みなさんこんにちは。数年後(むしろもっと早くに実現の予定が……?)にセミリタイアを達成し、世界を飛び回りながら仕事をして生活したいと考えています。
私は2025年にSFC修行を始め、ソウル発券と台北発券を実際に使いながらANA便を中心に旅程を組みました。先に結論をお伝えすると、移動の近さと組みやすさを重視するならソウル、獲得PPと旅行体験を両立したいなら台北が候補になります。
一方、バンコクは距離を伸ばしやすいものの、発券地へ移動する時間と費用が増えます。ANA海外発券のおすすめルートは、航空券だけの価格では決まりません。発券地までの移動、必要日数、欠航時の影響まで含めて選ぶのが大切です。
この記事では、私が出発1週間前に手配した台北発券の実例をもとに、ソウル・台北・バンコクの選び方と、14,042PP・151,528円・PP単価10.79円の内訳をまとめます。SFC修行全体の費用や、実際にやって感じたメリットは、SFC達成夫婦が振り返るマイル修行の費用・メリットも参考にしてください。
ANA海外発券とは?SFC修行で使う仕組み

海外発券のメリットと向いている人
海外発券とは、日本国外の空港を出発地として航空券を購入する方法です。私の場合は、ソウルや台北を出発地にして日本へ入り、日本国内の長距離区間を組み合わせました。日本発とは異なる運賃が出ることがあり、条件が合えばビジネスクラスや長い旅程を選びやすくなります。
たとえば、台北を出発して羽田へ入り、その後に宮古島などの国内長距離区間を加え、最後に台北へ戻る組み方です。日本発の単純往復とは違い、台湾と沖縄の両方を旅行できる点が私には大きな魅力でした。ソウル発券でも石垣島旅行を組み合わせ、PPを貯める過程そのものを楽しめています。
ただし、「海外発券なら必ず安い」という意味ではありません。航空券の価格は出発日、予約時期、空席、予約クラスで変わります。発券地へ向かう片道航空券や宿泊費まで加えると、日本発のほうが総額を抑えられる場合もあります。
海外発券が向いているのは、台湾や韓国の旅行も楽しみたい人、複数のフライトを一つの旅程として管理できる人、遅延や欠航に備えて時間の余裕を持てる人です。私はSFC修行をただのポイント稼ぎにせず、妻との海外旅行や宮古島旅行も一緒に楽しみたかったので、この方法が合っていました。
反対に、航空券を分けて管理するのが不安な人や、日程変更が難しい人は、国内発券のシンプルな往復から始めるほうが安心だと思います。海外発券はPP単価だけを追う方法ではなく、増える手間と旅行の楽しさを自分なりに引き受けられるかで向き不向きが分かれます。
プレミアムポイント(PP)は、ビジネスクラスなら一律に何倍という計算ではありません。ANA公式のプレミアムポイント計算方法にあるとおり、区間基本マイレージに予約クラス・運賃種別ごとの積算率と路線倍率を掛け、搭乗ポイントを加えて算出します。発券前に便ごとの予約クラスを確認し、ANAのシミュレーションで積算見込みを確かめるのが確実です。
ANA海外発券のおすすめルート3選

私がANAの航空券サイトで何度も検索し、実際のSFC修行で検討したのは、ソウル・台北・バンコクを起点にするルートです。選ぶ際の違いをまとめると、次のようになります。
| 発券地 | 出発地までの移動 | 必要日数の考え方 | PP効率の特徴 | 欠航時の影響 |
|---|---|---|---|---|
| ソウル | 日本から近く、位置づけ便を組みやすい | 比較的短い日程を検討しやすい | 距離は短め。国内長距離区間との組み合わせを検討 | 別切り航空券との接続には余裕が必要 |
| 台北 | ソウルより移動時間は増えるが、松山空港は市街地に近い | 台湾旅行を含めた日程を組みやすい | ソウルより距離を取りやすく、私のZクラス実例では14,042PP見込み | 台風などによる欠航時は後続区間への影響が大きい |
| バンコク | 発券地までの時間と費用が大きくなりやすい | 余裕のある日程向き | 距離を伸ばせる一方、総費用で判断が必要 | 旅程が長いほど変更時の調整範囲が広がる |
近さを優先するならソウル、PPと観光の両方を重視するなら台北、長い休みを使って距離を伸ばしたいならバンコクという考え方です。固定的な「最安ルート」を探すより、自分が確保できる日数と発券時の総額で比べるほうが失敗を減らせます。
ソウルと台北は日本から向かう便の選択肢を探しやすく、私のような海外発券の初心者でも現実的に検討できました。バンコクは魅力的な旅行先ですが、週末だけの短い日程では位置づけ便を含む移動が重くなります。休暇の日数に余裕があるときに、航空券と宿泊の総額を見て判断する候補です。
海外発券は、予約クラスや運賃規則まで理解してから旅程を組む必要があります。ANAマイルとステータス修行の全体像を体系的に確認したい方は、2026~2027年版の解説書も参考になりますよ。
ソウル発券と台北発券の違いを比較

ソウル発券の強みは、日本からの近さです。羽田や関西から移動しやすく、金浦空港を使える旅程なら市街地にも出やすいため、発券地へ移動する負担を抑えやすいと感じました。私はすでに2回ソウルへ行く予定を組んでいたので、同じ行き先が続く単調さを避けるため、その後はいったん台北へ切り替えています。(飽きやすいタイプです……)
ソウルは日本との距離が短い分、国際線区間だけで得られるPPも台北より少なくなりやすいです。そこで私は、羽田から石垣島などの国内長距離区間を組み合わせました。位置づけ便の負担を抑えつつ国内区間で距離を取れるため、忙しい時期にも検討しやすい組み方でした。
台北発券の強みは、ソウルより距離を取りやすく、台湾旅行と組み合わせられることです。羽田から台北松山空港を利用すると市街地へ移動しやすく、私は妻と旅行を楽しみながらPPを積み上げられました。一方で、日本から台北までの位置づけ便が別途必要で、ソウルより移動時間も増えます。
台北は観光や食事の楽しみも多く、同じ発券地を何度も往復する単調さを避けたい私には合っていました。台風の影響を受ける可能性がある時期は、欠航によって後続の国内区間まで崩れることも考えておく必要があります。観光時間を欲張りすぎず、空港へ戻る時間にも余裕を持たせたいところです。
価格だけならソウルが必ず有利、PP単価なら台北が必ず有利とは限りません。私の実例ではソウル発券が7円台、台北発券が10.79円/PPでしたが、これは2025年に私が予約した日程・運賃・ルートでの結果です。これから選ぶ場合は、位置づけ便を含む総額と、自分が実際に獲得できるPPで比較してください。
台北発券の実例|14,042PPのルートと費用

台北発券を選んだ理由
私が台北発券を選んだのは、ソウル発券とは違う海外旅行を楽しみながら、羽田と宮古島を組み合わせてPPを積み上げられると考えたからです。妻はSFC修行をしませんが、今回の修行にも賛同してくれたので、妻の分もビジネスクラスで手配しました。修行効率だけでなく、2人が旅行を楽しめることも外せない条件でした。
実際の予約では、ANAのサイトで半日検索する週末が何回かありました笑。最終的に手配したのは出発の1週間前です。ここまで直前の予約を勧めるわけではありませんが、同じ出発地でも日付や滞在時間を変えると、選べる予約クラスと総額が変わることを実感しました。
台北発券では、まず台湾へ到着するための航空券が必要です。この位置づけ便の費用と、旅程の最初の便に遅れた場合のリスクを忘れないことが大切。繁忙期や台風の時期も考え、別切りの便同士をぎりぎりで接続させないほうが安心です。
私は位置づけ便にもANAを選びました。PP効率だけなら別の選択肢もありましたが、ANAのサービスが純粋に好きで、少しでもPPを積み上げられることを優先したためです。費用を最優先するならLCCなども含めて比較し、預け荷物や変更条件まで確認するとよいと思います。
実際に発券したTSA・HND・MMY経由ルート
私が発券したのは、台北松山空港(TSA)を起点に、羽田空港(HND)と宮古空港(MMY)を経由し、国内側の行き先に関西国際空港を組み込む旅程です。ソウル発券で使った組み方を応用し、発券地を台北へ、沖縄の目的地を宮古島へ変えました。
図にすると次のようになります。

海外発券の国際線に国内区間を組み合わせると、台湾旅行と宮古島旅行を一つの計画として楽しめます。ただし、乗り継ぎ、途中滞在、変更・払い戻しの条件は航空券ごとに異なります。検索画面で旅程を作れたとしても、各便の接続時間と運賃規則まで確認してから発券してください。
このような旅程は区間数が多いため、予約番号、便名、出発日を一覧にしておくと確認しやすくなります。私は複雑な旅程を組むこと自体も楽しみましたが、ややこしくするほど変更時の調整も増えます。最初から最大区間数を狙わず、自分で全体を説明できる範囲に収めるのがおすすめです。
151,528円・PP単価10.79円の内訳
この旅程を2025年に発券した時点で、私が計算した獲得見込みは14,042PPでした。航空券は妻の分も一緒に手配していますが、PP単価の計算に使った修行者1人分の金額は151,528円です。

計算は151,528円÷14,042PPで、PP単価は10.79円/PPです。ソウル発券で経験した7円台よりは高くなりましたが、妻と長い時間ビジネスクラスを楽しめること、ANA SKY コインで現金負担を抑えられたことを含め、私は十分に満足できる内容でした。(鬼妻にも楽しんでいただくので、そこはコスト度外視です!)
妻はSFC修行をしていないため、妻の航空券から私のPPが増えるわけではありません。それでも、修行に付き合ってくれるパートナーにも楽しんでもらえるよう、2人ともビジネスクラスにしました。最小費用だけを考えた選択ではありませんが、夫婦旅行としての満足度まで含めれば、私にとって納得できる発券でした。
国際線のビジネスクラスでも、積算率は予約クラスによって異なります。ANA国際線のマイル積算条件では、Jは150%、C・D・Zは125%、Pは70%です。私の航空券はZクラスで、区間基本マイレージに対する積算率は125%。座席がビジネスクラスという情報だけでPPを見積もらず、予約クラス、路線倍率、搭乗ポイントを分けて確認する必要があります。
なお、151,528円と10.79円/PPは私が手配した当時の実績です。航空券価格、予約クラス、燃油特別付加運賃などは時期や条件で変動するため、現在も同額で発券できるとは限りません。
海外発券の注意点と搭乗後の結果
海外発券でいちばん注意したいのは、発券地へ自力で移動し、旅程の最初の便に確実に搭乗することです。位置づけ便と海外発券の航空券が別予約なら、遅延や欠航が起きたときに後続便まで自動で保護されるとは限りません。私は次の点を確認してから発券するようにしました。
- 発券地へ移動する航空券、宿泊、現地交通を含めた総額
- 各区間の予約クラスとANAのシミュレーションによる獲得PP
- 乗り継ぎ時間と、遅延・欠航時に旅程を立て直せる余裕
- 変更・払い戻し・途中滞在に関する運賃規則
2025年3月の初稿時点では予約直後でしたが、その後、この台北発券を実際に使って搭乗しました。台湾旅行の国際線区間では、Zクラスで2,893PP、Wクラスで997PPを獲得しています。ラウンジや機内、台北松山空港での様子は、台北発券のビジネスクラス搭乗体験とエコノミー比較にまとめました。
実際に乗ってみると、数字だけでは見えなかった価値もありました。台北松山空港は市街地から移動しやすく、ビジネスクラスでは搭乗前のラウンジと機内の時間も旅行の一部として楽しめます。妻も台北発券のビジネスクラスに満足してくれたので、PP単価だけでソウル発券と比べなくてよかったと感じています。
台北発券、羽田〜宮古島、関空〜宮古島などを組み合わせた結果、最終的にはANA便だけで年間50,000PPを達成できました。ただ、必要な回数や日数は出発地、運賃、使える予算で変わります。「土日だけで必ず達成できる」とは考えず、自分の生活に無理のない旅程を組むことが大事です。私の全体の経過は、ANA便だけでプラチナステータスを達成した記録で確認できます。
私の結論は、近さ重視ならソウル、PPと旅行体験の両立なら台北です。バンコクは時間に余裕があり、発券地までの費用を含めても納得できるときに検討します。まずは発券時点の総額と予約クラスを確認し、欠航時にも立て直せる余裕を持って選んでみてください。

