以前、下記の記事でラオス旅行の計画を行い、費用の見積もりを行いました。
今回は、旅をしてきた実績を公開したいと思います。
旅行にかかった費用を12のジャンルに分け、余すことなく(1円単位で)公開したいと思っています。
なお、今回の旅行は、2024年の盆休みの間に旅行しました。いわゆる旅行繁忙期の期間です。
ぜひ、ラオス旅行・ルアンパバーンの旅行を検討されている方や、ピーク期の旅行費用の目安として参考ください。
ルアンパバーン旅行費用算出の前提条件
結論に進む前に簡単な前提条件です。
- 夫婦2名旅行
- ホテル代は2名1部屋分で計5泊(ハノイで1泊、ルアンパバーンで4泊)
- 復路ハノイから機内泊(深夜発早朝成田着。機内泊を含めると厳密には5泊7日です)
- 航空券の都合上、ハノイが経由地となるため、往路・復路ともにベトナムも入国
- ハノイ分の旅費も含む
- 観光費用や、現地交通費、食事などは1人あたりの費用で計算
- 自宅〜国内空港の移動費用は考慮なし。今回は羽田空港発〜成田空港着
- 為替レートは、旅行当時の換金レートを参考
- 1ドル= 150円、10,000ベトナムドン=約59円、10,000ラオスキープ=約68円として計算)
それでは、行ってみましょう!
結論:5泊6日(7日)の旅行総額費用はいくら?
早速結論となります。1人あたり総額で¥177,692という結果になりました。以下が旅行前の計画時と、実績の比較表です。(以前のブログの計画時点から、直前にホテルを変えたので若干の変動があります)
夫婦2人の総額ですと、177,692×2名= 355,384円となりました。
ラオス旅行費用の内訳:ジャンルは12分類
詳細について説明していきます。内訳はバリ島旅行と同じ分類で以下の12種類に分けています。
- 航空券費用
- 宿泊費(ホテル代)
- 飲食費
- エステ(マッサージ、足ツボなど含む)
- 買い物
- 現地交通費
- ビザ代(インドネシア入国時に空港で取得)
- 観光費(施設入場費や、カーチャーター含む)
- 通信費(eSIM)
- 洗濯費用
- 保険
- お土産
1つ1つ説明していきます。(各項目は、1人あたりかかった費用なので、2人で旅行計画される際は、費用を倍にしてください)
日本〜ラオス行き航空券費用
- 航空券費用:109,660円
(羽田〜ハノイ〜ルアンパバーン ベトナム航空 エコノミー往復航空券)
予約をしたのは約4カ月前の春でした。費用感ですが、盆休み期間であることも踏まえると、妥当かな、というのが私の意見です。航空券の費用を安くする場合は、シーズンを外したり、LCC(格安航空会社)などを活用すれば、まだまだ安くななるかと思います。
ただし、ルアンパバーンは、バリ島などと比べてLCC就航が少ないです。(帰り、ルアンパバーン空港でバンコク行きのAirAsiaをみかけました)
そもそも就航都市も少なく、静かな空港なので、(個人的にはこのままこの静けさであってほしい・・)便数が少ないです。その中でより格安な航空券を見つけられるかは、旅行のタイミングやシーズン次第といったところでしょうか。
久しぶりに国際線に搭乗したので、機内食やお酒は格別な体験でした。
ハノイ行きの飛行機では機内エンタメもあります。映画も2本見れて大満足。旅行は安く行きたいですが、エアライン選択の際はフルサービス派です。今回ベトナム航空を利用しましたが、旅のおまけとして、ANAのマイルも獲得できました。
*ちなみに、ベトナム航空搭乗でANAのマイルが蓄積されます。ただし、ハノイ〜ルアンパバーンは積算対象外でしたので念の為。
ANAサイトで事前確認をお勧めします。ベトナム航空のサイトで予約時に、ANAのマイレージ番号を登録できます。実施しておけば後で自動的に積算されます。
宿泊費(ホテル代)
- 宿泊費:38,081円
ハノイでは乗り継ぎのために空港近くのリーズナブルなホテルに1泊、(2人部屋で5,000円少し)
ルアンパバーンでは、前半は中心部の高級クラスのホテルで2泊、(同じく14,000円×2泊)
後半は郊外のメコン川沿いのホテルで2泊しました。(同じく22,000円×2泊)
東南アジアは、円安下でもまだまだ割安で泊まれる印象です。
ホテル滞在も好きなので、妥協せず4〜5つ星のホテルを選択しました。
1泊1人換算で平均とすると7,616円、2人を1部屋として考えると1泊あたり15,232円相当となりました。
なお、私がよく利用しているホテル予約サイトについては、こちらで解説しています。
飲食費(カフェ代なども含む)
- 飲食費:14,176円
6日滞在なので、1日あたり換算で言うと、2,363円です。食事は主にローカルレストランや、屋台をメインで利用しました。ラオス料理は本当に日本人の口に合って、リーズナブルで楽しめます。街歩きで汗をかいた後に、ビアラオ(ラオスのビール)と一緒に食す料理が最高。
ラオスでお勧めしたい食については、こちらの記事を参考にしてください。
思ったより費用がかかっている印象?かもしれません。なぜでしょう。
実は、ローカル飯・・ばかりと言いながら、実はおしゃれで綺麗なカフェに行ったり、超高級ホテルのカフェで過ごしたりしていたので、それなりに費用を使っていました。
他にも食費を押し上げた事例があります。ハノイ空港乗り継ぎ時に食べたバインミー(225,000ドン=1,300円)飲み物入れると2,000円近く・・・。(ベトナム価格じゃないでしょ。。。)
もう一つの事例:ルアンパバーン内の最高級ホテルの一つ、アマンタカでカフェ(USD 24=3,500円)
エステ(マッサージ、足ツボなど含む)
- エステ(マッサージ、足ツボなど含む):2,511円
計画時は1万円の予算を考えていましたが、予想に反して少なく抑えることになりました。なんだかんだで何もしないことに忙しくなってしまい・・(意味不明)、まとまった時間でエステ・本格マッサージを受けるタイミングを逃してしまいました。
とはいっても、ルアンパバーンにはそこらじゅうに格安マッサージがありますので、こちらを利用しました。格安ですと10万kip前後(680円)で1時間受けることができます。足マッサージや、全身マッサージを受けました。
価格と質は、セラピストとの相性やお店の雰囲気にも左右されるので、ぜひご自身でチャレンジしてみてください。
買い物
- 買い物:3,444円
買い物は人によるためばらつきが大きいところですが、私の場合、コーヒー豆や現地で過ごすTシャツやパンツなどを購入。
現地交通費
- 現地交通費:4,554円
交通費の多くは、ルアンパバーン空港〜中心街往復分(行きはタクシー、帰りはトゥクトゥクで片道12万kip=814円×2)
後半の滞在はルアンパバーン郊外ホテルだったので、郊外から中心街へのトゥクトゥク代などです。
帰りのハノイ経由時のトランジット時間でハノイ空港から中心街まで向かった分などです。(Grabを使って片道1400円前後)
夫婦や大人数で旅行すると、一人当たりの費用が割り算で抑えられると思います。
ビザ代
- ビザ代:0円
ラオス入国の際は、日本人は以下。
日本国籍の方は15日以内の渡航なら、観光・ビジネス(業務)共にラオス入国にビザ(VISA)不要。
なお、長期滞在ビザを申請すれば、30日の滞在が可能とのこと。
お試し移住としては、30日滞在ビザを申請するか、15日以内の滞在をする感じが良さそうですね。
観光費(施設入場費や、カーチャーター含む)
- 観光費:2,307円
観光費は大して多くはかかりませんでした。楽しんだものの代表としては、以下です。
ど定番ですが、これらは是非抑えていただきたい観光スポットです。
4回ラオスに行っていますが、毎回これは絶対欠かせません。(何もしないといっているくせに・・)
- ラオス舞踊
- メコン川クルーズ
- プーシーの丘
- ルアンパバーン寺院巡り
- 朝の托鉢
メコン川クルーズは、木製のボートでした。ぼったくりもあったりするので、しっかりと交渉しましょう。
朝の托鉢も、カオニャオ(ふかしたもち米)を売ってくる方が多いですが、中にはぼったくりをしてくる人がいます。注意しながら楽しみましょう。
托鉢は、みるだけではなく、自らやってみることを強くお勧めします。スピリチュアルというわけではないですが、何かを与える、という行為をすると気持ちがスッキリしますよ。
通信費(SIMカード)
- SIMカード代:640円
こちらについては、別の記事も参考ください。
バリ島旅行の時と同じく、事前eSIMにするか悩みましたが、今回はルアンパバーン現地空港についてから手配。
なお、妻は楽天モバイル利用者のため、海外利用は2GBまで無料とのことでした。
ただし、ラオスは対象外とのこと。なので妻も現地手配です。
経由地のベトナムハノイでは、楽天モバイルが使えるとのことで、妻頼りでGrab利用などを行いました。
洗濯費用
- 洗濯代:255円
洗濯についてもこちらの記事をご覧ください。
東南アジア洗濯事情の実践編です。
今回は、服は現地手配をしたので、結構攻めた荷物で行きました。以下の記事を参考にして準備しました。
極論、ハノイ・ルアンパバーン5泊6日ならば、手提げバッグで行くことができます。
持っていく服装に悩まれた場合は、この記事を参考ください。
保険
- 保険代:2,065円
今回は乗り継ぎもあり、久々のラオス(医療事情的にも心配ではある)だったので、保険加入をしました。
クレジットカードなどの付帯保険がある方は、それでも良いと思いますが、内容をしっかり確認することをお勧めします。
私としては、旅行の際は、海外旅行保険を別途加入することをお勧めします。
今回も幸にしてトラブルは発生しませんでしたが、過去で以下の事例を体験し、保険で助かった事例があります。
- 冬のヨーロッパでロストバゲージし、3日間真冬のハンガリーで凍えそうになった(服を買って、それを保険金で処理できた)
- イスラエルのテルアビブ空港到着の際、他人に間違えてスーツケースを持っていかれたり(後で返送してくれましたが)がありました。(すぐさま保険会社に問い合わせをしましたが、結果オーライ。ただし、これまた寒すぎて服を買いました)
- アメリカ旅行時に、スーツケースが破損。後で保険で修理代が戻ってきました
保険加入は数千円程度かかりますが、万が一のため、保険は入っておくべきと思います。
なお、ラオス旅行後に、自動付帯保険がついてくるANA VISA プラチナプレミアムカードを変更しました。
本当は、サイドFIRE前に、ANAの上級会員ステータスになりたいというのが大きな目的ですが・・、それなりに高額な年会費ですが、充実したサービスがついてくることを知り迷わずカード入会。
プラチナカードについては、こちらもご覧ください。
お土産
- お土産:0円
ここも買い物と同じく、人によって大きくばらつくところですが、今回も何も購入しませんでした。
(非常に冷たい奴です)
まあ、一度お土産を買ってしまうと、毎回買わないといけないループになるんですよね。
だったら、初めから買わなければ良いwドライ派です。
(本当はウエットなんですけどね・・買う時は、もちろん買いますよ!)
お土産は個人の価値観などもあり、ピンキリですので、あくまで参考実績です。
(いちいち会社の人とかには言わないで、こっそり行きましょう笑)
まとめと考察
航空券とホテル代がほとんどを占める
上記を再度表にまとめると、以下のようになります。
以下は今回の結果から見た考察です。
当初計画時の予想に反して、少し安く済んだ印象がありますね。
グラフで視覚化すると、以下のようになります。
航空券だけで旅費の半分以上、なんと、ホテル含めると旅費の約8割(78%)を占めることがわかりますね。
今回の旅行もそうでしたが、旅行は航空券とホテルの予算で決まるかが、よくわかる結果となりました。
旅行費用の見積もり方検証をしてみる
立ち戻って、以前検証した東南アジア旅行費用の見積り方に戻ります。
この記事では、東南アジア旅行費用の見積もり公式として、以下を提唱していました。
旅行費用総額(円)= 航空券費用(円)× 2〜3倍
今回のハノイ・ルアンババーン旅行で検証をしてみます。
- 航空券費用:109,660円(夫婦では21,9320円)
- 旅行費用総額:177,692円(夫婦では355,384円)
費用総額に対する、航空券費用は1.62倍となりました。
提唱している2〜3倍については、下回る結果となりましたが、総額の見積もりとしては航空券の2倍でみておいても問題はなさそうです。
当然、
- LCCやもっと安い航空券があれば、この関係式も変わります
- 現地で豪遊・買い物やお土産費用をもっと当てれば、2倍ぐらいにはなりそう
今後も、旅行にまつわるお金事情について、自身の経験・体験に基づく記事を配信していきます。
ぜひ、お楽しみください。
旅行の際には荷物チェックもお忘れなく!
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