(SFC修行)のコツや、誰でも実践できる旅行の情報を発信していきます。

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