こんにちは。でるた兄さんです。
2025 年より開始したSFC 修行ですが、ついにプラチナステータス達成という大きな目標を達成することができました。
今回は、ANA便だけで50,000 プレミアムポイント(PP)を獲得するまでの道のりと、最後のフライトとなったバンコク〜羽田のビジネスクラス搭乗、そしてプラチナステータス達成後に感じたことを詳しくレポートします。
これからSFC修行を始める方、すでに修行中の方にとって、実践的な参考情報となれば幸いです。
SFC修行:プラチナステータス達成までの道のり

純正ANA便で50,000PP達成の意義
SFC 修行には大きく分けて 2 つのルートがあります。
- 従来型: ANA グループ運航便で年間 50,000PP 以上を獲得
- ライフソリューション(LS)方式: ANA グループ運航便で 30,000PP + ライフソリューション 7 サービス利用 + 400 万円決済
当初、LS 方式での達成を目指していました。実際、5ヶ月目の時点で約 30,000PPを獲得し、7 サービス利用も達成済み、クレジットカード決済も400万円に到達する見込みでした。
つまり、LS 方式の3条件はすべてクリア済みで、来年 2026年4月にはプラチナステータスを獲得できることが確定していました。
しかし、達成したことで自分の中の新たな気持ちに気づいたことがあります。それは、「半年以上も待てない」ということでした。
せっかくここまで飛行機に乗ってきたのだから、今すぐプラチナステータスを手に入れたい。来年まで待つのではなく、今年中に 50,000PPを達成して、すぐにSFC資格をとって、ラウンジや優先サービスを使いたい。そんな思いが日に日に強くなっていきました。
LS 方式は効率的ですが、やはり「50,000PP を自分の足で稼いだ」という達成感は格別です。
また、何より今すぐラウンジや優先サービスを使いたいという気持ちが日に日に強くなっていきました。来年まで待つのではなく、今年中にプラチナステータスを手に入れて、すぐに快適な旅を始めたい ──。
正直に言うと、「今すぐプラチナになりたい」という気持ちが一番大きかったのが本音です。
これまでの主要ルート振り返り
50,000PP達成までに活用した主なルートは以下の通りです。
海外発券ルート:
- ソウル発券:金浦空港(GMP)〜羽田〜石垣島など
- 台北発券:松山空港(TSA)〜羽田〜宮古島など、ビジネスクラスも活用
国内長距離ルート:
- 羽田〜宮古島
- 羽田〜石垣島
- 関空〜宮古島
国際線ルート:
- 台北〜羽田(ビジネスクラス)
- バンコク〜羽田(ビジネスクラス)← 最終達成フライト
これらのルートを組み合わせることで、PP 単価を抑えつつ、効率的にポイントを積み上げることができました。
特に効果的だったのは、海外発券を使った羽田〜宮古島・石垣島の組み合わせです。例えば、羽田〜宮古島〜関空〜羽田というルートを組むことで、1 回の旅程で7,000PP程度を効率的に獲得できました。
そして、30,000PPを超えてからは、国際線のビジネスクラスも活用することを意識していました。国際線ビジネスクラスは 1 回のフライトで大量のPPを獲得できるため、最終段階では効率的な選択肢になります。
累計 PP 獲得の推移
SFC 修行開始から 50,000PP達成までの推移は以下の通りです:
| 時期 | 累計 PP | 主な搭乗ルート(修行) |
|---|---|---|
| 1 月 | 約 800PP | ソウル発券(金浦〜羽田) |
| 2 月 | 約 4,200PP | 羽田〜石垣島往復 |
| 3 月 | 約 19,700PP | (仕事関連) |
| 4 月 | 約 28,500PP | 台北発券、羽田〜宮古島〜関空 |
| 5 月 | 約 37,000PP | ソウル発券、関空〜宮古島〜羽田 |
| 6 月 | 約 41,000PP | 台北発券、羽田〜台北 |
| 9 月 | 約 43,800PP | (仕事関連) |
| 10 月 | 約 54,500PP | バンコク〜羽田(ビジネスクラス)他 |
純正ANA便のみでの獲得PP推移。約10ヶ月で50,000PPを達成しました。
ここで重要なのは、すべてANA便での獲得だということです。提携航空会社便は一切使わず、ANA グループ運航便のみで積み上げました。
これにより、LS 方式の 30,000PP条件も同時にクリアできています。
バンコク〜羽田ビジネスクラスで達成:最後のフライト

なぜバンコク〜羽田便を選んだのか
50,000PP 達成の最後のフライトは、バンコク〜羽田のビジネスクラスを選びました。
この選択には、いくつかの理由があります:
- 必要 PP が明確:残り約7,000PPだったため、長距離国際線の旅行で達成できる
- ビジネスクラスで締めくくりたい:修行の集大成として、贅沢な体験をしたかった
- タイ旅行として楽しめる:修行だけでなく、旅(チェンマイ旅行)としても満喫できる
ただし、正直に言うと、バンコク〜羽田便はPP効率が圧倒的に悪いです。
実際の費用を公開すると:
| 区間 | クラス | PP | 費用 |
|---|---|---|---|
| 羽田 → バンコク | エコノミー(V) | 2,151PP | ¥248,420 |
| バンコク → 羽田 | ビジネス(Z) | 5,779PP | (往復込) |
| 合計 | 7,930PP | ¥248,420 |
PP 単価を計算すると、約 31.3 円/PP です。
効率の良い SFC 修行では 7〜10 円/PP 程度が目安なので、約 3〜4 倍のコストがかかっています。冷静に考えれば、同じ金額で国内線を何往復もできる計算です。
それでも、あえてこの便を選んだのは、最後のご褒美として、コストパフォーマンスを完全に無視して、贅沢な体験をしたかったからです。
正直、ここまで来ると「早く達成したい」という焦りもありましたが、同時に「最後だからこそ、思い出に残るフライトにしたい」という思いも強くありました。
結果的に、この選択は大正解でした。
ビジネスクラス搭乗体験
バンコク・スワンナプーム空港(BKK)を出発し、羽田空港(HND)へ向かう ANA 便。
ビジネスクラスの座席は、フルフラットに近いシートで快適そのもの。機内食も豪華で、これが最後の修行の締めくくりで体験できたんだという実感が湧いてきました。
特に印象的だったのは、機内でのサービスです。CA さんの丁寧な対応、静かで落ち着いた空間、そして何より時間を有効に使える環境。

エコノミークラスでの修行フライトも多く経験してきましたが、ビジネスクラスの快適さは段違いです。
そして、羽田到着後、マイページを確認すると…
「累計 51,697PP」
ついに、50,000PP の大台を突破しました!

達成の瞬間に感じたこと
正直に言うと、達成した瞬間はやっと終わった・・という安堵感が一番大きかったです。
約 10 ヶ月間、フライトスケジュールを組み、家族との調整をし、体調管理にも気を配りながら走り続けてきました。特に途中で体調を崩したこともあり、「本当に達成できるのか?」と不安になった時期もありました。
しかし、無事に 50,000PP を達成できたことで、「やればできる」という自信にもつながりました。
同時に、「ここからが本当のスタートだ」とも感じています。SFC 資格は取得して終わりではなく、これからの旅を快適にするためのツールです。
プラチナステータス達成後の変化

国内線ラウンジ利用が可能に
プラチナステータス達成後、すぐに実感できたのが国内線ラウンジの利用です。
達成直後、仕事で羽田空港を利用する機会があり、早速 ANA ラウンジに入ってみました。
ラウンジ内は静かで落ち着いた雰囲気。ソフトドリンクやアルコール、軽食も用意されており、搭乗までの時間を有意義に過ごせました。
これが毎回使えるんだという実感が湧き、改めて SFC 修行の価値を感じました。
私は出張がそこまで多いわけではありませんが、それでも空港での待ち時間を仕事の時間や休憩時間として有効活用できるのは大きなメリットです。
優先チェックイン・搭乗の恩恵
もう一つ実感できたのが、優先チェックインと優先搭乗です。
混雑する時期でも、専用カウンターでスムーズにチェックインでき、搭乗時も優先レーンで先に機内に入れます。
これまでエコノミークラスで長蛇の列に並んでいた経験があるだけに、この時間の節約は本当にありがたいです。
特に、セミリタイア後の旅を考えると、時間を有効に使えることは何よりも価値があります。
マイル積算率の向上
プラチナステータスになると、マイル積算率が 50%アップします。
これは、今後のフライトでより多くのマイルを貯められることを意味します。貯まったマイルは ANA コインに変換して、次の航空券購入に充てることができます。
特に、今後さらに多くのフライトを楽しむ場合、このマイル積算率アップは大きな助けになります。
実は来年のダイヤモンドステータスも確定済み
予想外の展開:ダイヤモンド条件もクリア
プラチナステータスを達成した今、実はもう一つ大きな事実があります。
それは、来年 2026 年のダイヤモンドステータスも既に確定しているということです。
「え、どういうこと?」と思われるかもしれません。実は、今回の SFC 修行で以下の実績を達成したことで、ダイヤモンドステータスの条件も同時にクリアしていたのです:
- ANA グループ運航便で 50,000PP 以上 → ✅ 達成(51,697PP)
- ライフソリューション 7 サービス利用 → ✅ 達成
- ANA カード・ANA Pay 合算で 500万円決済 → ✅ 達成(約 520 万円)
ANA のステータスプログラムでは、50,000PP + 7 サービス + 500万円決済で、翌年のダイヤモンドステータスが付与されます。
つまり、プラチナを目指して走り続けた結果、気づいたらダイヤモンドの条件も達成していたのです。(裏では、そういうことも見越して高額なビジネスクラスもカードで決済したということもありますが・・)
ダイヤモンドステータスの魅力
来年から利用できるダイヤモンドステータスの特典には、以下のようなものがあります:
- スイートラウンジ利用:国内主要空港の最上級ラウンジ
- ダイヤモンド専用デスク:電話サポートの優先対応
- アップグレードポイント:エコノミーからビジネスクラスへのアップグレード
- マイル積算率 100%アップ:プラチナの 50%からさらに向上
特に、スイートラウンジ利用は魅力的です。プラチナでも十分快適ですが、ダイヤモンドのスイートラウンジは別格だと聞きます。
来年は「修行」ではなく「旅」を楽しむ
ダイヤモンドステータスが既に確定しているため、来年は修行をする必要がありません。
(ダイヤを継続するという修行もありますがね・・・)
これは、本当にありがたいことです。今年は約10ヶ月間、フライトスケジュールを組み、家族との調整をし、体調管理にも気を配りながら走り続けてきました。
来年からは、「修行」ではなく、純粋に「旅」として飛行機に乗れるのです。
具体的には、以下のような旅を楽しみたいと思っています:
- 家族旅行を優先:妻と一緒に、行きたい場所へ旅をする
- ダイヤモンド特典を活用:スイートラウンジやアップグレードポイントを楽しむ
- 無理のないペースで:体調と家族との時間を最優先
もちろん、この過程で旅を楽しみながら自然と PP が貯まり、あわよくばダイヤモンドステータスを維持できれば理想的です。
ライフソリューション方式の具体的な取り組み
前述の通り、ダイヤモンド条件をクリアする過程で LS 方式の条件も同時に達成しました。ここでは、具体的にどのようなサービスを利用したかを紹介します。
7 サービスの内訳
実際に利用した 7 サービスは以下の通りです:
- ANA Mall:日用品や家電の購入
- ANA トラベラーズ:ホテル予約
- ANA ふるさと納税:ふるさと納税を ANA 経由で
- 空港内店舗:空港での買い物
- マイルが貯まる加盟店:提携店舗での買い物
- ANA カードマイルプラス:対象店舗での決済
- ANA リサーチ:アンケート回答
これらを意識的に利用することで、普段の生活でも PP やマイルを貯める仕組みを作ることができました。
クレジットカード決済額の達成
LS 方式のプラチナ条件である400 万円決済、そしてダイヤモンド条件である500 万円決済も、どちらも達成することができました。
内訳としては、大きく分けて以下の 3 つです:
- 旅行費用:今年は旅行が多く、家族旅行や SFC 修行のフライト・宿泊費でかなりのカード決済
- SFC 修行関連費用:修行フライト、ホテル、現地での支払い
- 日常生活費:食費、光熱費、通信費など、すべての支払いを ANA カードに集中
特に、日常生活のすべての支払いを ANA カードに集中させたことで、自然と決済額が積み上がっていきました。
結果として、プラチナ条件の 400 万円を大きく超え、500 万円以上の決済を達成。これにより、ダイヤモンドステータスの条件もクリアできたのです。
SFC 修行を振り返って:やってよかったこと、大変だったこと
やってよかったこと
① 旅の質が向上した
SFC 修行を通じて、様々な場所を訪れることができました。石垣島、宮古島、関空、ソウル、台北、バンコク…。
これらの旅は、単なる「修行」ではなく、本当に楽しい思い出として残っています。
② 家族との時間が増えた
当初は「鬼嫁の猛反対」もありましたが、最終的には妻も一緒に旅を楽しむようになりました。
特に、台北発券のビジネスクラスは、妻も大満足で「また行きたい!」と言ってくれました。
③ マイル・PP 戦略の知識が身についた
SFC 修行を通じて、マイル積算率、PP 計算、海外発券の仕組みなど、様々な知識が身につきました。
この知識は、今後の旅行計画にも活かせます。
大変だったこと
① 体調管理
約10ヶ月間、頻繁にフライトに乗り続けるのは、想像以上に体力を使います。特に、仕事との両立は大変でした。
途中で体調を崩したこともあり、「無理は禁物」だと痛感しました。
② 費用の管理
SFC 修行には、それなりの費用がかかります。
具体的にいくらかかったのか、PP単価はどうだったのか、どのルートが最も効率的だったのか ── これらの詳細については、次回の記事で詳しく報告したいと思います。
マイル →ANA コインの活用法や、実質的な自己負担を抑える工夫など、実践的なノウハウも含めてお伝えする予定です。
③ スケジュール調整
仕事、家庭、修行の 3 つを両立させるのは、スケジュール調整が大変でした。
特に、家族の理解と協力がなければ、達成できなかったと思います。
まとめ:これから SFC 修行を始める方へ
ここまで、SFC 修行プラチナステータス達成までの道のりをお伝えしてきました。
約 10 ヶ月間の修行を振り返って、改めて感じることは、「SFC 修行は、単なるポイント集めではなく、旅と向き合う時間だった」ということです。
今回は、達成までの経緯や心境の変化を中心にお伝えしましたが、次回の記事では、より実践的な内容 ── 具体的な費用、PP 単価、各ルートの効率性など、数字面での詳細を公開する予定です。
これから SFC 修行を始める方に、いくつかアドバイスをさせてください:
SFC 修行を始める前に考えるべきこと
- なぜ SFC を取りたいのか?:明確な目的を持つこと
- 家族の理解を得る:家族と一緒に旅を楽しむ視点で
- 無理をしない:体調管理と費用管理を徹底する
- 旅を楽しむ:修行だけでなく、旅としても満喫する
おすすめのルート
- 海外発券:ソウル発券、台北発券は PP 効率が良い。ビジネスクラスも使いたい
- 国内長距離:羽田〜石垣島、羽田〜宮古島
- ビジネスクラス:最後の仕上げや記念フライトに
参考になる書籍
SFC 修行を始める前に、こちらの書籍で基礎を学ぶことをおすすめします:
最後に
SFC 修行は、決して楽な道のりではありませんが、達成した時の喜びと、その後の快適な旅は、本当に価値があります。
これから SFC 修行を始める方、すでに修行中の方、一緒に頑張りましょう!
そして、プラチナステータスを手に入れた後の旅を、思い切り楽しんでください。
参考になれば幸いです!
次回予告:SFC 修行の総費用、PP 単価、各ルートの詳細な費用対効果分析など、より実践的な情報をまとめた記事を近日公開予定です。お楽しみに!
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