なんと。サウジアラビアの首都リヤドに待望のメトロがオープンしました!
2019年のコロナ直前にビザが解禁され、旅行者も旅行が行きやすくなったサウジアラビア。
ビザ解禁のアナウンスが出た時は、バーゲンセールに群がる人間の如く、航空券を即座に手配しサウジアラビアに渡航しました。
2019年訪問時は工事中だったメトロ、現地の知人に聞くも、いつできるか分からないと言われていたメトロ。それから5年。
ついに待望の新たな交通手段が誕生し、注目を集めています。
この記事では、リヤドメトロの路線や乗り方について、実際利用した目線から、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
乗り物が好きな旅行者にとっても、サウジアラビアの新交通システムは見どころ体験価値満載です。ぜひ旅行先の候補としても考慮してください。
リヤドメトロの概要
開通時期と路線
リヤドメトロは2024年12月1日には3路線が運行を開始し、12月15日にさらに2路線が加わりました。最終的には6路線、総延長176km、84駅を結ぶ大規模な公共交通システムとなる予定です。
具体的な路線は以下の通りです。私はブルー・レッド・イエローを乗りました。
- ブルーライン(1号線):アル・オラヤ – アル・バサ
- レッドライン(2号線):キングサウド大学 – キングファハドスタジアム
- オレンジライン(3号線):ジェッダロード – カスムアルアン
- イエローライン(4号線):キングアブドゥッラー金融地区 – キングハリド国際空港
- グリーンライン(5号線):教育省 – 財務省
- パープルライン(6号線):キングアブドゥッラー金融地区 – アンナシーム

旅行者が押さえておきたいのは、イエローラインです。これはリヤドの空港直結で、市街地に向かえるメトロ。今まではタクシーやUberを使って市内に向かうことがメインでしたが、このメトロによって、圧倒的にアクセスが改善されました。
こちらの記事も参考。
旅行者にとってのメトロ利便性とは
メトロ開通で、今まで車メインであったリヤド市内の交通渋滞に会うことはなく、観光地やショッピングモールなどの主要施設へのアクセスも非常に良くなりました。
実際利用してみましたが、点在する観光地やショッピングモールへの移動に非常に便利でした。
何より、時間が読めることと、コストパフォーマンスが良いことが大きな価値ですね。

乗車方法と料金
チケットの購入方法
旅行者が手配できるリヤドメトロのチケットは、主に以下の方法があります。
- Darbアプリ:スマートフォンのアプリ経由
- 現地駅のチケットカウンターにて
一番簡単なのは、チケットカウンターです。
リヤドメトロのサイトを確認してみましたが、他にも快適なファーストクラス料金もあるようです。
ただ、Youtubeなどの体験記を見ると、ファーストクラスであっても区別があるような、ないような感じなので、標準チケットを押さえておけば良いです。
乗車時の注意点
リヤドメトロは、完全自動運転(無人運転)システムを採用していますが、乗車の際も安心できます。ただし、以下の点に注意しましょう。
- 車両タイプ:シングル(単身男性用)、ファミリー(家族および単身女性用)、VIP(VIPカード所持者用)の3種類があります。
ただ、結構きっちり守られている感じはありませんでした。

いざ、リヤドメトロに乗車!
車内の様子・乗り心地
リヤドメトロを最初に利用したのは、リヤド空港から市内中心部のアクセスでした。こちらの記事にも詳細をまとめています。
電車の時間も5分〜10分間隔、ないしはそれ以下でくるので、待ち時間で疲れると言うこともありませんでした。

電車の中は新しいだけあって、非常に綺麗でした。乗客も混雑はなく、スーツケースも置ける場所もありました。
自動運転でしたが、快適で、違和感も何も感じることなく移動を楽しめました。
路線の実態
私が訪問した時は、2024年〜2025年の初頭であり、またいくつかの路線や駅がオープンしていない状況でしたが、旅行者が活用する分には十分な路線がありました。

アプリがあると便利!
リヤドでの移動は、スマホアプリを入れておくと非常に便利です。
darbと言うアプリを入れておけば、自身の現在地から、目的地までの検索が可能。

以下は、現在地から、空港に戻るときの検索を示した画面です。

まとめ
サウジアラビアの首都リヤドに待望のメトロが誕生しました!
メトロ開通前は、市内の移動は車メインだったため、以下の問題がありました。
- 移動時間が読めない
- 空港〜中心部への移動が面倒
- (Uberやタクシーなどの)コストがかかる
これら問題がメトロ開通で全て解決できた印象です。
メトロを使えば大体のポイントはアクセス可能。私も3日間パス(1300円程度)で15回以上は利用しました。
コストも安く、非常に利便性が高い交通手段。ぜひ利用してみてください!

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