こんにちは。数年後にセミリタイアを達成し、仕事と両立し世界を自由に渡り歩きながら過ごす夢に向かって活動をしています。
さて、海外旅行時、現地で新しい発見や体験をすることが醍醐味ですが、その際に必ず悩みのタネになるのが「スマホ通信をどう確保するか」です。
最近では当たり前になっていますが、通信確保のためには、SIMカードの準備が必要。主に以下のパターンがあります。
- 事前にSIMカードを手配する
- 現地空港や街中でSIMカードを購入する(ラオスでの実践記録はこちら)
- eSIMを準備する
事前にSIMを手配する場合は、以下のような複数カ国でも有効なグローバルSIMがお勧めです。
今回は、その中で物理的な準備が不要なeSIMについて紹介します。初めて利用したので、その際のメリット・デメリット体験をシェアします。
eSIMとは?その最大のメリット
eSIMとは、スマホに内蔵された電子SIMのことで、物理的なSIMカードを差し替えずに、オンラインで契約・設定ができるものです。その最大のメリットは、すべての手続きがオンラインで完結すること! 現地でのSIMカード購入が不要なため、手間が大幅に減ります。
さらに、eSIMを使うと以下のような恩恵が受けられます。
eSIMのメリット
- 時間の節約
物理的なSIMカードを買う場合に必要な時間を節約。オンラインで契約・設定が完了するため、現地での手間が一切ありません。 - 複数国でも快適
今回はアジア14カ国対応のリージョナルeSIMを使用しましたが、複数国で利用できました。例えば、台湾からバリ島へ移動しても簡単な設定変更だけで現地回線につながり、帰国後もそのまま利用可能です。(*ただし、APN設定を変更しないと、使えない場合もあるようです) - コストパフォーマンス
今回契約したAiraloの「Asialink」は、30日間有効でデータ3GBがたったの約1,466円(割引適用後)。現地SIMカードを複数国分購入するよりコストを抑えられました。
eSIMの注意点・デメリット
一方、便利なeSIMにも注意すべき点があります。これを押さえておくことで、より快適に利用できるでしょう。
- 使わない時は機内モードに:これは物理SIMにも言えますが、無駄なデータ消費を防ぐため、不要な時は機内モードを活用しましょう。特にLINEの写真や動画などは意外とデータを消費するため注意が必要です。
- 通信速度の問題:場所によっては回線速度がやや遅いと感じることがあります。例えば、台湾やバリ島では、写真付きサイトの読み込みに少し時間がかかる場面も。現地キャリアにあったSIMを調達する方が早いかもしれません。ただし、無料Wi-Fiが多い地域では特に問題ありませんでした。
- 現地電話番号の利用不可(データSIMのみの場合):データ通信専用の契約では、現地の電話番号やSMS機能が使えません。これが原因で、配車アプリ(Grabなど)の登録ができないこともあります。電話番号が必要な場合は、SMS対応プランを選ぶか、別の手段を準備しておきましょう。
- 初期設定にWi-Fi環境が必要:eSIMのアクティベート(利用開始設定)にはWi-Fiが必要です。現地に到着したら、空港やホテルなどのWi-Fiを利用する準備をしておくとスムーズです。
実際に使ってみたeSIMサービス
今回実際に利用してみたのは、Airaloというサービスです。
【契約内容・料金】
- アジア諸国(14カ国)で利用可能なリージョナルeSIM
- AsialinkというリージョナルSIM(アジア地域で利用可能)サービス名
- 通話はなく、データのみのeSIM
- データ量は3GB
- 有効期限:30日間で$13($3の割引適用のため、$10で決済しました。約1,466円)
- データが足りなくなった場合、あとで買い増し可能
上記の条件で契約を実施しました。申し込みは非常に簡単。具体的な利用手順は以下の通りです。
- アクティベート
渡航前に日本でアクティベートしてもいいですし、現地に着いてからWi-Fi環境で設定してもOK。私は、入国審査の待ち時間を利用して設定しました。
- アプリをインストール
Airaloの公式アプリをスマホにダウンロードし、会員登録を行います。
- プラン選択と購入
旅行先に応じたプランを選び、クレジットカードで支払いを済ませます。
使ってわかったeSIMのデメリット・メリット
デメリット
まずはデメリットから書いてみます。
- 少し回線が遅い感覚あり
今回の契約で訪問した台湾・バリ島における私の所感ですが、少し読み込みが遅く、写真付きのサイトなどの読み込みに時間がかりました。常時4G通信はつながっているようですが、私個人的には少し遅いかな、といった印象です。
しかしながら、現在では台湾もバリ島もカフェに行けば無料Wifiが多くあり、Wifiを繋げば全くストレスがなかったので、大きなデメリットには感じませんでした。
- データSIMだったので、現地の電話番号やSMSが利用できなかった
注意:これは、私がデータSIMのみの契約を選択したことが原因です。
今回契約したのはデータのみのSIMであったため、現地の電話番号やSMSが利用できないサービスでした。このため、配車アプリ(Grab)などのサービスが登録できませんでした。後の祭りですが、申し込み時にもう少し想像力を働かせておけばよかったと思っています。
配車アプリを利用する時は、電話番号やSMSが利用できる環境が求められますので、そのような環境を想定してSIMの契約をすると良いと思います。
もちろん、今回利用したAiraloにもSMS利用可能なメニューもあります。
なお、楽天モバイルでは海外ローミングも2GBまで利用可能ということで、都度妻のスマホでGrabを利用していました。
使ってみて分かったeSIMのメリット
- とにかく楽
申し込みも、オンラインでしたし、物理的にお店に行ってなどの必要性がいっさいありませんでした。
SIMカードを買うパターンは、現地の空港や街中などでパスポート提示して、スマホの設定を英語に変えて・・SIMカードを差し替えて設定し直し・・といったことがあるので、時間ロスが少なく非常に効率的でした。実際、ラオスのルアンパバーン旅行の際は安さ目当てでSIMカードの現地調達をしましたが、なぜか私だけ設定に時間がかかってしまいました。
- 複数ヵ国に訪問しても、特に設定する必要がない
今回、台湾とインドネシア(バリ島)に旅行しました。
アジア14ヵ国で有効なリージョナルeSIMで契約したので、台湾からバリ島に着いたときも自動で現地回線とつながりましたし、バリ島から台湾に戻る時も同じく自動でデータ接続がされました。
このように、旅行期間内で複数ヵ国を回る時などは設定の手間もないですし、非常に効率的です。
昔は行った国それぞれでSIMカードを買っては付け替えて・・・みたいなことをしていましたし、SIMカードがなくなって大騒ぎということもなく快適でした。
なお、今回のeSIMはリージョナル(アジア地域)のSIMを利用していますが、全世界を常に飛び回るようなことをされたい方はグローバルSIMを利用するといいと思います!(将来の私??笑)
- 必要最低限で申し込みができる
複数ヵ国で利用できるSIMが契約できるのは魅力的です。しかも、最低契約は1GBでUS$5と格安です。
実際旅行してみて気づきましたが、旅行先のホテルやカフェには大概十分なWifi接続環境があるため、結果的に今回ほとんどeSIM契約データを使わなかったです。
8泊9日の海外旅行ですが、実績は下図。使用したデータは1.55GB。余裕でしたね。
(ただし、私はなるべく無駄な利用をしないよう、使わないときは機内モードにしていました。常時接続をしているとどうなっていたかは不明です。LINEなどの写真や動画を受信すると、結構なデータを消費するかもしれないので、ご注意を)
eSIMサービスは他にもいろいろ存在
eSIMのサービスは他にもいろいろとあります。ご自身でも確認をして、自分と縁がありそうなサービスを活用してみてください。ただし、訪問する国のサービス対応がしているかは要チェックです!
まとめ
今回は海外旅行時にeSIM契約を利用してみました。
台湾とバリ島の複数ヵ国に8泊9日という期間で利用しましたが、結果データの利用料は1.55GBでした。US$13(割引$3で$10=約1,466円)が上記期間のスマホの通信代となりました。
eSIMは申し込み時、最初の障壁はありますが(アプリインストールや、会員登録など)、いざ利用してみると非常に快適です。特に複数ヵ国に訪問する場合などは特段の設定変更もなく快適でした。
ぜひ、皆様の旅行計画の際はeSIMの利用を検討してみると良いと思います。
申し込みも日本語でできます!>>Airalo
>>イン・プラス株式会社
ただし、必要な時にネット接続するように、使わない時は機内モードにするなどの対応をしておくとデータ量も無駄に消費しないので、そちらもお忘れなく!(十分な契約で申し込みする場合は大丈夫ですが笑)その他、旅行関連についてはこちらの記事も参考ください。
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