こんにちは。でるた兄さんです。
40代でキャリアチェンジを目指しながら、セミリタイア後の海外移住(お試し)を視野に入れて世界各地を旅行しています。
今回は、少し緊張感のある話題です。
実は・・2026年のゴールデンウィーク(GW)に向けて、妻とシンガポール航空でドバイへ旅行する計画を立て、航空券を手配していました。(2025年の秋に手配済み)
しかし2026年2月末から3月にかけて、アメリカ・イスラエルによるイランへの攻撃が始まり、中東全域の情勢が急激に不安定化しました。
「この状況で、GWのドバイ行きを本当に計画通り進めていいのか?」
今回は、この問いにどう向き合い、航空券を「即キャンセル」ではなく「様子見」という選択をした理由と判断プロセスを、実際の費用やキャンセル規定を交えてお伝えします。
また、この経験を通じて改めて強く感じた「払い戻し不可(ノンリファンダブル)チケットは買わない」という航空券選びの考え方についても、一つのポイントとしてシェアしたいと思います。
いずれにしても、GWの航空券とドバイ旅行はキャンセルします。
- 中東情勢急変で予約済みGW航空券をどう判断したか
- 「即キャンセル」vs「様子見」の判断プロセスと根拠
- 航空会社都合の欠航・運休なら無償リファンドが受けられる仕組み
- 払い戻し不可チケットを買わない理由とリスク管理の考え方
ご注意
中東情勢は2026年3月現在も刻一刻と変化しています。この記事に記載の情報は執筆時点(2026年3月)のものです。最新情報は必ず外務省海外安全情報や各航空会社の公式サイトでご確認ください。
中東情勢の急変と、私の予約状況

予定していたGWの航空券
まず、今回の背景と私の予約内容を整理します。
2026年2月末から始まった情勢変化
2026年2月28日〜3月1日、アメリカ・イギリス・イスラエルによる対イラン攻撃が始まり、イランからの報復攻撃も発生しました。これにより中東の広い空域が閉鎖され、多くの航空会社がドバイやリヤドへのフライトを相次いで運休しました。
エミレーツ航空はドバイ発の便を3月7日まで運休、エールフランスもドバイ・リヤド路線を3月6日まで停止しています。日本の外務省も、UAE(ドバイを含む)への渡航危険情報を「渡航中止」レベルに引き上げ、「航空便のキャンセルや遅延が発生しています」と注意を呼びかける状況となりました。
ただし、情勢は時々刻々と変化しており、本記事執筆時点(2026年3月)では、ドバイへの渡航安全性の最新状況については未確認の情報も含まれています。旅行の最終判断は必ず外務省や航会社の公式情報を参照してください。
実は調べていくと、こうした状況の変化は、過去にも繰り返されてきました。2023年10月のハマース攻撃時には多くの外国航空会社がテルアビブ便を停止し、2025年5月にはフーシ派ミサイルがテルアビブ空港付近に着弾して欧米系各社が一時欠航。
そして今回もまた同様のパターンが繰り返されています。中東情勢は「一過性の出来事」に見える場合もあれば、長期化する場合もあります。その不確実性こそが、今回の判断を難しくした最大の要因です。
私の予約内容と費用
私が手配していたのは以下の内容です。
- 路線:シンガポール経由ドバイ往復(シンガポール航空利用)
- 時期:2026年ゴールデンウィーク
- 人数:夫婦2名
- チケット代:2名合計 約33万円
- キャンセル料:1人15,000円 × 2名 = 30,000円
- キャンセル料率:約10%(チケット代の総額に対して)
予約は旅行の半年前、つまり2025年の秋〜冬に、シンガポール航空の公式サイトから直接購入しました。
当初の計画のところ、本音ベースでドバイからさらにコーカサス地方(ジョージア、アゼルバイジャン)や、なんならイランへの訪問(マシュハド、シーラーズ、エスファハンなど)もガチで検討していたくらい、この旅への期待は高かったです。
ドバイ以遠のフライト検索を日々の楽しみにしていました。
しかし今回の情勢急変で、「渡航する気は一切ない」というのが私と妻の一致した気持ちです。よって航空券をキャンセルすることに。
ただ、問題は、買ってしまったチケットをどうやってキャンセルするか、です。
「即キャンセル」vs「様子見」——夫婦で考えた判断プロセス
今すぐキャンセルするか、それともしばらく待つか。夫婦で考えた結果、「様子見(すぐにキャンセルしない)」を選びました。その判断の根拠は次の通りです。
- 今すぐキャンセルすると、30,000円のキャンセル料が確定してしまう
- この情勢が長引けば、シンガポール航空もGW期間のドバイ便を運休する可能性が高いのではないか?(注意:これは私の完全な主観であり、予想です)
- 航空会社都合による運休・欠航の場合は、無償でリファンドが受けられる(後述)
- 仮にリファンドが得られなくてもキャンセル料は払う覚悟がある(渡航する気はゼロなので)
この判断のポイントは「今キャンセルすれば確実に損、待てば損失ゼロになる可能性がある」という構造です。
もちろん「様子見をしていたら、いつの間にか期限が来てキャンセル料がかかる状態になった」という話もあるかもしれません。そのためにも、日々シンガポール航空の公式サイトのアナウンスを確認し、「運休・リファンド」の案内が出たらすぐに動くという準備はしています。
不測の事態での航空券キャンセル:知っておくべき基礎知識
今回の中東情勢は一過性の出来事か、長期的になるかは私レベルでは予想ができませんが、「不測の事態が起きた時に何が起こるか」を知っておくことは、いずれにしても大事です。ここでは、航空券キャンセルに関する基本的な仕組みを整理します。
航空会社都合のキャンセル(欠航・運休)なら、ほぼ全額返金
最初に、最も重要な原則を確認しておきましょう。
原則
航空会社がフライトをキャンセル(欠航・運休)した場合、ほぼすべての航空会社で、無料の振替便手配または全額払い戻しが提供されます。
つまり、今回のように情勢悪化によって航空会社がドバイ便を運休にした場合、乗客は「キャンセル料なし」で全額リファンドを受けられます。これが私が様子見を選んだ最大の根拠でもあります。
過去、思い起こせばコロナ禍の時にも同様に別航空会社のチケット予約をしていたことがありましたが、その際も運行が停止したことで、100%の返金がありました。
| 状況 | キャンセル料の扱い |
|---|---|
| 自分都合(旅行したくない) | 運賃規約通りのキャンセル料が発生 |
| 航空会社都合(欠航・運休) | 無料振替または全額返金 |
シンガポール航空の場合、公式サイトの「Manage Booking」や電話でキャンセルの申請ができます。
航空会社が運休を発表しているフライトについては、通常の払い戻しフローが適用されることになります。
ただし、各航空会社の対応は規約と状況によって異なるため、これらの情報は参考として、必ずご自身が手配した該当航空会社の公式案内を確認してから手続きを進めてください。
旅行保険では「戦争・紛争」は補償対象外のことが多い
調べていくと(私も知らなくて驚きましたが)重要な注意点として、旅行保険(海外旅行保険)は、戦争・内乱・テロなどに起因する旅行キャンセルを「免責事項」としているケースが大半です。
一般的な海外旅行保険の免責条項には「戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、暴動などによる損害」が含まれており、今回のような中東紛争に伴う旅行中止費用は、保険会社に請求しても補償されないことがほとんどです。
注意
「旅行保険があるから大丈夫」と思って非常事態を迎えると、痛い目に遭います。保険でカバーされるのは旅行中の疾病・事故・怪我などが中心であり、紛争による旅行中止費用は別の話、と理解しておきましょう。保険の補償内容はあくまで目安です。ご加入の保険会社に必ず確認してください。
ただし、特約として「CFAR(Cancel For Any Reason:理由問わずキャンセル可)」オプションが付いている保険もあります。万が一に備えてしっかりカバーしたい方は、保険加入前に補償内容をしっかり確認することをおすすめします。
旅行代理店経由で買った場合はどうなるか
旅行代理店(HIS、JTBなど)やオンライン予約サイト(Expedia等)経由で購入した場合、航空券のキャンセル・払い戻しは基本的に航空会社の規約に準拠します。
ただし、パッケージツアーとして申し込んでいた場合は、ツアー取消料が別途設定されていることがあります。航空会社が運休しても、ホテルや現地手配分のキャンセル料は別問題になるため注意が必要です。
また、代理店経由の場合は航空会社へ直接問い合わせができず、代理店を経由する必要があるため、手続きに時間がかかるケースがあります。
私が今回のような事態でスッとどうするか検討できたのも、航空会社の公式サイトで直接購入していたからという点が大きいと改めて感じています。
払い戻し不可チケットは買わない:私の航空券選びの方針
今回の経験を通じて、私が日頃から大切にしている「払い戻し不可チケットは買わない」という方針の重要性を、改めて強く実感しました。ここでは、その考え方を具体的にお伝えします。
払い戻し不可(ノンリファンダブル)チケットのリスク
航空券には、大まかに2種類の「払い戻しルール」があります。
- 払い戻し可能チケット:キャンセル料を払えば払い戻しができる(フレキシブル運賃、一般運賃など)
- 払い戻し不可チケット(ノンリファンダブル):航空会社の都合による欠航を除き、キャンセルしても一切戻らない
格安航空券には払い戻し不可の商品が多く含まれています。一見すると「安い!」と感じる価格ですが、もし何らかの事情でキャンセルが必要になった場合、支払った航空券費用がほぼゼロになってしまうリスクを抱えています。
今回のような中東情勢の急変はその典型例ですが、(とはいえ、それでも運行する航空会社もあるでしょうし、こればかりはそれぞれの情勢や航空会社の判断次第)病気や急用、家族の事情など、「旅行に行けなくなる理由」は突然やってきます。
しかも、「不測の事態」は予測できないから「不測」なわけです。そのたびに「払い戻し不可チケットを買ったせいで大きな損失が出た」という状況は、できれば避けたいところです。
| チケット種別 | 自分都合キャンセル | 航空会社都合キャンセル |
|---|---|---|
| 払い戻し可能 | キャンセル料(数千〜数万円)が発生 | 無料振替または全額返金 |
| 払い戻し不可 | 航空券代が全額パー | 無料振替または全額返金 |
航空会社都合のキャンセルについてはどちらのチケットでも返金対応がされるため、大きな差はありません。一方、自分都合のキャンセルが必要になった場合の差は歴然です。
安さとキャンセル料のバランスを見て選ぶ
私の航空券を選ぶ際の基本方針はこうです。
- 旅行代理店経由は使わず、航空会社公式サイトから直接購入する
- 購入前に必ずキャンセル規定を確認する(キャンセル料はいくらか、払い戻し不可の条件はあるか)
- 払い戻し不可チケットは原則として買わない(安さよりリスク管理を優先してます)
- 「最悪キャンセルしても許容できるキャンセル料か」を基準に判断する
今回のシンガポール航空のチケットはまさにこの方針に沿って選んでいたものです。チケット代2名合計約33万円に対して、キャンセル料は2名合計30,000円。キャンセル料率は約10%程度。これなら、自分のお財布事情的にも納得できる金額と考えました。
ポイントは「払い戻し不可ではない(キャンセル自体はできる)」という点です。さらに、今回のように航空会社都合の運休になれば全額返金が期待できます。「最悪の場合は30,000円の損失を覚悟しつつ、航空会社の判断を待つ」という選択肢が取れるのは、払い戻し不可ではないチケットだからこそです。
不測の事態を想定した旅行計画の考え方
今回の経験から、旅行を計画する際に持っておくべき視点をまとめます。
旅行計画のリスク管理チェックリスト
- 航空券のキャンセル規定を購入前に確認したか
- 払い戻し不可チケットを選んでいないか
- 旅行代理店経由ではなく直接購入できているか
- 渡航先の外務省危険情報を定期的にチェックしているか
- 旅行保険の免責事項(戦争・紛争など)を把握しているか
特に「払い戻し不可チケットは買わない」は、中東に限らず、日常的な旅行でも意識してほしいポイントです。格安チケットへの誘惑は誰にでもあります。でも「安さだけで選ぶと、リスクを安売りしている」という視点を持つことで、万が一の時に慌てずに済みます。
もちろん、払い戻し不可という条件を受けるということも一つの答えです。私も払い戻し不可のチケットを購入して(返金リスクを承知の上で)海外旅行をしたケースも多いです。
つまり自分次第です。
実際、今回のシンガポール航空のチケットは(繁忙期であるGWにしては)比較的割安な部類です。それでも払い戻し可能な設計のものを選んでいた。この差が「様子見できる余地」を生み出しています。
今回のような中東情勢は、「いつ収束するかわからない不確実な出来事」です。こういった一過性に見える事象が長期化することもあれば、翌週には状況が大きく変わることもあります。
旅行計画を立てる際には、「不測の事態」を0%とは思わず、常にその可能性を織り込んで航空券を選ぶことが大切です。「最悪でもキャンセル料X円で済む」という選択肢を手元に残しておくこと。
これが旅のリスク管理の基本だと、今回改めて痛感しました。
まとめ
今回は、2026年のゴールデンウィークにシンガポール航空でドバイ行きを予約していた私が、中東情勢の急変を受けてどう動いたかをお伝えしました。
- 2026年2〜3月、中東情勢の悪化により各航空会社がドバイ便を運休し、外務省もUAEへの危険情報を引き上げた(情勢は刻一刻と変化しているため、最新情報は必ず公式サイトで確認を)
- 私は「即キャンセル(30,000円の損失確定)」ではなく「様子見(航空会社の運休発表を待つことに期待)」を選択
- 航空会社都合のキャンセルなら無償リファンドが受けられるというルールを活用した判断
- 旅行保険は戦争・紛争を免責としているケースが多く、「保険で大丈夫」とは思わないこと
- 旅行代理店ではなく航空会社公式サイトでの直接購入が、緊急時対応をシンプルにする
- 払い戻し不可(ノンリファンダブル)チケットは原則として買わない——不測の事態を想定した航空券選びが、旅のリスク管理の基本
この判断がどうなるか?は、GW前にはっきりするはずです。航空会社の動き次第で結果は変わりますが、改めて、旅行事情についても考えるいいきっかけになりました。
今後、状況に変化があればアップデートします。
同様に中東方面への旅行を計画していた方、あるいは「自分の航空券はどうなるんだろう?」と心配している方の参考になれば幸いです。
ただし、そのままキャンセルすることを忘れてしまい・・、ノーショーにはならないように・・自分でもしっかりリマインドしながら進めていきます。
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