SFC修行最終便:バンコク〜羽田ビジネス搭乗記:ANAプラチナへ

SFC修行最終便:バンコク〜羽田ビジネス搭乗記:ANAプラチナへ SFC修行
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こんにちは。でるた兄さんです。

2025年にSFC修行を思い立ち、遂に・・無事にプラチナステータスを達成しました。

ここまで国内外の ANA便にひたすら乗りまくり・・、ついに「SFC修行のラストフライト」の日がやってきました。

最後の区間に選んだのは、ANAバンコク(スワンナプーム)発 → 羽田行きのビジネスクラス

「どうせなら、ラストはビジネスクラスで思いっきり楽しみたい」「PP単価は度外視でも、記憶に残るフライトにしたい」── そんな思いを込めて選んだフライトです。

この記事では、以下の内容をまとめています。

  • バンコク → 羽田 ANAビジネスクラスの搭乗記
  • 機内食・ドリンクメニューの詳細レポート
  • 実際にどんな日本酒・ワインがあったのか
  • SFC修行のラストをビジネスクラスにした理由

SFC修行や ANAビジネスクラスの機内の雰囲気や食事に興味がある方の参考になればと思います!


SFC修行最終便:バンコク → 羽田ビジネスクラス

SFC修行最終便:バンコク → 羽田ビジネスクラス

ラストフライトへの期待とシャンパンで乾杯

SFC修行の最終章に選んだのは、ANAのバンコク(スワンナプーム)発 → 羽田行きのビジネスクラス便。快適なシートで、約6時間の快適なフライトが約束されました。

これまでの旅路を思い返しつつ、最後くらいは「乗りたいクラスで」好きなように、「心から楽しめるフライトを」── という想いでこの便を選びました。その理由については、こちらのブログでもまとめています。完全にPP単価、コスト、理屈度外視です。

搭乗直後、まずはお約束(?)のシャンパンで乾杯。

搭乗時間どおりにドアクローズとなりましたが、スワンナプーム空港内の混雑の影響で実際の離陸はドアクローズから30分後にずれ込みました。

その間、機体外を眺めると、非常に珍しい機体が!
それはイスラエルのエルアル航空。しかも機体が2機並んで停まっているのを発見。

エルアル航空は過去にテルアビブ〜フランクフルト線で乗った経験が蘇りました。

さすが大都市バンコクの空港だな〜と。(それにしても、なぜイスラエルの機体が2機もいたのか、気になるところですが・・)

揺れの中で始まった機内サービス

離陸直後からしばらく揺れが続いたため、サービス開始は約1時間後。地上1万メートル上空でも雲がかっている状態でした。

ようやく揺れが収束したタイミングでスタッフが順次対応を始め、待望のお食事タイムに突入です。

私は食前酒として、日本酒「豊口尚彦研究所 有機米使用純米吟醸 無濾過原酒 2019 Vintage」を選択。アミューズとしてスモークサーモンのハーブチーズボール、鴨スモークなどが提供されました。

料理が始まるタイミングで隣の席の妻と乾杯し、SFC修行の道のりを振り返る時間に。
この “祝宴モード” が、この便にさらに特別な意味を持たせてくれました。

ビジネスクラスで過ごす時間は、単なる移動以上の締めくくりの場となりました。コスパ、PP 効率度外視をしてでも乗った価値を感じます。

いや〜今年はとにかく ANAの飛行機に搭乗しまくったなと。ほほぼぼANAです。他はアシアナ航空ぐらいです。

妻はSFC修行ではないですが、巻き込んで一緒に全ての行程(出張以外)を同行しました。(当然、コストは2人分・・倍かかっているわけですがね・・)

家族を一緒に巻き込んで進めるSFC修行は、お互いで思い出が共有されるので、おすすめです。


ANAビジネスクラスのドリンクはどんな感じ?

ANAの国際線ビジネスクラスでは、厳選されたドリンクメニューが用意されています。今回のバンコク → 羽田便で提供されていたラインナップをご紹介します。(なお、搭乗時は2025年10月の実例です)

日本酒セレクション:こだわりの 3 銘柄

機内メニューには、レギュラー1種+期間で切り替わる銘柄が2種の合計3種類の日本酒が載っている様子。どれも個性的で、料理とのペアリングを楽しめるセレクションでとても悩みました。

豊口尚彦研究所 有機米使用純米吟醸 無濾過原酒 2019 Vintage

  • 醸造元:豊口尚彦研究所(石川県)
  • タイプ:コクのあるタイプ
  • アルコール度数:19度
  • 原料米:五百万石

私が選んだのがこちら。和柑橘や白い花、米粉のような穏やかな香りが特徴で、旨味と甘味がぎゅっと詰まったリッチな味わいが印象的でした。
後口にキレのある酸と、ほろ苦さがあり、カスタードクリームのような熟成感を感じさせる余韻が続きます。(どこかの表現をそのまま言語化笑)

聚楽第 純米大吟醸(9〜10月提供の銘柄)

  • 醸造元:佐々木酒造(京都府)
  • タイプ:フルーティーなタイプ
  • アルコール度数:16度
  • 原料米:山田錦

果物を思わせる華やかな香りで、雑味をそぎ落とした大吟醸らしいきれいな味わい。米の旨味はしっかり残しつつ、上品でスッキリした後味が特徴とのこと。

日日 秋津山田錦(11月提供の銘柄)

  • 醸造元:日々醸造(京都府)
  • タイプ:軽快なタイプ
  • アルコール度数:11度
  • 原料米:山田錦

京都・盆地に降る水を使った、なめらかな口当たりが特徴。料理に寄り添う、すっきりフレッシュな日本酒です。アルコール度数が 11度と低めなので、機内でも飲みやすい一本。

ワイン・シャンパンのラインナップ

シャンパン

搭乗時のウェルカムドリンクとしても提供されるシャンパーニュ シャルル・コラン ブリュット クラシック(フランス・シャンパーニュ産・・名前長っ)は、柑橘や白い花、リンゴのような香りが特徴。酸と果実味のバランスが良く、食前酒にも食中にも合わせやすい万能タイプです。品種はピノ・ノワール/シャルドネ。

代替銘柄としてシャンパーニュ アダム・イエーガー レゼルヴ・ブリュットが提供される場合もあり、こちらはブリュットながら熟した果実感もある、厚みのあるスタイルとのこと。

白ワイン(2種)

  • パーデバーグ ヴィンヤード・コレクション 2024(南アフリカ・西ケープ州):シャルドネ品種で、豊かな果実味にミネラルやスパイスのニュアンス。しっかりしたボディで、クリーミーな料理に合うタイプ。
  • アンリ・ブルジョワ プティ・ブルジョワ ソーヴィニヨン・ブラン 2025(フランス・ロワール地方):ハーブや柑橘、白い花の爽やかな香り。キレのある酸とミネラル感が心地よい、シャープな白。

赤ワイン(2種)

  • シャトー・ピュイグロー 2019(フランス・ボルドー):熟した黒系果実、スパイス、ほのかな樽香。メルロ主体でタンニンはなめらか、ミディアム〜フルボディ
  • ポッジョ・アニマ・サマエル モンテプルチャーノ・ダブルッツォ(イタリア・アブルッツォ):ブラックチェリーやプラムの香り、スパイシーさ。果実のボリュームと酸のバランスが良い、飲みごたえのある赤。

私は現代思想と旧世界の融合?のようなコンセプトに惹かれ、主菜の鶏野菜巻きにこのイタリアの赤ワインを合わせました。「日本の家庭料理風の和食 × 赤ワイン」という、ちょっと面白い組み合わせでしたが、これが意外と合ったのです。

その他のドリンク:焼酎も充実

焼酎も 2 種類用意されていました。

  • 川越(かわごえ):宮崎県の川越酒造場による芋焼酎。さつま芋の甘みとコクがありつつ、米焼酎ブレンドでバランスの良い味わい。おすすめの飲み方はロック。
  • 屋久島大自然林 麦:鹿児島・屋久島の本坊酒造による麦焼酎。世界自然遺産の島・屋久島の軟水を使った、柔らかくクリアな味。麦チョコのような香ばしい香りと、カカオや黒糖を思わせる甘みが特徴。水割り/お湯割りがおすすめ。

機内食で味わう至福のコース

本格的な食事は、安定飛行に入ってからしばらくしてスタート。機内では和食コース洋食コースから選べるようになっていました。私は和食コース、妻は洋食コースを選択。

アミューズ:鴨スモークとスモークサーモン

まずはアミューズから。透明なグラスの中に入ったスモークサーモン ディルを纏ったハーブチーズボールは、サーモンの上に緑色のチーズボールが乗った華やかな一品。

そして手前のお皿には鴨のスモーク マンゴーサルサ添え。鴨スモークの上にマンゴーの角切りがのっており、甘みと塩味のコントラストが絶妙でした。

ここに先ほどの日本酒「豊口尚彦研究所」を合わせてスタート。コクのある日本酒と、鴨の旨味、マンゴーの甘さが見事にマッチして、最高の滑り出しとなりました。お酒に酔いつつも、自分に酔い始める・・という至高の時間を過ごせました。

和食コースの前菜・小鉢・酢の物

和食コースの前菜は、長皿に美しく盛り付けられていました。

前菜(中央の長皿)

  • 蛸山葵:つぶつぶとした食感の蛸を山葵で和えた一品
  • 秋刀魚柚庵煮:照りのある秋刀魚の切り身。柚子の香りがほのかに
  • 玉子焼き:しっとりとした厚焼き玉子
  • アスパラガス スモークサーモン巻き:緑のアスパラにサーモンを巻いた彩り豊かな一品

皿の上には、季節の野菜や蒲鉾のような小さなあしらいも一緒に盛り込まれており、目でも楽しめる仕上がりでした。

小鉢(左上の角皿)

鴨と焼き茄子のお浸し 胡麻だれ掛け── 鴨スライスと焼きなすに胡麻だれがかけられた一品。うさぎ型の練り物のような飾りが乗っていて、季節感の演出も感じられました。

酢の物(右上の黒い丸皿)

帆立貝と海老のりんご酢ジュレ掛け── 帆立と海老が重ねて盛られ、そのまわりをリンゴ酢のジュレが覆っています。さっぱりした酸味で、前菜全体を締めるポジションの一品。

妻は洋食を選択し、ロブスターテールのマリネやその他前菜を楽しんでいました。私も一口もらいましたが、品の良い味付けと食材の質に感動。「空の上でこれだけの料理が出るなんて…」という感慨に浸りつつ、メインを待ち望みます。

主菜:鶏野菜巻きと御飯セット

主菜:鶏野菜巻き[350kcal]

メインは鶏野菜巻き。鶏もも肉(または胸肉)をロール状に巻き、中に野菜を巻き込んだ一品です。甘辛いソースが下に敷かれ、上から軽くグレーズされています。

付け合わせとして、青味野菜(インゲンやオクラなど)、根菜や芋の煮物、そしてもみじ型に抜いた人参などが彩りを添えていました。季節感を大切にした盛り付けに、和食の職人技を感じます。

御飯セット

  • 左下:炊きたて風の白ごはん
  • 右下:味噌汁(ワカメ、豆腐、油揚げ、車麩のような具)
  • 中央:香の物(胡瓜の漬物+筍のような一品)

ここでは先ほど紹介した、赤ワイン(ポッジョ・アニマ・サマエル モンテプルチャーノ・ダブルッツォ)を合わせました。「日本の家庭料理風の和食 × 赤ワイン」という、ちょっと面白いマリアージュになりましたが、鶏の甘辛ソースとイタリアンワインの果実味が意外にも相性抜群でした。

妻が選んだ洋食のメインは牛フィレステーキ。私も一口もらいましたが、こちらも満足度の高い仕上がり。お互いにほぼ完食で、満腹気味になりつつも最後まで味わい尽くしました。


選べるデザート&軽食メニュー

デザートの選択肢

デザートとしては以下が用意されていました。

  • 抹茶ティラミス
  • チーズ(ホワイト、セミハード 2 種)
  • フルーツ

私たちは満腹すぎて・・コーヒーとチョコレートで締めましたが、抹茶ティラミスも気になるところ。次回のフライトではぜひ試してみたいです。

好きなタイミングで頼める軽食

1回目の食事後、好きなタイミングで頼める軽食メニューも充実していました。

軽いお食事

  • タイ風チキンのクロワッサンサンドイッチ
  • パッタイ
  • 果実とスパイス香る ヴィーガンカレー(ヴィーガン対応)

スープ

  • 菜乃舎 野菜スープ(ベジマーク付き)

麺類

  • ANA オリジナル 〜香る福岡〜 コク旨とんこつ風ラーメン:とんこつ風味のスープに、細麺・紅しょうが・香味油などトッピング

このとんこつ風ラーメン、ANA の機内食では定番の人気メニューですね。深夜便や到着前の小腹が空いた時に最高になりそう。(6時間だと満腹なので食べきれません・・・)

リフレッシュメント・おつまみ

  • アイスクリーム
  • もち吉 いろどりおかき
  • 米菓子(ハラール認証済)
  • ミックスナッツ
  • 「AND THE FRIET」ドライフリット プレミアムソルト
  • フォンダンビスキュイ

残り時間は座席をフラットにして、うとうとしながら過ごしました。スタッガード配列のシートは、隣を気にせず足を伸ばせるので、本当に快適です。


なぜこの便を選び、ビジネスクラスにこだわったのか

単価よりも体験を優先した選択

この便に支払った金額は夫婦二人で約50万円。PP 効率(獲得プレミアムポイント ÷ 運賃)や単価面では非常に贅沢な選択です。

しかし、ここまで続けてきた SFC 修行の”ラストフライト”だからこそ、「後悔のないクラスで」「心から楽しめる便で締めたい」という思いが勝ちました。

これまで私はセミリタイアを見据えて資産管理や節約を徹底してきました。しかし「旅に使うお金」「思い出に投資するお金」も存在していい ── そんなバランスを、この便で体現できた気がしています。

ビジネスクラスの特典と安堵感

ビジネスクラスには、普通席にはない優先待遇が付帯します。

  • チェックイン時の優先カウンター
  • 手荷物の優先タグ添付(PRIORITY)
  • 優先搭乗、優先下機
  • 優先的な荷物到着

これら特典のおかげで、乗り継ぎでのストレスが軽くなり、最後の時間をゆとりをもって過ごせたという実感があります。

ビジネスクラス搭乗体験が持つ「物語性」

旅の終わりをビジネスクラスで迎えるという選択は、SFC 修行の物語にとって意味深い一ページになりました。

搭乗直後のシャンパン、機内での乾杯、料理のひとつひとつ、あえて効率を度外視した選択 ── どれも “ただの移動” ではなく、”旅としてのクライマックス” を演出してくれました。

最終的に、アナウンスで到着を告げられ、「ああ、これで本当に終わったんだ」という思いがじわじわと湧き起こりました。羽田空港に降り立った瞬間、SFC プラチナ達成の実感が体を包み込みました。


まとめ

ANA ビジネスクラス バンコク → 羽田便での搭乗体験をレポートしました。

今回のポイントをまとめると:

  • 日本酒は 3 銘柄から選択可能。特に「豊口尚彦研究所」のコクのある味わいがおすすめ
  • ワイン・シャンパンも充実のラインナップで、料理とのペアリングを楽しめる
  • 和食コースは前菜・小鉢・酢の物・主菜と、目でも楽しめる繊細な盛り付け
  • 軽食メニューも充実しており、とんこつ風ラーメンは定番の人気
  • フラットシートで快適な睡眠時間も確保

SFC 修行のラストフライトにビジネスクラスを選んだことで、記憶に残る特別な体験となりました。効率だけでは語れない “締め方” の選択肢として、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

これから SFC 修行を始める方、すでに修行中の方も、ぜひ締めくくりとしてビジネスクラスの世界を体験してみてください。理屈を抜いて、思いっきり奮発してしまうのも良い経験となりました。
そして、「飛行機って、こんなにも快適で優雅なんだ」と感じられる瞬間が、きっとあります。

一緒に、素晴らしい旅をしましょう!

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  • #SFC 修行 #ANA ビジネスクラス #機内食 #バンコク羽田 #プラチナ達成
この記事を書いた人
でるた兄さん

航空旅行好きな40代サラリーマン。
40代のうちに妻とより自由な第二の人生を描くため、住みよい海外を探し中。旅行好きが高じて、総合旅行業務取扱管理者取得。
航空会社ANAの上級会員ステータス取得(SFC修行)のコツや、誰でも実践できる旅行の情報を発信していきます。

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