週末を有効活用して気軽に海外へ──そんなスタイルの旅にぴったりなのが、今回私がSFC修行に合わせて実践した台湾弾丸旅行1泊2日プランです。
特にSFC修行中の方や海外発券を絡めたフライト計画を立てている方にとっても、台北の松山空港は抜群の利便性を誇ります。
市内中心部にあるため、空港からホテルや観光地までの移動がとにかくスムーズ。時間をムダにせず、短期間でも濃厚な台湾体験ができるのが魅力です。週末土日を生かした台湾リフレッシュ旅行も十分に可能でした。
今回はそんな条件にぴったりな「台北・松山駅周辺に滞在」する1泊2日の旅をレポート。夜市グルメやローカル朝ごはん、マッサージ、問屋街ショッピングまで、限られた時間でもしっかり楽しめるリアルなモデルプランをご紹介します。
台湾週末旅行:台北・松山(松山區)ってどんなところ?

松山エリアは、台北市の東側に位置するローカル感あふれる街で、観光にもビジネスにもアクセスしやすい便利なエリアです。
市内にありながらも、落ち着いた雰囲気と庶民的な魅力を併せ持ち、グルメ・買い物・癒しのスポットがバランスよく点在していました。
今回、SFC修行ということもあり週末1泊2日の弾丸台湾旅行で訪問。台北は見どころが多いエリアですが、松山エリアに特化して滞在することとしました。
まずは簡単に松山エリアについてです。
交通アクセスが抜群
台北唯一の抜群のアクセスを誇る「松山空港」があり、中心街への移動もラクラク。松山駅やMRT(台北メトロ)もあり、空港から10〜15分でホテルや市内観光地にアクセスできます。
グルメ天国!夜市もあり

松山といえば有名なのが「饒河街夜市(ラオフージエ イエシー)」。観光客にも人気ですが、地元の人たちも通うグルメスポットで、胡椒餅やルーローハン、タピオカミルクティーなど台湾の定番フードがずらり。
買い物も楽しいローカル感
ファッション好きにおすすめなのが「五分舖商圈(ウーフェンプー)」。ここは服飾の問屋街で、トレンド服やアクセサリーを格安でゲットできるローカルスポットです。観光地化されていないリアル台湾を味わえます。
ホテル・スーパーも充実
アクセスが良いのでビジネスホテルやデザイナーズホテルが多く、快適に滞在可能。また、24時間営業の「カルフール」など大型スーパーもあり、食材やお土産の買い出しにも困りません。
ローカルだけど不便じゃない“ちょうどいい街”
華やかすぎず、でも地味すぎず。観光の拠点にも、サブエリアにもぴったりの「ちょうどいい台北」が松山です。
時間が限られた1泊2日の旅でも、グルメ・癒し・買い物が全部楽しめる松山エリアでした。
空港も近いので、「ちょっと台湾に行きたい」「短時間でも濃く楽しみたい」という方にこそ、おすすめしたいエリアです!
台湾旅行:1泊2日でローカルエリア松山を楽しむ
さて、実際週末を生かして松山エリアを楽しんでいきたいと思います。
松山空港に昼到着!市内アクセスが抜群で便利

週末を活用したSFC修行の弾丸台湾旅行。今回は海外発券(台北発)を組み込んだ、1泊2日の短期ステイです。
でも、あれこれ飛び回って何をしていたか分からなかった・・で終わらせるのはもったいない。今回は台北の松山(ソンシャン)エリアをメインに滞在し、楽しむという作戦です。
まず驚くのが、空港の立地。松山空港(TSA)は市内ど真ん中に位置していて、空港から台北の主要エリアまではタクシーでわずか10〜15分程度。MRT(地下鉄)でも簡単に移動できます。
「到着=旅の始まり」がすぐに叶う、台北ならではのアクセスの良さ。松山空港は時間が限られる弾丸旅にぴったりですね。
到着後すぐタクシーで大好きな台湾スイーツへ「東區粉圓」

空港を出てまず向かったのは、私が台北で必ず立ち寄る大好きなスイーツ店「東區粉圓(ドンチューフェンユエン)」。 *ちなみに、ここは松山エリアではありません
ローカルに長年愛されているこの店は、自分好みにトッピングを組み合わせられるのが魅力です。

ベースはもちろんタピオカ(粉圓)。ここに3種の具材を選んでいくスタイルなのですが、(もちろん、タピオカが苦手ならば、他の種類から4つ選べばOKです)私の定番は「蒟蒻(こんにゃくゼリー)」「芋圓(タロイモ団子)」「地瓜圓(サツマイモ団子)」の組み合わせ。

これがもう、とにかく食感がたまりません。台湾特有のQQ(もちもち)感を思う存分楽しめて、シンプルながら奥深い味わいです。

甘さや氷の量もカスタマイズできるので、その日の気分や気候に合わせて楽しめるのも魅力のひとつ。到着直後の一杯が、身体と心を優しくクールダウンさせてくれました。(後に示しますがちょっと体を冷やしすぎましたが・・)
お値段も75台湾ドル。(約350円)昔は60ドルだったんですけどね。
服飾問屋街「五分舖商圈」をぶらり探索

午後は、松山駅からほど近い「五分舖商圈(ウーフェンプー)」へ。ここは、知る人ぞ知る服飾問屋街として有名で、ローカルファッションがリーズナブルに手に入る穴場スポットです。
雑多でローカル感あふれる通りには、小さなブティックや倉庫のような店舗がぎっしり。
タイミングが良ければ、日本で見かけないような韓国・中国系のトレンド服やアクセサリーが格安で手に入ることも。
ブランド品目当てではなく、「旅の思い出にちょっと掘り出し物を…」という人にはぴったりの場所。歩いているだけでも、台湾のローカルな日常を垣間見ることができますよ。

ここを歩く際は、午後以降に向かうことをお勧めします。夕方〜夜の散歩と、この後示す夜市と合わせていくと、とても楽しい滞在となると思いますよ!(買い物袋だらけになるかもなので注意です笑)
饒河街夜市:混雑前に胡椒餅をサクッとゲット
夕方近く、饒河街夜市(ラオフージエ)に向かいました。観光客に大人気のこの夜市、時間帯によっては歩くのも困難なほど混雑します。
しかし、狙いは開店直後。そう、胡椒餅(フージャオビン)を並ばずに手に入れるチャンスなんです。
夜市が軒を連ねる中、夕方16時前後に訪れると、ほとんど並ばずに購入できました。しかも出来立てアツアツ!

外はパリッとした生地に香ばしい焼き目がついていて、中はジューシーな豚肉とネギ、たっぷりの黒胡椒。価格は65元(約300円弱)と手ごろながら、味は感動レベル。
これまで何度も台湾で胡椒餅を食べてきましたが、ここのはまさにトップクラスの美味しさ。ミシュラン認定も納得の一品でした。
食べる際は火傷注意です(笑)。うちの妻は溢れる肉汁にやけどしてました。
AMBAホテル松山にチェックイン
ひとしきり夜市を楽しんだあとは、本日の宿「AMBAホテル松山」へ。松山駅直結という立地の良さに加えて、ホテルそのものもとてもスタイリッシュで快適。
私たちが泊まったのは高層階の部屋で、なんと窓からは台北101が一望できる贅沢なビュー!部屋の広さも十分で、スーツケースを広げてもゆとりがあります。

アメニティも充実しており、ミネラルウォーターやサンダルも備え付け。細やかな気配りが感じられる設計で、滞在中ずっと気持ちよく過ごせました。

足マッサージで一息
ホテルで少し休憩したあと、徒歩圏内のマッサージ店へ。やはり台湾に来たら足マッサージは外せません。(日本での疲弊生活・・)体も冷えていたこともあり、少しエネルギーを補給したい気分でした。
この日は40分で450元(約2,100円)のコースを選択。最初に肩を丁寧にほぐしてもらい、その後は足裏〜ふくらはぎまでしっかりマッサージ。

足湯からスタートした後は、適度な力加減で、歩き疲れた体がどんどん軽くなっていくのを実感。時間が限られた週末弾丸旅だからこそ、こうしたリフレッシュ時間は重要だと感じます。
台湾の定番「ルーローハン」と滋養スープ「四神湯」とで冷えた体を温める
この日はあいにくの雨模様&気温20度以下で、暖かいと言われている台湾ですが、外を歩いていると体の芯まで冷え込むような空気。実際、持ってきていた服も薄手だったので、体が冷えてきました。。
足マッサージで足先からポカポカ暖かくなりましたが、お腹からも温めていきたいところ。

そんなときに食べたくなったのが、台湾定番の「ルーローハン」と、薬膳スープ「四神湯(スーシェンタン)」。

四神湯は、蓮の実やハトムギ、山薬などが入った漢方スープで、見た目以上に飲みやすく、体にじんわりと染み渡る味。冷えた体にぴったりの滋養ごはんです。

一方、ルーローハンは小さめの丼サイズで、軽めながらも旨味がしっかり。弾丸トラベルで街を歩き回った後の疲れが残る体に、ちょうどいいボリューム感でした。

台湾旅行:松山エリア1泊2日の後半は朝食とホテルでゆっくり
休日朝は朝食難民に?「鹹豆漿」のローカル飯
2日目の朝。ホテルの快適なベッドでぐっすり眠ったあとの楽しみといえば・・、台湾らしいローカル朝ごはん。…のはずだったのですが、ここでひとつ予想外の展開が。
なんと、松山エリアの休日の朝は営業しているローカル店がとても少ないんです。検索すると出てはきますが、台湾ローカルの朝食が営業している結果が少ない・・。
実際街を散歩してみても分かりましたが、理由としては、ここがオフィス街と住宅地が混在するエリアであり、週末は人出が少なくなるため飲食店が朝から営業しない傾向が強いからでしょうか。
「朝ごはん難民」になりかけながらも、そして松山エリアから抜けて有名な朝食を食べに行こうか・・その中、妻と色々探して見つけたのが「永和豆漿大王(ヨンフードウジャンダーワン)」。地元の人でにぎわう老舗の朝食専門店です。

饒河街夜市の近くにあります。

注文したのは、台湾定番の「鹹豆漿(シェントウジャン)」と「飯糰(ファントァン)」。
鹹豆漿は温かい豆乳に酢と調味料を加えてとろっと固まったスープ。そこにザーサイや干しエビ、揚げパン(油條)が浮かび、旨みと香ばしさがたっぷり。

飯糰はもち米に具材(肉鬆、たくあん、卵焼きなど)をぎゅっと詰めた、いわば台湾式おにぎり。腹持ちもよく、朝から大満足の一食となりました。
価格はそれぞれ鹹豆漿が35元、飯糰が40元(日本円で200円ちょっと)。ホテルでゆっくり朝食というのももちろん良いですが、安くて美味しいローカル朝食、これぞ台湾の醍醐味です。
カルフールでお土産探し!バラマキにも最適
朝食のあとは、散歩がてらホテルに戻って少し休憩。
その後に思い立ってちょっとした買い物タイムとしました。向かったのは、大型スーパーマーケット「カルフール(家樂福)」。

ホテルから徒歩10分ちょっとにあるスーパーです。MRT「後山埤駅(ホウシャンピー)」すぐ近くにある店舗。地元民にも旅行者にも人気のスポットです。
ここでは、職場や友人へのばらまき用お菓子、自分たち用のお土産などを中心にいろいろ購入。日本では見かけないフレーバーのポテチや、台湾独特の味付け調味料など、選んでいて楽しい商品がずらり。

そして、知る人ぞ知るレアアイテムが「生」の台湾ビール。
賞味期限がなんと18日というフレッシュさとのこと。瓶詰めで売っていました魅力。帰国の日だし朝だし・・購入したいなとは思いながら後ろ髪を引かれる思いで買わず・・。

旅行中に飲むならぜひ味わってほしい1本です。(もちろん、スーツケースに詰めて持って帰るのもアリですね)
しかもこの店舗は24時間営業。朝でも夜でも立ち寄れるのは本当にありがたい存在です。
ホテル1階カフェで締めの1杯&くつろぎタイム
買い物のあとは、ホテルへ戻って最後のくつろぎタイム。
AMBAホテル松山の1階には、スタイリッシュで開放感のあるカフェがあり、コーヒーや軽食を提供しています。
私たちは、ブラックコーヒーをテイクアウトして部屋に持ち帰り、荷物をまとめつつゆったりとした時間を楽しみました。

高層階の部屋から台北の街並みを眺めながら飲むコーヒーは、SFC修行であることや、弾丸旅行で来ていることさえ忘れてしまうぐらいゆったりとした時間でした。
チェックアウトは正午までOKだったので、バタバタせず、ゆっくりと旅の余韻に浸れたのもポイントです。
ホテルでゆっくりすごした後は、チェックアウトし、空港へ直行
少し早めの11時過ぎに、(ビジネスクラスラウンジやビジネスクラスを楽しむという目的もあり)チェックアウト。
ホテルの前からタクシーを呼んで松山空港へ。ここで改めて感じたのが、松山エリアの「空港が近い」という最大のメリット。
ホテルを出てから10分少しで空港到着。渋滞もなく、拍子抜けするほどスムーズで、「本当に市内から出てるの?」と一瞬疑うほど。
最後までストレスフリーな旅となりました。荷物もカバン一つなのでとても楽です。
電車で移動することもできますが、電車だと車窓の眺めがないので、タクシーを使って街を眺めながら空港に向かうというのも大いにアリでした。
そして・・台湾旅行の最後の醍醐味である、ANAのビジネスクラスに搭乗します。

夫婦でかかった費用はまさかの1万円少し!
気になる今回の旅の費用(ホテル除く)ですが、なんと2人合わせて1万円以下で大満足の滞在ができました。
内訳は以下の通りです: 1台湾ドル=4.7円で計算
項目 | 台湾ドル(NT$)*2人分 | 日本円(¥) |
---|---|---|
松山空港〜東區粉圓タクシー | 230元* | 約1,081円 |
東區粉圓でスイーツ | 150元* | 約705円 |
MRTで後山埤駅 | 40元* | 約188円 |
夜市 先回りの胡椒餅 | 130元* | 約611円 |
お菓子自分用買い物 | 200元 | 約940円 |
足マッサージ | 900元* | 約4,230円 |
四神湯 | 75元 | 約353円 |
ルーローハン・スープ | 115元 | 約541円 |
鹹豆漿・台湾おにぎり | 75元 | 約353円 |
カルフールでお土産 | 432元 | 約2,030円 |
カフェでコーヒー | 75元 | 約353円 |
空港でアクセサリー購入 | 360元 | 約1,692円 |
夫婦2人で使った費用合計金額:2,782元 ≒ 約13,087円
※AMBAホテルはAgodaの早期予約+割引キャンペーン利用で手配。(1.8万円程度です)
コスパ良すぎ!ローカル重視の旅が夫婦旅行にも◎
今回の台湾1泊2日旅では、「移動せずに一つのエリアに絞ることで、逆に深く満喫できる」という新しい旅のスタイルを体験できました。
松山エリアは、
- 空港からすぐでアクセスが抜群
- ローカル飯や夜市が充実
- 洋服問屋街もあり、買い物にもお勧め
- 派手すぎず、でもちゃんと楽しい
そんな「ちょうどいい台湾旅」ができる場所でした。
夫婦旅行にも、リピーターのひとり旅にもぴったりなこの松山。
次回はもっとゆっくり、また訪れたくなるエリアでした。
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